【辛口オネエ】「運」の全てを語る(4)「信じない派」が占いやスピリチュアルにハマるきっかけ(ページ3)

人生には、自分の力ではどうにもできないことや時期があるって。そこでようやく「他人の痛み」を知るのよね。

人は、泣いた分だけ強くなれるとか優しくなれるとかって歌の歌詞だとよくあるけど、それって本当で。失恋したことない子は失恋の苦しみを知らないし、イジメに遭ったことない子はイジメられる苦しみを知らないし。

知ったときに初めて「こんなに辛いんだ」って実感して人並みの優しさや思いやりの心を持つようになるわけよ。

かつて自分が誰かの失恋を笑ったりイジメをして愉しんでたりしたなら、我が身に降りかかってようやく「あのとき自分はひどいことしてたんだな」って反省できる。

ま、反省しない人もいるけど、そういう人はまた次回に反省するための機会がちゃんとやってくるから長い目で見ればみんな反省して、他人の痛みを味わうし理解する。

この「現世」にはみんな、いろんなことを経験していろんな感情を味わうためにやってきてるからね。

で、そうやって苦労知らずの順風満帆の前半生を送ってきて、あるとき占いやスピリチュアルに目覚めた人って、世間的に見たら「不幸があってそっちの世界にハマった可哀想な人」「あのまま順調に人生送るかと思ったら、変な道行っちゃった」とか思われがちだけど、実はぜんぜんそんなことなくて。

若い頃「生まれてこのかたこれといった苦労なし・他人の痛みを分からない人」だったからこそ、後から前半生ので経験しなかったことを経験する、ただそれだけのことなのね。