一生添い遂げると誓ったはずの結婚生活。
できる事なら心穏やかに夫婦生活を過ごしたいですよね。
しかし、そんな結婚生活に立ち込める不穏な影。
それが夫の不倫だとしたら、あなたはどうしますか?
夫婦愛も一気に冷め、慰謝料・養育費を取れるだけ取って離婚してしまいたいですよね。
だけどそんな中でも、夫が不倫をしていても離婚をしない妻が大勢いるのです。
そこで今回は、不倫が発覚しても離婚をしない妻たちの本音について探ってみました。
■子どもの為に別れたくない
夫の不倫が発覚した場合、ほとんどの妻たちは別れたいと思うでしょう。
しかし、どうしても別れを切り出せないのが子どもの為というもの。
子どもがいなくて夫婦だけならば、すぐにでも離婚に向けた準備ができるのに…というもどかしさを抱えた妻たちが大勢います。
大切な子どもの為を思うと、離婚になかなか踏みとどまれない。
父親がいない事で寂しい思いをさせてしまうのではないか。
離婚したら子どもの名字が変わり、学校の友人から好奇の目で見られてしまうのではないか。
家事手伝いやアルバイトをさせるなど、子どもへの負担が増えてしまうのではないか。
こういったリスクを考えると、今すぐに離婚を決断するのは間違っていると思ってしまうようです。
■経済的に不安定になる為、別れたくない
一家の稼ぎ頭である夫の収入が無くなる事を考えたら、安易に離婚するのは良くないかもしれません。
特に専業主婦で家庭を支えていた場合は、様々な経済的不安がつきまといます。
もちろん夫の不倫が原因で離婚となった場合は、慰謝料の請求が可能ですがそれだけでは生活も十分とは言えません。
離婚後は自分自身も稼がなくてはならないのです。
しかし独身時代はバリバリ稼いでいても、結婚して一度家庭に収まってしまうと就職先がすぐに見つかるかどうか。
女性への偏見がまだ根底に残る日本社会は、専業主婦で離婚歴のある女性に対してあまり良い印象を持たない企業も多いのです。
もし仮に就職先が見つかっても、女性だけの稼ぎでは当分は倹約の日々が続く事への恐ろしさ。
これまでとは一転して変わってしまうのであろう生活への不安から、離婚できないのが妻の本音のようです。
■夫に気持ちがある為、別れたくない
不倫をされてしまった場合、多くの妻たちは夫から触れられる事を拒絶する傾向にあるようです。
しかしそれでも夫の事を愛しているという妻もいます。
本来ならば憎むべきはずの夫の不倫。
夫を愛している妻は「いつかまた私だけを見てくれるようになる」と心の底で信じているのです。
妻の両親をはじめとする親戚、友人達はあなたの夫が不倫をしているとなったら、揃って離婚を進める事でしょう。
しかし「私があの人を愛しているから別れたくない」と言ってしまえば、もう周囲は何も言えなくなってしまいます。
そんな普段からの愛情の深さが原因で、夫がますます不倫に走ってしまう事もあるかもしれません。
■夫への復讐心が強い為、別れたくない
夫が不倫をしてしまった場合、多くの妻たちは慰謝料や養育費は取れるだけ取ってさっさと離婚したいはずです。
しかしそれをしないのは夫が憎すぎて離婚しないというパターンがあるからです。
確かに愛情がなくなってしまった相手とは、家庭でも顔を合わせるのは苦痛でしかありません。
その一方でよく考えると、自分と別れる事で夫は不倫相手と仲睦まじく暮らす姿が思い浮かぶでしょう。
自分は離婚をして独り身で、子どもがいる場合は子どもを抱えて汗水流して生活の為に必死に働いているというのに…。
そう思うと100%悪いはずの夫がどうして自分よりも幸せになるのか。
不倫をした夫が自分より幸せになるのが許せない。
夫に対して愛情も信頼もないけれど、妻自身の意地の為に離婚を選ばない人もいるようです。
■プライドが強い為、別れたくない
子どもの為でもなく、復讐の為でもなく、プライドを守る為に別れを選ばない場合もあります。
見栄っ張りで自信過剰な女性に多いのがこのタイプです。
浮気をされて離婚だなんて、会社や友人に何て説明をすれば良いのか、世間体をまず気にします。
ましてや自分自身の結婚歴にバツがつくのなんかみっともない!と考えています。
もしかしたらそんな世間体ばかりを気にして、夫や子どもを顧みない態度が不倫のきっかけになったのかもしれないのに、という振り返りは一切しません。
しかし、夫よりもスペックの高い男性が見つかった場合や、会社での昇進が決まったなどで世間体を保てる何かが起こった場合はあっさりと離婚する可能性もあります。
いかがだったでしょうか。
婚姻届けという紙一枚で繋がっている関係とはいえ、離婚はそう簡単ではないようです。
覚悟を決めて離婚した方が幸せになる場合も多くありますが、それらは全て夫婦が決める事。
他人がとやかく口出しして良いものではないようです。
もし自分が不倫をされて離婚しようかどうか迷っている、という場合はよく考えて自分が幸せでいられる方法を見つけましょう。