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お正月は昔から日本人が一番大事にしてきた行事の一つです。
無事新年を迎えられたことに感謝し、これからの一年も無事に過ごせるように祈ってきました。
干支が変わると新しい年神様がやって来るとされ、年末年始には年神様を迎えるための準備をしてきました。
年神様に気持ち良く過ごしてもらうと、運気が上がって良い一年になるということで、日本には古来より様々なしきたりがあります。
この記事では、運気が上がる年末年始の過ごし方「年始編」、お正月にしてはいけないことをご紹介したいと思います。
◎新しいものを身につける
元旦に新しいものを身に着けると、幸運を呼ぶと言われています。
服や下着や靴など身に着けるものや、箸や歯ブラシなどの日用品を新調すると良いでしょう。
初詣に出かける時は、新調した服や下着を身に着けたほうが御利益ありそうです。
◎初日の出を拝む
お正月に初日の出を拝むようになったのは、1年の始まりに行われる四方拝(しほうはい)と言われる宮中行事が庶民の間に広がり、形を変えて継承されてきたもので、明治以降の比較的新しい風習のようです。
初日の出を拝むと、神聖な気持ちで1年のスタートの日を迎えられそうですね。
ぜひ早起きして初日の出を拝み、太陽のパワーをたっぷり取り込みましょう。
◎地元の神社・お寺へ初詣
お正月と言えば、普段あまり神社やお寺にお参りしない人でも、初詣には行く人が多いと思います。
特に有名な神社やお寺は沢山の参拝者でごった返し、寒い中何時間も並ばなければいけないことも。
ですが、わざわざ有名な神社やお寺に出かけなくても、今住んでいる場所の近くの神社やお寺、土地を守ってくださっている氏神様に参拝するのがベターです。
あるいは実家の近くの神社やお寺でもOK!
「いつもお守りいただいてありがとうございます。」と感謝し、「今年も一年間無事に過ごせますように。」とお願いしてきましょう。
お礼も言わず、欲張ってたくさんお願い事ばかりしても、何の御利益もありません。
開運するには、感謝の気持ちが大切です。
◎お雑煮・おせち料理をいただく
おせち料理も健康長寿、金運アップなどのを願いが込められているものなので、好き嫌いもあるかもしれませんが、なるべく一口だけでもいただくようにしましょう。
黒豆はマメに働けるように、数の子は子孫繁栄、田作りは五穀豊穣、伊達巻きは学問や教養を深めたい、栗きんとんは金運・財運アップ、ブリの照り焼きは出世、鯛はめでたい、エビは長寿、タコは多幸など、それぞれ意味があります。
◎お正月にやってはいけないこととは?
○掃除
お正月には掃除はNGです。
せっかく家に福の神(年神様)が訪れてくれているのに、追い払う行為になってしまうからです。
掃除は年末に済ませましょう。
どうしても汚れが気になるなら、さっとふき取る程度にしましょう。
○料理や入浴
お正月は火や水を使うのもNGとされています。
お正月ぐらいは火の神様・水の神様を休ませてあげたほうが良いからなどいくつかの説がありますが、いずれにしてもお正月くらいは家事をやらずにゆっくり過ごしたいですね。
特に流水はせっかくの運気を流してしまうので、洗い物などはゴム手袋をつけて、直接流水が肌に触れないようにすると良いそうです。
また、入浴も大晦日に済ませ、元旦は特に湯船には浸からないほうが良いでしょう。
○買い物や喧嘩
一年の初めにお金を使うと、何かとお金が出ていく年になるようです。
また、事故を起こせば事故に縁のある年に、喧嘩をすると喧嘩の絶えない年になってしまいます。
せめて元旦くらいは出費を控え、喧嘩しないように気を付けたいですね。
○海外旅行
NG行為というほどではありませんが、お正月には日本にいることで土地神様のエネルギーや御利益をいただけると言われているので、できれば海外には行かず、日本で新年を迎えたほうが運気アップには効果的です。
◎2018年も幸せいっぱいの年に!
いかがでしたでしょうか?
日本に昔から伝わる年末年始の運気が上がる過ごし方についてご紹介してきましたが、現代ではライフスタイルも変わり、全て実践するのは難しいかもしれません。
ですが、現代まで伝えられてきた伝統を、後世にも伝えていくことは大切なことなので、上手に取り入れて無理の無い範囲で実践していきたいですね。
年末年始の開運行動で、2018年も最高に幸せな年になりますように!
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