運気が上がる年末年始の過ごし方「年末編」~除夜の鐘の回数の意味と由来

運気が上がる年末年始の過ごし方「年末編」~除夜の鐘の回数の意味と由来

早いもので、2017年も残すところあと少しとなりました。
毎年この時期になると、今年はあんな事やこんな事があったな、来年はどんな年になるのかな? などと、一年を振り返ってあれこれ考える機会が多いことと思います。

来年こそは素敵な出会いがあるといいなとか、来年もみんな平穏無事に暮らせますようにとか、願い事は人それぞれでも、来年も笑顔でいられる充実した幸せな年にしたいとの思いは、みんな同じではないでしょうか?

そこで、この記事では、新年の運気が上がる年末年始の過ごし方「年末編」をご紹介したいと思います。
また、除夜の鐘の回数108回にはどんな意味があるのか、その由来についてご紹介していきます。

◎年末には欠かせない大掃除

年末の大掃除といえば、ほとんどの人が憂鬱になると思いますが、新しい幸運を呼び込むためには、大掃除は欠かせません。
使わなくなった物や着なくなった衣類、古い新聞や雑誌など、不要なものはどんどん捨てて断捨離しないと、幸運が入る隙間がなくなってしまいます。

あと、玄関やトイレ、キッチン、バスルームなどを掃除して、スッキリ清々しい気持ちで新年を迎えましょう。
諸事情で家の中全部ピカピカにするのが難しければ、最低限玄関と水周りだけでも綺麗にしましょう。

◎お正月飾りは30日までに

お正月のお飾りや鏡餅を飾るのは、クリスマス過ぎから28日くらいまでが良いとされていますが、遅くとも30日までには済ませましょう。
もちろんきれいに掃除してから飾るようにしてください。

ただし、29日と31日は避けましょう。
29日は二重苦で縁起が悪く、31日は一夜飾りで神様に失礼だと言われているからです。
新しい年の神様は、年が明ける前にはすでにやって来るので、31日になってから慌てて飾っても遅いのです。

◎心の大掃除でスッキリ

時間的余裕があれば、ノートなどに今年の反省点を書き出して、心の中に溜まったマイナスの感情を断捨離するのもおすすめです。
書き出したら線を引いて消していき、来年まで持ち越さないようにしたいですね。

心の大掃除をしてスッキリすれば、いい年を迎えられそうです。

◎運気が上がる大晦日の過ごし方とは?

年末は大掃除にお正月の買い出し、おせち料理作りなど何かと忙しく、特に仕事をしていると時間的に余裕が無くて、ギリギリまでバタバタしてしまいがちですが、大晦日は新旧の神様が同居する日です。

大晦日になっても神様を迎える準備ができていないと、御利益を逃してしまうと言われているので、忙しくてもできるだけ新年の準備は30日までに済ませ、大晦日はゆっくり過ごすのがおすすめです。

○お風呂に入る

大晦日に入るお風呂は年の湯といって、垢を落として綺麗さっぱり気持ち良く新年を迎えるという意味があります。
お正月(特に元旦)にはお風呂に入らないほうが良いと言われているので、大晦日にはぜひお風呂に入っておきたいところです。

 

○年越し蕎麦を食べる

大晦日に年越し蕎麦を食べる意味は、蕎麦は長く伸ばして細く切って作る食べ物なので、細く長くということから健康長寿や家運長命を願って食べられるようになったと言われています。
また、蕎麦は他の麺類に比べて切れやすいことから、厄災を断ち切る意味もあるそうです。

 

○家族そろって過ごす

年末年始は、家族全員でのんびりゆっくり過ごすのが望ましいところです。
家族と一緒に一年を振り返って、色々話し合うことで、より絆が深まるでしょう。

紅白など観ながら家族で楽しく団欒し、除夜の鐘を聞きながら年を超すのも良いですね。

 

◎除夜の鐘の回数の意味とは?

除夜の鐘とは、日本全国のお寺で、大晦日から新年に変わる深夜を挟んで108回撞かれる鐘のことで、107回を12月31に、残り1回は新年に撞きます。108回撞くようになった由来として、次の3つの説があります。

1.煩悩の数を表す

この108という数字は、人の煩悩の数だと言われており、煩悩とは仏教では、人の悩みや苦しみを生み出す心の穢れとされています。
鐘を撞くたびに煩悩を取り去ることができ、清い心で新年を迎えるめに、除夜の鐘を撞くのです。

 

2.一年間を表す

108という数字は一年間を表している、つまり月の総数(12)、二十四節気(24)、七十二候(72)を足した数が108になることが由来だという説もあります。
二十四節気は、春夏秋冬の4つの季節をそれぞれ6つに分けた24の期間で、七十二候は二十四節気をさらに分けたもの。

 

3.四苦八苦を表す

除夜の鐘を撞くのには、「4×9+8×9=108」という語呂合わせから、四苦八苦を取り払う意味が込められているという説もあります。
「生、老、病、死」の4つの根本的な苦しみに、「愛別離苦、怨憎会苦、 求不得苦 、五蘊盛苦」の4つを加えた八苦が四苦八苦。

108回は煩悩の数を表すという説が一番有力ですが、除夜の鐘を聞くことで、いよいよ今年も終わるんだなって、気持ちが引き締まりますね。

一年間の罪を懺悔し、煩悩を取り除き、良いお年をお迎えください。