神社仏閣へ行った時に必ず見かける【おみくじ】。おみくじがあったらなんとなく引いてしまいますよね。
おみくじに書かれている言葉ってなんだかよく意味が分からないことありませんか?
そんな言葉に隠された意味に迫ってみました。
■ おみくじとは
おみくじの歴史は古く、平安時代から始まったと言われています。
天台宗の高僧元三大師(がんざんたいし)良源が作ったとされています。
元は国の政治を占うものとして作られたと言われ、現代のようなおみくじのスタイルになったのは江戸時代頃からと言われています。
おみくじというと神社のイメージが強くありますが、元はお寺が発祥。
現代でも神社のおみくじには和歌が、お寺のおみくじには漢詩が書かれているという違いがあります。
■ 気になるおみくじの内容
おみくじの内容はわかりにくい表現がされていて「どんな意味なのかな?」と思うことありませんか?
そんな気になる内容についてご紹介していきます。
① 待ち人
待ち人といえば「恋人」や「好きな人」を連想しがちですが、おみくじの待ち人は「運命を変えてくれる人」や「良い方向に導いてくれる人」を指します。
② 出ずべし/出でず
出る場合⇒出ずべし 出ない場合⇒出でず
例:失せもの 出ずべし = 「失くしてしまったものが出てきますよ」という意味になります。
③ 凶向吉<きょうむこうきち>
「今もしくはこれから悪いかもしれないけれど、だんだん良くなっていきますよ」という意味。
雨のち晴れ的な意味合いを指します。
④ 本復・本服<ほんぷく>
「病気が回復したり、財産・地位・名誉が戻ってきますよ」という意味を指します。
⑤ 音信<おとづれ>
音信がある・ないという意味とされています。
「待ち人来ず 音信あり」であれば、待っている人は現れないけれど、何かしらの前触れがありますよという意味にとることが出来ます。
音信は前触れや情報などを意味しています。
■ おみくじの良し悪し
おみくじは取り扱う寺社によってその種類は異なります。
一般的には以下の通りに運勢の良し悪しを意味しています。
良:大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶:悪
もしも大凶を引いてしまったからと言って落ち込む必要はありません。
おみくじは吉凶の判断だけで引くのではなく、今後どんな風に過ごしていけばよいか気を付けるべきアドバイスが書かれています。
内容をしっかり読んで気を引き締め、戒めの言葉として真摯に受け取ることで運が開けてくるのです。
前向きに捉えましょう!
■ おみくじは持ち帰る?木に結ぶ?
おみくじは引いた後寺社の木に結んでも持ち帰ってもどちらでも問題ないとされています。
境内の木に結ぶのは、「神様と縁を結ぶ」という意味で行われているものです。
結んだおみくじは定期的に神社やお寺で回収しお焚き上げをしてくれています。
ここで、おみくじを結ぶ時に気を付けなければならないとされている3つのことについてご紹介します。
① 破ってはいけない
② 縦むすびにならないようにする
③ 引いたおみくじの運勢が良くない場合は利き手と逆の手で結ぶ
良くない結果の場合は「困難に打ち勝つ」という意味を込めて利き手と逆の手で結ぶと良いとされています。
なかなか難しそうですが、是非参考にしてみてください。
木に結ばずに持ち帰ってじっくりと読み返してみることで、隠されたメッセージに気が付くことが出来る場合もあります。
良い結果のおみくじはお守りとして持ち歩くことも良いとされています。
おみくじを持ち帰った時は粗末に扱わず、大切に扱いましょう。
また新しいおみくじを引いたら神社仏閣でお焚き上げをしてもらうようにしましょう。
■ おわりに
おみくじに書かれている言葉の意味や引いた後のおみくじの取り扱いについてご紹介しました。
神社仏閣へ訪れた時にはおみくじを引いて、書かれている内容をじっくりと読んでみてください。
おみくじは神様からあなたへのメッセージです。
これからのあなたの人生を豊かにしてくれるヒントがたくさん詰まっているはずです☆彡