「土星でわかるあなたのストレス耐性と困難時期２」では、出生のホロスコープで土星と月がハードアスペクトを取っている場合の影響について見ていきました。
今回は、土星と月がソフトアスペクトを取っている場合の影響について見ていきましょう。
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■出生時の月と土星がソフトアスペクトの場合
これまでお話してきたように、月は精神を、土星は義務や忍耐、プレッシャーを示します。
そんな月と土星が、出生時のホロスコープ上で、６０度や１２０度のソフトアスペクトを形成している場合は、一言で言うと落ち着いた正確になります。
イメージ的には山羊座っぽい感じと言えば分りやすいでしょうか。
感情的になることがあまりなく、慎重で思慮深く、真面目で責任感があり、お堅くノリの悪さはあるけれどきちんと自分の義務を果たそうとする実直な性格です。
真面目すぎる傾向があるため、行き過ぎると友人関係を保つことが難しくなり、娯楽もあまりない人生になってしまうかもしれません。
仕事の上では、非常に職務に忠実に実務的に決められたことをこなすので、公務員や官公庁、事務や秘書のようにこつこつと真面目に仕事をこなすことを求められる仕事に向いています。
人付き合いについても真面目で、自分にも他人にも甘くない性格のため、甘えたり甘えられたりということが苦手な傾向にあります。
べたべたした関係を好まないため、仲のいい友人というものができにくいかもしれません。
同じく真面目な相手でないと合わない面が強いので、相手も太陽か月に土星が良い影響を与えているタイプが良いでしょう。
基本的には、６０度や１２０度の場合は、土星の効果が抑制というよりは節度として作用するため、自分の感情面への抑圧を感じて苦しむということはないでしょう。
規律のある健全な望ましい生活を送れ、天王星や海王星などの不安定な惑星が絡んでいない限りは感情の揺れも少ないので、安定した人格が形成されます。
私自身、知人に土星と月がタイトなセクスタイルの人がいますが、その人は困難な状況にあっても常に落ち着いており、動じるという部分がありません。
太陽と土星がソフトアスペクトの場合にも似たような出方をしますが、太陽が公的な側面を示す仕事に対する態度として出るのに対し、月と土星がソフトアスペクトを形成している場合は、プライベートにおいてその効果を発揮することになるでしょう。
つまり、職場では明るく朗らかな性格であっても、月が土星と関わっている場合は、家庭では厳格で物静かで非常に落ち着いた人物になるということです。
逆に、太陽と土星がソフトアスペクトを形成していて月は天王星や火星などとアスペクトを形成しているような場合は、職場ではしっかり者で真面目で落ち着いた印象であるのに対して、プライベートでは怒りっぽかったり感情的に不安定な傾向が強いということもありえます。
ただ、公的な顔と私的な顔を完全に使い分けるということはなかなか難しいので、特に月の影響が公的な面に出てくるということは十分にありえます。
なお、ソフトアスペクトでも吉凶混合の０度の場合は、慎重すぎて引っ込み思案な性格になります。
融通が効かずに、ルールを遵守しすぎる面が強くなり、柔軟な考えができない傾向が強くなります。
子供のころから自分の感情面に素直に従うよりも大人や世の中のルールに従ってしまう部分が強いため、若いころは伸び伸びと行動することができずに苦労する面もあります。
ただし、大人になるとむしろそういった真面目な面が特に仕事の上で信頼を得られる機会に恵まれるようになるため、２０代後半くらいから楽になっていくでしょう。
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■出生の月・土星と運行の月・土星の関係
次に、生まれたときの月や土星が運行中の土星や月とアスペクトを取った時の影響について見てみましょう。
出生時の土星と運行中の月、または出生時の月と運行中の土星が、６０度や１２０度のソフトアスペクトを形成している場合は、ソフトアスペクトであっても土星の重圧がかかってくるため、心理的にプレッシャーを受けやすい時期になります。
精神、心の状態を表す月が土星からの制約を受け、自由な感情が抑え込まれます。
結果的に受け身になりがちですが、色々な面で義務感が強くなり、。あた踏ん張りもききますから、未来に向けての建設的なことには着手しやすい時期でもあります。
ただし、重圧を感じる状況にただ押し流され、望まない状況にじっと耐えているだけでは土星の試練は良い方向には向かいません。
与えられる苦しみはあなたが乗り越えるべき問題ですから、解決のために様々な手段を用いることが大切です。
ただし、この時期は大きな責任・役割を与えられがちな時期でもありますので、社会的な面にも気を配るように気を付けた方が良いでしょう。そういった意味でも、気疲れが増え大変な思いをする時期です。
出生時の土星と運行中の月、または出生時の月と運行中の土星が、９０度や１８０度のハードアスペクトを形成している場合は、辛さがさらに増すことになります。
病気にもなる可能性があるので、無理はしすぎないようにしましょう。
ただし、たとえ体を壊しても、それによって自分の身の丈に合った活動の仕方を心得るようになるなど、この時期の困難は、長い目で見るとあなたの人生において必要なものをもたらしてくれるものになります。
失うものはありますが、それはこれまであなたがしてきた行動の中で、将来のためにならないものを排除するための喪失です。
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