就職や転職、入学や転校など。いくつになっても「新しい環境」というものには不安や緊張が付きまとうもの。けれども、失敗やミスを恐れてしまうあまり、完璧主義に陥ってはいませんか。
「失敗して怒られたくない」「職場の人から嫌われないようにしなきゃ」と、常に不安な気持ちで日々を送るのは、ストレスがたまっていくばかりですよね。
もちろん、失敗やミスの回数は、その数が少ないに越したことはありません。けれども、大切なのは失敗やミスをしたときに「どのようにして自分のものにするか」ということではないでしょうか。そこで今回は、失敗して凹んだ気持ちをサクッと切り替える方法についてシェアします。
1:仕事でミスをするのは「当たり前」
これまで仕事も勉強も要領よくこなすことができていた「優等生タイプ」の人ほど、失敗やミスを犯したときに大きな挫折を味わってしまう傾向があります。それは、何か失敗やミスをしてしまった際に「失敗やミス=恥ずかしいこと」と、脳内で変換してしまうため。
ですから、それらの失敗がとても恥ずかしいものだと感じたり、劣等感やコンプレックスを感じたりしやすくなるのです。
けれど、本当に「失敗やミス=恥ずかしいもの」なのでしょうか。
実際のところ、365日いつでも「100点満点のわたし」を目指す必要は、まったくありません。なぜなら、誰だって失敗やミスをすることは当然だし、その回数も1度や2度ではないはずだから。
それに、ミスを注意してくる上司がいたとしても、その上司だってきっと、あなたの知らないところで何かを「やらかしている」かもしれませんよ。
まずは、「失敗やミスは恥ずかしいこと」だと変換してしまう習慣を、意識して変えるようにしてみましょう。
2:失敗やミスは、「気づき」と「発見」のチャンス
みなさんには、どうしても忘れられない「やらかしてしまった出来事」はありませんか? もちろん、私にもここには書くことができないような「やらかしてしまった出来事」は数知れず(笑)。けれども、いずれの失敗やミスも「ある意味、やらかしてしまってよかったかも」と、今なら思えます。
失敗やミスにはたくさんの気づきや発見がたくさん隠れています。
ですから、「こうすると、こんな失敗をしてしまうんだ。それならば、次はこんなやり方でやってみようかな?」と、気づきを得ることができます。
いちど失敗から気づきや学びを得られると、同じことで再度ミスしてしまうのを防ぐことができますし、あなた自身の成長にもつながります。
だからこそ、失敗やミスをそのままにしておくのではなく、積極的にそこから気づきや学びを見出していく姿勢を意識してみましょう。