日差しの強い季節になると、気になるのが紫外線ですよね。
ちょっと外出するだけでも、日傘や帽子はもちろん、首や腕などもUVカット加工されているもので肌を守ります。
さらに、真夏の強い日差しの元のバカンスともなると、サングラスは必需品です。
高級ブランドのサングラスをかけると、気分もアゲアゲになります。
ファッション性も高いサングラスですが、本来の目を守るための役割についてショックなことが。
サングラスには寿命があるって知ってました？
一度いいものを買ってしまえば、ずっと使えるでしょ？と思ったら大間違い！
それに性能に関してはピンからキリまで、差が大きいんです。
むしろかけるのが無駄なくらい、ダメダメなものもあるので、買うのがもったいない！
暑い夏に大切な目を守るためにの必需品サングラス。
絶対知っておいて欲しいことを紹介していきますね。
【あなたのは大丈夫？サングラスには寿命がある】
サングラスはしょっちゅう買うものではありませんよね。
似合うもの、気に入ったものを、できるだけ厳選して選んで買います。
中には、その場でラックに陳列されているものを、気軽に買ってしまうこともありますが。
高級ブランドなら、フレームにお馴染みのロゴが入っているのが特徴で、かけない時は頭に載せてファッション小物にもなりますしね。
毎年、夏になると使うサングラス、永遠に使えるかと思ったら、実はUV加工に寿命があるんです。
サングラスのレンズのUVカットには2種類の作り方があります。
1.UVカット加工製品＝レンズ表面ににコーティング剤を塗ったもの
昔のレンズはこのタイプが主流でした。
コーティング剤を塗っているということは、はがれてしまう、ということになります。
どんなに丁寧に使っても、摩擦や熱で5年ほどで紫外線を防ぐことができなくなります。
また、落としたり、砂が掛かって表面が傷ついたりすると、もっと寿命は短くなります。
傷があるとそこから紫外線が入ってしまうので、掛けていても意味がありません。
今すぐレンズに傷がついていないか、チェックしてみましょう。
2.UVカット素材＝レンズの素材に紫外線吸収剤を練りこんだもの
最近のレンズは紫外線吸収剤が練り込まれているタイプが主流になっています。
表面に多少傷がついても、紫外線カットができますし、コーティングタイプに比べ長持ちします。
夏しか、しかも期間も短かく、手入れをしていれば、持ちはいいようですが、それでも紫外線を吸収するのにも限界があるので、頻度の差で最低5年でそれから若干伸びるといったところでしょうか。
とにかく目には見えないので、UV効果を確認したいなら、メガネ売り場などにあるUV測定器で測るといいので、お店で相談してみてください。
・色付きレンズ＝レンズに着色して光を暗く感じさせるがUV効果はない
よく店頭のラックに並んでいるサングラスは、色付きレンズといい、レンズに着色しているタイプです。
一般にこれがサングラスと思われがちですが、ただ目に入ってくる光の量を抑えるために着色しているだけ。
UVカットの効果は全くありません。
それにレンズの色が濃くなるほど、目がより多くの光を取り入れようとするため、瞳孔が開いてしまい、却って紫外線を取り込んでしまうので、余計に目に負担が掛かってしまいます。
安くて手入れが簡単で、眩しい日差しを遮るのにはいいですが、目には負担をかけるサングラスといえます。
【紫外線を通しにくいサングラスとは？】
紫外線と言っても、単純なものではありません。
実は3種類あって、波長がそれぞれ違います。
・UV-A 波長400～315nm
・UV-B 波長315～280nm
・UV-C 波長280nm未満
波長が短いと、オゾン層まで届かないので、UV-Cは地上にまで届いておらず、一般の紫外線はAとBのどちらかということになります。
すでに手元にあるサングラスはお店にいかないと計測できませんが、これから買うものについては、紫外線透過率が書かれたタグがついているので、比較することができます。
その中に「UV400」がありますが、それはUV-Aまで防げるということで99％カットできるという意味になります。
もし「UV380」とあったら、UV-Aのカット率は90％に下がるので、UV400の方を選びたいです。
また、紫外線透過率は、紫外線をどのくらい通すかを表しています。
透過率1.0％以下や、透過率0.1以下とあったら、99％以上カットできるというわけです。
数字低ければ低いほど、カット率が高くなるということになります。
UVカット加工と表示されていても、そこにある数字で差が出てきます。
それがないものについては、眩しさを抑えられても、紫外線はしっかり浴びてしまうということになりますね。
【おしゃれなサングラスを活かす方法は？】
随分前に買ったお気に入りのサングラス、もう使えないの？
おしゃれで身につけているだけでもファッショナブルなデザインなら大丈夫。
サングラスとしてでなく、頭に載せたり、バッグにかけたりと小物として使えばいいのです。
高級ブランド物のサングラスなら尚更です。
また、一体型でなければ、レンズ交換ができるものもあります。
メガネ店でできるかどうか、問い合わせるといいでしょう。
折角のサングラス、使えるならその機能を活かして、この夏快適に過ごしてくださいね。
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