自分の話を聞いてくれる人がいると本当にありがたいなぁと思います。
人は、聞くよりも話したいと思う生き物です。
人の話をキチンと聞ける人は、仕事場でも頼りにされていたり、恋愛面でもなぜかモテていたりと、人気者じゃないでしょうか。
聞き上手は愛され上手。話を聞くコツ、ご紹介していきます。
■人は自分の話を聞いてほしいものです
ストレスが溜まったり悲しい出来事があったとき、誰かに話を聞いてもらうだけで心が軽くなった経験はありませんか?
誰かに話をすることで、心理学的に3つの効果が得られるといわれています。
①カタルシス効果
カタルシス=浄化する という意味合いです。誰かに話をすることで心の中に溜まったモヤモヤが排出されて、心の浄化作用をもたらすという作用があります。
②バディ効果
孤独やさみしさを解放する効果です。悲しい出来事があったとき、誰かそばにいて話を聞いてもらうだけでその効果が得られるといわれています。
③アウェアネス効果
誰かに話を聞いてもらっているうちに、自分の考えが整理出来たという経験はありませんか?アウェアネス=気づき・理解という意味合いを持っています。人に話をすることで自分で気づき、答えを導きだせるという効果があります。
話をすることで得ることができる3つの効果。話せばすっきりするということに納得できます。
聞くだけで相手にこんな感情になってもらうようになるためにはどうしたらいい?と思った方へ。
聞き上手になるためのコツをご紹介していきます。
■聞き上手になるための5つのポイント
①相手の話に集中する
話しての話に集中しましょう。スマホをいじったり、パソコンをしながらなど「ながら」で話を聞かず、きちんと体を相手に向けて話に集中します。
②相槌をや合いの手を打つ
相槌・合いの手は「話を聞いていますよ」というサイン。同じ相槌だけではなく、多様な相槌を打つことでますます「話を聞いてもらっている」と相手が思ってくれます。
③話を遮らない
相手の話を遮らずに最後まで聞きましょう。話の途中で、「え、それってさ・・」など、つい意見を言いたくなります。相手へのアドバイスは話をきちんと最後まで聞いてから行いましょう。
④自分の価値観を押し付けない
人それぞれ価値観があります。自分の価値観と違うことに対し人は違和感を覚えます。価値観が違うと思っても、相手には相手の価値観があります。そのうえでアドバイスをする時には、「自分だったらこうするかな」など、自分だったら~の話をすることで、違和感なく相手に気づきを与えることへつながります。
⑤ポジティブなボディランゲージを使う
目をきちんと合わせてたり、体を相手へ傾けたりすることで、話を聞いてもらっているという合図を相手に送ることが出来ます。逆に、腕を組んだり、目を合わさないで話を聞くと、受け入れられていないと相手に思わせる可能性が高くなりますので、注意しましょう。
■ミラーリング効果を使おう
ミラーリング効果とは心理学用語で、相手が自分と同じ仕草や言葉を話すことで好感を抱くという意味があります。ミラーリング効果を使った会話の例をあげると、
「あそこのコーヒーとケーキ美味しいよね」
「美味しいよね。私も好きだよ~」
など、同じ言葉を繰り返して会話を進めることです。
話を聞いている時にもこのミラーリング効果を使うことで、相手に「自分の話をキチンと理解してくれている」と安心感を与えることが出来ます。
■聞き上手は人気者
聞き上手の人は、会話から別の会話へつなげていくことも上手く、人に気持ちよく話をさせてくれます。誰かに話を聞いてもらいたいなと思ったとき、誰だって気持ちよく話を聞いてくれる人の元へ行きたいと思いますよね。
こうして、聞き上手の人は仕事場でも自然と人に囲まれ、恋愛でもまた会いたいと思われたりと、結果的に人気者になっているのです。
■おわりに
聞き上手になるためのコツをご紹介しました。
誰かに話を聞いてもらうことだけで救われることがあります。
聞き上手になるということは、結果的に誰かを救っているということへつながっているのです。そして、人の話を聞くことは、自分の人間性や知識を向上させていくことへもつながっていきます。
あなたも、聞き上手になって愛され上手になりませんか?