恥ずかしいいびきを止めたい!実は体によくない3つの悪い兆候と対策とは

恥ずかしいいびきを止めたい!実は体によくない3つの悪い兆候と対策とは

恥ずかしいいびきを止めたい!実は体によくない3つの悪い兆候と対策とは
友達と旅行したとき、「いびきがひどかったよー」と言われたことありませんか?
いびきは自分ではわからないもの。
他人に指摘されて初めて知ったという人も多いようです。
折角の楽しい旅行もいびきで台無し、なんて悲しいです。
いびきは中年男性がかくもの、と思いがちですが、実は女性でもかなりいるとか。
原因を知って、早く改善したいですよね。
それに、いびきは病気の原因や兆候にも関わっています。
恥ずかしいいびき、実は体によくない3つの兆候と対策について説明していきましょう。

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【いびきをかくとき、どうなってる?】

自分がいびきをかいている姿は見ることができません。
一緒に寝ている友人に聞くと
「口を開けていて、すごいから塞いじゃおうかと思ったくらい」
と言われませんでしたか?
いびきの原因、それは呼吸の通り道である気道が狭くなることで、呼吸時の空気の流れがかわり、そこにある軟口蓋(なんこうがい)が振動して音を出します。
これがいびきとなって吐き出されるのです。

また、かきやすい人の特徴もわかっています。
・首が短く太め
・下あごが小さい
・のごちんこ(口蓋垂)が長い
・舌が大きい
・鼻が曲がっている
・太っている
・普段から口が開き気味
寝ているときに、気道を塞ぎやすくする要素ばかりです。

また、翌朝、喉が痛くなっていませんか?
それは鼻呼吸ができずに口呼吸で寝ているからです。
口呼吸になってしまうと、舌が喉の奥に落ち込むため、気道が狭くなります。
うるさい!と叫んで口を閉じさせるといびきが止まりませんか?
鼻づまりがひどくて口呼吸で寝ているなら、早く治してしまいましょう。

普段いびきをかかない人も、疲れすぎていたり、お酒を飲み過ぎたりしたときにかくことがあります。
単純性のいびきは原因を取り除けば解消するので、心配する必要はありません。

【体によくないいびきの兆候3つとは?】

睡眠時の呼吸の基本は、鼻呼吸です。
口を閉じ、鼻で呼吸することで、快適な睡眠が得られます。
慢性的ないびきは、どんな兆候があるのでしょう。

1.副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻がつまることで、自然と口呼吸になり、いびきをかきやすくなってしまいます。
口で呼吸すると喉が腫れやすくなるので、喉からの風邪、扁桃腺の腫れ、喉枯れで声が出にくくなります。
花粉症などの季節的なものであるなら、寝る前に抗アレルギー薬を飲用したり、加湿するといいです。
慢性的な鼻づまりは副鼻腔炎の可能性があるので、耳鼻科での治療が必要になります。
喉をこれ以上傷めないためにも、早めに受診しましょう。

2.上気道抵抗症候群

睡眠中に上気道の抵抗により、呼吸はしていてもしっかり睡眠が取れていないため、何度も目が覚めて寝不足になります。
そのため、目覚めが悪かったり、日中に強烈な眠気に襲われたりします。
倦怠感や体の疲れを日常的に感じてしまうため、仕事などに影響がでてしまうことも。
慢性的な睡眠不足は、脳にも悪影響を及ぼしますし、突然の睡魔で危険な目に合うなんて嫌ですよね。
まずは、自分の状況がどのレベルなのか、耳鼻科に受診してみましょう。

3睡眠時無呼吸症候群

いびきが兆候となる病気で一番怖いのが、この睡眠時無呼吸症候群です。
この病気の怖さは、寝ている時に呼吸が一時止まり、一晩に5回以上繰り返されることです。
一緒に寝ていた友人に聞いてみてください、呼吸していたか。
もし、「いびきをかきながら急に静かになった時があった」と言ったら、その兆候かもしれません。
上気道抵抗症候群は、まだ初期症状で、この時に治療をすれば大丈夫。
でも放っておくと、睡眠不足による弊害だけでは済まなくなります。

呼吸が止まると、酸素が不足して、動脈硬化や不整脈の原因になります。
また、不眠による血圧や血糖の上昇もあり、新陳代謝が悪化するため肥満にもなります。
昼間も突然の強い眠気で意識がなくなり、交通事故も多く聞かれるようになりました。
たかがいびきくらい、なんて言っていられませんよ。
できるだけ早く耳鼻か、睡眠障害に対応できる医療機関への受診をお勧めします。

【いびきをかかないためにできることは?】

いびきをかく人に、すぐに改善できる方法があるの紹介しましょう。

1.横向きに寝る

気道が塞がりやすくなる要因に、仰向けがあります。
仰向けで寝ていると、頭部が下がって、口が開きやすくもなります。
横向きに寝ると、気道が塞がりにくくなるので、意識してやるようにしてみてください。

2.鼻呼吸ができるようにする

寝ているとき、無意識に口が開いてしまうと、いびきをかきやすくなります。
まずは鼻で呼吸をすることを意識してください。
鼻がつまり気味の人は、鼻が通るよう、鼻炎用対策の薬やグッズを使うといいでしょう。

3.加湿する

冬の寝室は乾燥しています。
そのときに口呼吸でいると、喉に炎症は起きて気道が狭くなり、いびきをかきやすくなるので、加湿してください。

4.マスクをする

加湿器がないという人は、マスクをすると効果があります。
寝にくいかもしれませんが、呼吸は断然違ってきますよ。

 

【旅行中にいびきを止めよう】

友人に「今うるさいから何とかしてよ!」と言われたときのとっさの対策法です。
もし、ドラッグストアがあったら、鼻腔を開いて呼吸を楽にするパッドを購入しましょう。
夜、それを小鼻に貼ります。
さらに、スカーフやフェイスタオルなどで、顎を包むようにし、口をしっかり閉じて、頭のてっぺんで結びます。
これで、口が開きません。
実際、口をしっかり閉じるためのグッズとして、顎と頭をすっぽり覆うものが販売されています。
鼻呼吸ができ、口が塞がれれば、呼吸に障害がなくなくので、いびきも起きなくなります。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、いびきで不快な思いをするよりずっとまし。
旅行中のいびき対策に、是非役立ててみてくださいね。