「これだけ大好きなんだもん。ケンカなんて、ありえない!」
大好きな彼とはいつでも笑顔で笑いあって、楽しく過ごしたい気持ちでいっぱい。……けれども、そうはいっても、実際のところはそううまくはいかないものだと思います。
けれども、私はケンカをすることは必ずしも悪いことではないと考えています。どれほど相性がよいカップルや付き合いの長いカップルであっても、もともとはまったく異なるバックグラウンドで育ってきたもの同士。
いくら仲良く付き合っているとはいえ、もともとは赤の他人どうし。互いの考え方や物事への価値観の違いから口論に発展するのは、当然ではないでしょうか。
そこで大切になるのは、「価値のあるケンカをする」こと。
相手のことを感情的に攻撃するのではなく、パートナーのことをより深く知るためのチャンスだと考えてみると、ケンカへの捉え方も少し変わってくるのではないでしょうか。
そこで今回は、大好きな彼だからこそ、上手にケンカをするコツをシェアします。(もちろん、ケンカはしないに越したことはないけれど……!)
1:「彼のことがむかつく理由」を冷静に分析する
ケンカして興奮している時、特に私たち女性は頭に血がのぼって感情的になりがちです。また、生理前にはわけもなくイライラしてしまうことも……。
けれど、そのイライラをそのままパートナーにぶつけたとしても、それはお互いにとってポジティブなケミストリーを起こすことはできません。残るのは、「あんなことを言ってしまった」「こんなことを言われて傷ついた」といった、ネガティブなものばかり。
そうならないためにも、まずは「どうして私は今、むかついているの?」と、冷静に分析できるだけの心の余地をつくってあげることが大切です。
さらに、冷静に分析することができれば「私は今、こんな気持ちで(こんな状況で)イライラしているんだ」と、彼に伝えることもできます。
訳も分からないまま突然怒られるよりも、この方がずっとマシだとは思いませんか?
2:ケンカ中のあなた、ちゃんと女性(レディ)ですか?
ケンカの最中、つい気持ちが高ぶって相手を攻撃したり、ののしったりしたくなるときもあるのではないでしょうか?
いまはなくなりましたが、(生理前後は特に)自分でも驚くような言葉づかいでパートナーを傷つけるようなことを発してしまっていた時期があります。
今振り返っても、当時の私はまったく女性(レディ)ではなかったな……と、ちょっぴり反省(笑)。
はない言葉づかいでケンカをすることは、相手はもちろんですが、それ以上にあなたのプライドや心そのものが疲れきってしまいます。
当時の私も、ケンカの後は「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」と、とてつもない後悔に襲われていたことを憶えています。
どうか、ケンカで自分自身まで傷つけることだけは控えましょう。
どうしても気持ちが抑えられないという場合には、電話やメッセージのやり取りを「スルーする」などして、その場から離れてみましょう。
3:ケンカの原因は「1つだけ」を徹底させる
「あのときも、あなたは遅刻してきたじゃない!」
女性は特にそうですが、心が傷ついた経験をいつまでも鮮明に覚えていることも多い傾向があります。ですから、ケンカの際に芋づる式にあれこれ攻撃してくることが少なくありません。
けれど、それって男性の方からするとどうでしょうか。なんの脈絡もない過去の話に「どうして今さらこんなことを言ってくるんだ」という気にさせてしまうだけではないでしょうか。
話があちらこちらに脱線してばかりでは、ケンカはますますこじれるばかり。はじめはどうってことない、小さなケンカだったとしても、気がついたら大げんかに発展してしまいかねません。
彼とケンカになってしまった原因をきちんと分析し、解決するためにも、ケンカのテーマは目の前のこと1つだけに。脱線しないように注意しましょう。
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