陰陽五行の法則を実生活の中に取り入れることは開運につながります。今回は土用生まれの人におすすめの開運術を陰陽五行の法則から解説していきましょう。
そもそも土用とは？
土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが、土用は各季節にあります。陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。期間は、1月17日～2月3日、4月18日～5月5日、7月21日～8月7日、10月21日～11月7日が該当します。次の季節へ移る前の調整期間と言えるでしょう。
陰陽五行の法則とは？
まず古代からの中国思想「陰陽五行の法則」について説明していきましょう。陰陽五行のもとになっているのは「陰陽説」と「五行説」の考え方です。
「陰陽説」は、存在するものはすべて「陰」と「陽」でできているとしています。物事は循環していて、陽が極まると陰に転じ、陰が極まると陽に転じるという考え方がされています。
「五行説」は、この世界は木・火・土・金・水の5つの気からできているという理論です。そこで、とくに重要な考え方は「五行相生（そうしょう）の法則」「五行相克（そうこく）の法則」のふたつです。
五行相生の法則は、おたがいになにかを生み出して循環している様子を意味しています。たとえば、木は燃えると火を生み、火は燃えて灰となり土へ還り、土は金属を生み出し、金属はその表面から水を生じ、水は気を養う……というように、5つの気がおたがいによい相性を生む関係を表しています。
五行相克の法則は、5つの気がおたがいに傷つけ合っている関係であることを表しています。たとえば、木は根を張ることで土から栄養を奪い、土は水をせきとめ、水は火を消し、火は金属を溶かし、金属は気を切り倒すというように、おたがいに力を弱めあう関係であることを言っているのです。
物事が循環している世界の仕組み、つまり陰陽五行説を開運術に活用することで、幸運がまねきやすくなります。この方法は古くから実践されてきました。
土用生まれ（1月17日～2月3日、4月18日～5月5日、7月21日～8月7日、10月21日～11月7日）に必要な五行はどれ？
私たちは生まれたときから五行の気の影響を受けています。生まれた季節によって旺盛な五行は異なり、人の先天的な体質や気質を決める影響力があります。このとき、特定の五行が強いと、「五行相克の法則」によって、弱い五行が出てくるのです。
たとえば、1月17日～2月3日、4月18日～5月5日、7月21日～8月7日、10月21日～11月7日の土用の間に生まれた人は、「土の気」が旺盛ですが、「火の気」が弱い傾向があります。そのため、冬生まれの人にとって最も必要な五行は「水の気」です。これを取り入れることで運が大きく開かれていきます。次のページではラッキーカラーやアイテムの選び方を説明していきましょう。
土用生まれ（1月17日～2月3日、4月18日～5月5日、7月21日～8月7日、10月21日～11月7日）の人のラッキーカラー、ラッキーアイテムは？
土用生まれのラッキーカラーは青、紺、藍色、水色、マリンブルーなどです。服装や普段使用する雑貨に、これらのカラーを取り入れましょう。波型の柄もおすすめです。
土用生まれ（1月17日～2月3日、4月18日～5月5日、7月21日～8月7日、10月21日～11月7日）の自宅はどうコーディネイトすればいい？
開運するには、自宅の環境が大切です。まず、家の中心から見て、45度ずつ8方位に割ってください。方角は方位磁石を用いたり、無料アプリなどで調べることができます。土用生まれに必要な「水の気」を強める方位は北です。この方位が土用生まれの人にとって吉方位です。とくに、この方位にベッドをおいて眠ることで、幸運が訪れやすくなります。もしも、この方位に寝具を置くことができない場合は、普段眠っている部屋から見て北にベッドを置いたり、頭がその方位になるように眠りましょう。
それから、自宅や寝室のファブリックは淡い色青や水色がおすすめです。アクセントカラーとして、藍色、マリンブルーなどの鮮やかな青をアクセントに取り入れると、落ち着いた美しさが出ます。
また、家具はガラス、透明な素材、金属などを部分的に使ったものがおすすめです。とくに「水の気」を必要とする土用生まれの人の運気をアップさせてくれます。また、水の仕掛けのあるインテリアや雑貨は幸運を呼び込むアイテムです。
いかがでしたか？ 実践してみたところ、「すぐに効果が出た！」という喜びの声をよく聞きます。あなたもぜひ自分が必要としている「気」を取り入れて、さらにしあわせになりましょう。
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