【辛口オネエ】ひとりごと。アタシが占い師としていつまでも「怪しいやつ」でいたい理由(ページ3)

そのタイミングで「アタシが背中押してあげたからよ。人生がいいほうに変わったでしょ?」なんて、他人に吹聴するのは言語道断だし、心で密かに思うのだって、おこがましいと思うの。

占いでの未来予知は、降水確率は言えても、実際に降るかどうかはそのときまで本当に分からないし、降水確率100%ですでに雨がザーザー降ってても、「雨天決行」して、うまくいっちゃう野外イベントやスポーツだってあるわけで。

占いやその他の予測でどんな未来が示されたとしても、それは絶対に起きる決定事項じゃなくて、示された未来が望ましければその通りになるようにするのも本人だし、望ましくなければ変えることができるのも本人。

だけど、もしその未来を予測した誰かってのが、怪しい占い師だったら「でも、あの人怪しいし。やっぱり自分自身を信じよう」って判断ができるけどさ。

「あの人の言うことは100発100中、外したことがない透視能力者」だとしたら、その透視を完璧に信じたくなるし、ある宗教の信者で「教祖様が未来はこうなると言った」ら、それを信じちゃうでしょ。

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第三者を完全に信じることは、自分の判断を放棄することでもあるのよ。そして、それは自分の人生の決定権を手放すことと同じなのよ。