3月の誕生石アクアマリンとサンゴの秘密

3月の誕生石アクアマリンとサンゴの秘密

◆3月の誕生石はアクアマリンとサンゴ

◆3月の誕生石はアクアマリンとサンゴ

3月の誕生石はアクアマリンと珊瑚です。

アクアマリンは純粋な愛情と聡明な勇気を秘めた石で、身につけると若返り幸せな結婚ができるとされました。夫婦やカップルはこの石の力でより強い絆でむすばれ、ケンカしてもすぐ仲直りするようになるそうです。

一方、珊瑚は聡明・幸福・生命力を石言葉として持っていて古くから災いを払うお守りとして世界中で愛されてきた海の宝石です。

今回はそんなアクアマリンと珊瑚にまつわる伝承をご紹介します。

 

◆アクアマリンは人魚の涙・サンゴはメドゥーサの血

◆アクアマリンは人魚の涙・サンゴはメドゥーサの血

深く清らかなブルーのアクアマリンも海でとれる宝石である珊瑚も、海を舞台とした物語に登場する宝石です。

人間の王子に恋をした人魚姫は魔女に頼んで声とひきかえに人間になれる薬を手に入れます。首尾よく王子と知りあう事ができ、幸せな時間を過ごす人魚姫ですが王子が他の女性と婚約することになり失恋してしまいます。

失意の人魚姫に海の魔女は「王子を結婚前に殺せば人魚に戻れるがそのままなら人魚姫は泡になってしまう」と告げられ短剣を手渡されます。

王子の寝室に忍び込んだ人魚姫は短剣をかまえますが、王子の寝顔を見て殺すことができず短剣とともに海の泡になることを選んだのでした。そのとき天使が人魚姫の魂を天国につれていくとともに、人魚の流した美しい涙を宝石アクアマリンに変えたといわれています。

当時ヨーロッパでは人魚は泣くことができないとされていたので、それだけ特別な石だとされたのです。

また珊瑚は英雄ペルセウスが海の魔人達に囚われたアンドロメダ姫を助け出す時に、切り取ったメドゥーサの首で魔人達を岩に変えた物語に登場します。メドゥーサの首から流れた血が赤い宝石珊瑚に変わったという言い伝えがあり、古くから魔よけのお守りとして珍重されました。