引っ越しのときに新居ですべき風水とは?

引っ越しのときに新居ですべき風水とは?

賃家や中古の家やお部屋には、前に住んでいた人の「気」が残っています。また、新築であってもそこで作業していた業者の人たちの気が残っています。

本格的なお祓いをしなくても、自分で簡単に新居をお清めすることができるので、荷物を運びこむ前にお清めをして、新しい気を家に取り込めるようにしましょう。

 

引っ越しのときに新居ですべき風水とは?

日光と盛り塩で浄化

新居に入ったら、まずは窓を開けて換気しましょう。晴れていて明るい日なら日光で部屋を浄化できます。このとき、小さな手鏡など光を反射するものを持って光の当たっている場所へ行き、太陽の光を反射させて室内を照らしましょう。太陽の光は風水でいうところの「陽の気」にあたるので、室内の邪気を追い出してくれます。

日光の浄化の後、盛り塩で浄化します。盛り塩は天候にかかわらずできるお祓いです。新居では、まずは「盛り塩」をしましょう。盛り塩は古来よりお清めやお祓いとして使われてきた浄化方法です。塩のパワーで、家や部屋に付いた厄を落とすことができます。きれいなところに幸運はやってくるので、盛り塩をしておけば、「引っ越してから運が悪い」……などといったことは避けられるでしょう。

盛り塩に使う塩は、科学塩ではなく、天然の粗塩を使ってください。盛り塩の量は、10g程度の粗塩を山高に置きます。陶器や自然素材でできた小皿や、正方形の無地の白い紙や半紙などに、三角錐に盛りましょう。皿がない場合は、半紙に10gくらいの粗塩を包んで置いてください。

盛り塩は、鬼門に当たる「北東」と裏鬼門に当たる「南西」に半紙やティッシュペーパーなどの白い紙を敷いてしましょう。その後、幸運の入口である玄関、家族の健康を担うキッチン、常に清めておきたいトイレ、お風呂にも盛り塩をしてください。もしも、方位がわからない場合は、玄関、キッチン、トイレ、お風呂、リビングなど長く過ごす部屋の四隅に置きましょう。

たとえば、リビングや寝室などに置くことで、「なんだか居心地が悪い」「空気が淀んでいる」「よく眠れない」などの不快感を防ぐことができ、快適に過ごせるでしょう。玄関に置くことで、外から持ち帰った厄を払い、幸運の気を呼び込めます。また、よい人を招き、悪い人を寄せ付けないという説もあります。

また、盛り塩に清酒を振るとさらにお清めの効果があります。

盛り塩は置いておくと邪気を吸収します。盛り塩を継続して行うなら、1週間に1度は取りかえるようにしたほうがいいでしょう。

盛り塩に使った塩は、トイレならトイレに流し、キッチンやお風呂もそれぞれの排水溝へ流してください。

 


日光と盛り塩で浄化

煙による浄化

煙にも浄化の作用があります。お線香やお香を焚くことで空間の邪気を追い出すことができます。新居では、キッチンのシンクの中で火をつけておくという方法がおすすめです。

ガラス瓶を用意しておいて、シンクの中で瓶にお線香を立てたり、シンクに粗塩を山高に盛ってそこにお線香を立てましょう。灰になったお香はそのままシンクで水で洗い流して問題ありません。

 

掃除

風水では掃除は基本です。引っ越す前に業者が入って掃除を済ませた場合でも、自分の手と体全体を使って掃除することで他人の気をリセットでき、自分にとって居心地のよい空間をつくれます。

このとき、掃除機よりも雑巾で拭き掃除をするほうが効果的です。固くしぼった濡れ雑巾ですべての部屋の床や壁などを拭きましょう。バケツの水に塩をひとつまみ入れるとさらにお清めになります。

とくにお風呂や洗面所、トイレやキッチンなどの水周りは念入りにしましょう。これらの場所は気がとどこおりやすいところです。このとき、排水溝のチェックも忘れないようにしましょう。排水溝にも浄化のために塩を流してください。

引越し先を早く自分の住み慣れた空間にするために、1週間ほどを目安に拭き掃除をすることがおすすめです。部屋の空気が変わってくるのが実感できます。


掃除

玄関の環境を整える

風水では玄関からは、金運、健康運、仕事運、恋愛運など様々な運が入り込む場所と考えられています。そのため、気の出入口になる玄関は特に気を配ってほしい場所です。

たとえば、玄関にアロマや芳香剤を置くことがおすすめです。よい香りに誘われて、幸運が引き込まれます。また、自分で選んだお気に入りの香りを選ぶようにすれば、気持ちよく出入りできるでしょう。

それから、玄関マットは敷くだけで運気を上げてくれるアイテムですので、ぜひ取り入れてください。玄関マットには、外から家に入るときに、悪い運気を持ち込ませずに払い落してくれます。化学繊維は避け、コットンや麻などの天然素材でできた布地を選びましょう。色はパステルカラーなどの明るく穏やかな色を選択してください。柄は花や植物、鳥などをモチーフにしたものが風水的に効果があります。玄関マットも定期的に洗濯して、常に清潔を心がけましょう。

また、人形やぬいぐるみなどを玄関に飾るのは風水的に避けましょう。せっかく入ってきたよい運気を吸収してしまうアイテムです。それから、身だしなみを整えるために玄関に鏡を置く場合、玄関ドアの正面の位置に鏡を置くと家の中に入る気を反射してしまいますので止めましょう。鏡を置くなら、玄関の横の位置に置いてください。

玄関の床に普段履かない靴を出しっぱなしにしたり、脱ぎ散らかしたりという状態もいけません。それでは、せっかく入ってきた運気がそこで止まってしまいます。普段履かないオフシーズンの靴やブーツはしっかり片づけましょう。玄関は床が見える状態をキープし、きれいに水拭き掃除をすると幸運が入ってきますし、よい知らせがいろいろと入ってくるようになります。

下駄箱は湿気がこもってカビやニオイを寄せ付けないように換気を定期的に行いましょう。

 

家を清潔に保つ習慣をつけ、これからずっと幸運を引き寄せるお部屋にしていってくださいね。