「モテ運」を下げる時期を四柱推命で知りましょう~その2~

「モテ運」を下げる時期を四柱推命で知りましょう~その2~

「モテ運」を下げる時期を四柱推命で知りましょう~その2~前回の「『モテ運』を下げる時期を四柱推命で知りましょう~その1~」では、「相剋」や「漏らす」運気、「傷官」について説明しました。
これらは、すべて官星の働きを弱める星であるということから「モテ運」を下げる星であるということが言えます。
しかし、「彼氏ができる時期・復縁しやすい時期を占う!その3」で説明した通り、「モテ運」を高めるのは干だけではありません。

以下のサイトで自分自身の生年月日について見てみたとき、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸のいずれかの「日干」の下にある、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支について確認してみてください。

マニアック四柱推命
(「命式表」の「日柱」のすぐ下の枠を見てください)

暦と占いの部屋・四柱命式計算(by八字仙人)
(「四柱組織の基礎計算結果(命式)」の「日」のすぐ右の枠を見てください)

この十二支(日支と言います)について、「支合」という関係性になる干支が来たときも、モテ運にあたるということをご説明しました。
実は、この「支合」の関係性を弱めてしまう関係性も存在しているのです。

それにはいくつか種類があるのですが、ここでは最も影響が大きい「七冲」について見ていきましょう。

■「七冲」とは何か

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥は十二支ですから、時計のようにぐるりと一周する円の形にしたとき、ちょうど向かい合う一対ずつの組み合わせに分かれます。
「七冲」とは、この十二支を円形に配置した時、向かい合う関係の干支同士の組み合わせを言います。
組み合わせは六個なのになぜ「七冲」なのか、と言うと、この位置はちょうど、基点となる十二支から七番目のものがこの関係に当たるからなのです。
つまり、子から七番目の午、丑から七番目の未、寅から七番目の申、卯から七番目の酉、辰から七番目の戌、巳から七番目の亥が、それぞれ「七冲」にあたります。
これは、子(陽・水の五行)が午(陽・火の五行)を剋し、未(陰・土の五行)が丑(陰・水の五行を多く含む土)を剋し、申(陽・金の五行)が寅(陽・木の五行)を剋し、酉(陰・金の五行)が卯(陰・木の五行)を剋し、戌(陽・金の五行を多く含む土)が辰(陽・木の五行を多く含む土)を剋し、亥(陰・水の五行)が巳(陰・火の五行)を剋す関係にあたります。
そのうえ、陽は陽、陰は陰同士の組み合わせになるため、磁石のN極同士、S極同士のような形で、相性としては非常に強く反発し合う関係になるのです。

当然、そのような反発するエネルギーの時期が廻ってくるわけですから、その時期にはそれと相反する十二支はうまく働くことができません。
ですから、モテ運にあたる支合の時期が来ても、同時にその支合する十二支と七冲になる十二支が回ってきている時期には、運気も下がってしまうのです。

具体的には、年と月の関係上の七冲の時期は、以下の通りになります。

2017年…酉年なので卯月(3月)が七冲
2018年…戌年なので辰月(4月)が七冲
2019年…亥年なので巳月(5月)が七冲
2020年…子年なので午月(6月)が七冲
2021年…丑年なので未月(7月)が七冲
2022年…寅年なので申月(8月)が七冲
2023年…卯年なので酉月(9月)が七冲
2024年…辰年なので戌月(10月)が七冲
2025年…巳年なので亥月(11月)が七冲
2026年…午年なので子月(12月)が七冲
2027年…未年なので丑月(1月)が七冲
2028年…申年なので寅月(2月)が七冲

これらの年のうち、自分の日支にとって支合になる年があった場合、上記の月についてはその月だけモテ運が低下します。
恋愛的なアプローチを進めたい場合、この月以外にした方が良いでしょう。

また、七冲の良くない点は、ただエネルギーを弱めるだけでなく、「反発する」という点です。
単に年運の十二支が自分にとって支合にあたり、それを月運の十二支が冲するだけであれば、単純にブースとがかかっていたモテ運が通常状態になるだけなのでそれほど害も感じないのですが、これが自分自身の日支や月支(上記のサイトで出した命式表のうち、誕生月の干の下にある十二支のこと)と七冲になる時期となると、本当の意味で「運気が下がった」気分になる可能性があります。
この時期は、様々な点で邪魔が入りやすかったり、うまくいかないと思うことが増える傾向にあります。
ただし、自分自身の命式に凶作用を及ぼす十二支が存在している場合は、七冲の運気がめぐることにより、かえってその凶作用が抑えられて良い月になることもあります。
また、元々日支が月支や時支(出生時が分かる場合は時支まで命式表に表示されます)と支合している場合や、三合(亥—卯—未、寅—午—戌、巳—酉—丑、申—子—辰のいずれかの組み合わせが命式中に順番問わずある場合)や方合(亥—子—丑、寅—卯—辰、巳—午—未、申—酉—戌のいずれかの組み合わせが命式中に順番問わずある場合)といった「合」になっている命式であれば、七冲が来てもそこまで大きな凶作用にはならないとも言います。