アダルトチルドレンと発達障害・生きずらさと不安に脅えながら奮闘している人もいる

アダルトチルドレンと発達障害・生きずらさと不安に脅えながら奮闘している人もいる

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機能不全家庭に育った方に多く見られるアダルトチルドレン。そして、昔は変わった人で片づけられていた大人の発達障害。貴女自身がそうかも?と感じたら、そして、貴女の家族や彼がそうかも?と感じたら、どうしたら良いか、チェックポイントとアダルトチルドレン、発達障害の違い、原因などについてご紹介します。

♠チェックポイント

♠チェックポイント

*生きずらさを感じる
*人とのコミュニケーションに不安や恐怖を感じる
*人とのコミュニケーションが苦手で出来れば一人でずっといたい
*仕事のミスが多い
*忘れ物が多い
*何かしている最中に他のことをやり始めてしまいハッとすることがある
*普通に話しているつもりでも、相手が怒りだしてしまうことがある
*空気が読めない人と言われたことがある/思われていると感じる
*人の気持ちが言葉や文で明確に表現されないとわからない
*臨機応変な対応が苦手
*何か一つのことを継続出来ない
*整理整頓が苦手
*家中、ゴミだらけでもかたずけられない

♠アダルトチルドレン

♠アダルトチルドレン

親からの影響が主な原因

♣身体的な虐待
♣言葉の暴力
♣無関心
♣育児放棄

成人してから生きずらさを感じたり、コミュニケーションが苦手だったり、人とどう関われば良いか悩んだり、出来るだけ人と関わることを避けたかったりします。また、トラウマを抱えていたり、常に不安や恐怖を感じながら生きているため、ストレスから鬱や不安神経症、ボーダーラインなどメンタル的な疾患にもかかりやすくなります。リストカットを繰り返したり、リストカットで血を見ることで自分の生存価値を確認する人もいます。

♠発達障害

♠発達障害

原因はハッキリとはわかっていませんが、胎児の時に何らかの異常が脳に起きて発症するという見解が最も多い障害です。また、環境によっても、症状の現れ方の度合いが増幅する場合もあると言われています。

♣LD(広汎性発達障害):2013年、ASD(自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム)に統合されました。
*自閉症
*アスペルガー症候群
*PDD-NOS/特定不能の広汎性発達障害

♣ADHD/注意欠如、多動性障害

*不注意優勢型
*多動性、衝動性優勢型
*混合型

LD(学習障害)
*読字障害
*書字障害
*算数障害
*特定不能の学習障害

♠もしかしたら?と感じたらどうした良いか

♠もしかしたら?と感じたらどうした良いか

Heart with band aid on it

地域の福祉センターや女性センターなどに連絡して専門医にいる医療機関を紹介してもらいましょう。問診のほか、検査が必要となります。また、不安感や緊張感が極度にある場合には薬の服用も時には大切です。ご家族がそうである場合にはご本人と同行して、ご家族も問診を受ける場合もあります。また、接し方、対応についてアドバイスを受けられるので、ご本人とのコミュニ化―ションがスムーズになります。精神科や心療内科など医療機関の他にも公共機関や民間で運営している支援施設なども全国に数多くあり、同じ悩みを持つ方と集まったり、ご家族同士で集まる会などもあります。お互いに悩みや抱えている問題を共有出来るので、孤独感や不安から解放されるためにもおすすめします。下記の動画ではアスペルガー症候群で幼少期から苦しんだ女性が結婚して、ご主人からの理解も得られ幸せになるまでの半生が紹介されています。ご覧になってみて下さい。

アスペルガー症候群の女性・苦労の末に掴んだ幸せな結婚生活/世界仰天ニュース

♥まとめ

♥まとめ

アメリカでは一人に一人、必ず専任のカウンセラーがいるのはごく当たり前なことで、発達障害についての理解も深く、親子でアメリカに移住して発達障害児専門の学校に通うようになったら、見違えるほど、活き活きとした生活を送ることが出来るようになったというお母さんの手記を読んだこともありました。

私の三男は発達障害(ADHD)の疑いがあります。また。彼の父親が今、思えばアスペルガー症候群、もしくは虐待された経験があるので、アダルトチルドレンだったのかも?と感じています。常に緊張感が絶えなく、睡眠導入剤がないと眠れない人でした。家族以外の人と接する時の異常なまでの低姿勢や、帰宅してからの不機嫌、集団の中でたまに起こす空気読めない爆弾発言などなど、数えればきりがないくらい思いあたるふしがあります。

また、知人、友人の中にももしかしたら?と感じる人やそのお子さんがそうでは?と感じたことも多々ありました。身内でない場合にはプライバシー侵害になることも考えられるので口にはしませんでしたが、親御さんが気づかないばかりか、きかない子、出来ない子、扱いずらい子と判断して放置された結果、言葉では表現できないほど、酷な状態にある子もいました。

日本でも現在はアダルトチルドレンや発達障害についてへの理解は深まりつつあります。偏見を持たれるのでは?と心配することより、症状が深刻化して生きる気力すらなくしてしまうことの方が大きな問題です。もしかしたら?と感じたら早い段階で医療機関や支援団体と繋がることをオススメします。