山羊座の象徴的な人物と言えば
日本人テニス男子の歴史と常識を塗り替え続ける錦織 圭選手
１９８９年１２月２８日に山羊座の新月が起こり翌日２９日が誕生日。
山羊座新月のエネルギーの充満した瞬間に誕生しただけでなく、
１０個ある惑星のうち６個（太陽、月、水星、土星、天王星、海王星）が山羊座サインに滞在。
山羊座のエネルギーの塊とも言える錦織選手ですが、
２０１６年は世界ランク５位（２０１５年３月には自己世界ランク４位）という好成績で終えました。
強烈な野心で目標に挑み、努力の果てに成功を達成していく姿は
『誰にでもわかるうような目に見える形で輝かしい成果をあげる 』
山羊座の典型としてわかりやすいはずです。
会社員でも専業主婦でも、
その人なりの役割や責任を忠実に成し遂げようとすることをあらわすのですが、
権力志向が強く、緻密な計画性で完璧主義をやり通す山羊座はときに、
愛情をお金で表現しようと物質主義が過熱していくことも…
山羊座は、人間の社会において成長の頂点であり
人生の終焉イメージを意味します
前回の射手座は、自由でオープンマインド
「じぶんは何者なのか？」という
真実を追い求め、冒険を愛する哲学的な星座でした。
思想的、哲学的、抽象的であり、具体的で細かいことには
あまり関心のない射手座は
スポーツや競争などを意味するのですが切磋琢磨することによって
精神性が磨かれること、成長し続けることが大切だったのです。
『勝負には負けちゃったけど、
がんばったのだから…成長できたのだから…』
と精神的な成長を尊ぶ射手座に対して
今回の、結果や確実に成功を積み上げていき、
結果を世に知らしめたい山羊座は
『具体的で目に見える形での成果をあげ、
実際に役にたたなければ意味がない』
と考えます。
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、
天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座の順番ですべての天体は移り進んで行きます。
次に来るサインは前のサインを否定して生まれてくるのですが、
新しく生まれたての次のサインの初期は前のサインの欠点を声高に叫んで
躍り出ようとします。
なぜなら、そのぐらい思いっきり派手にでていかないと今までの流れを断ち切り
新しい流れを起こすことはできないからです。
太陽が１２月２１日の夜に山羊座に入ったあたりから、
一見無意味に感じるような無駄なものや精神論をなくそうとした
引き締まった空気にガラッと変わったことと思います。
自分の目標を具体的な数値を掲げたり宣言する人も増えていることでしょう。
ひとつ前の射手座の高揚感を求める火の柔軟サインから
山羊座の土の活動宮に入ることは
精神性ばかりを重視し頭でっかちだった射手座が
山羊座では確実に成果をあげ、
具体的に社会で役に立たないといけないと考えるようになるのです。
また、山羊座の土（物質主義）は志が高く権力志向の強い現実主義者でもあり
自分の仕事を完璧にこなし、堅実に成功を積み上げていこうとします。
もし、あなたが、
自分のやり方を通そうと躍起になり一方的にルールを伝えたり、自分の望みばかりを相手に押し付けたり、
自分は忙しくて（相手の）意見を聞いているヒマはないというような態度を示したり、
常に忙しくしていなければ落ち着かなかったりするのならば、
それはまだ山羊座のエネルギーをうまく扱えていないのかもしれません。
社会的地位に対する意識が強く、山羊座の意識が未発達の人の中には
お金や地位、権力を手に入れることで安心と安定が手に入るのだと信じ、
心の中の孤独感や弱気で慎重な面を覆い隠していることに気づいていないこともあります。
なかには、冷静で落ち着いていて自信に満ちた外見上の印象からは
想像もつかないような内面を抱えていることも…
プライドが高く自分に厳しすぎる内面の陰には人一倍恐怖を感じやすく、
極端に失敗をおそれ、ありのままの自分けはいけないのだという思い込みから、
怠惰な自分に対して批判的で、憂鬱な気分に陥りやすく、
根深い不安に苛まれることもあるのかもしれません。
無意識から襲ってくる不安感や無力感を埋めようとして、
さらなる功績をうち立てようと自制心をもって努力を続けるのです。
１０ハウスの入り口である山羊座の冬至点を
MC（天頂）と呼ぶのですが、それは地上的な意味での頂点なのです。
（次に続く１１、１２ハウスになると時間空間を超えた意識に入ります。
１１ハウス、水瓶座と支配星の天王星はローカルな土地を離れ、住んでいる土地を離れ
まったくちがう国や星に行くと価値観や習慣も全く違うというようなものになり、
その土地の風土特有の価値観は全く通用しなくなります。
民族が変わると文化も成功者のイメージもまったく違うものになるからです。
１２ハウスは魚座と支配星の海王星です。
こちらは死後の世界や夢の彼方にまで範囲が及びます。
これらが山羊座と比べて劣っているということではなく、
社会の中での発展や成功を主眼にはしていないので比較の仕様がない。
そういう意味において、山羊座はいまここにいる空間を支配できる。
頂点に君臨できるということになります。
誰の目から見てもその意義が明確であるものは、つっこまれたりすることもなく、
誰にも批判されることはないでしょう。誰もその意思を止めることができません。
裏を返せば、人から理解される価値観ばかりに固執し、
周りを覆い固めることに過剰に意識が向くということは、拒絶されることを恐れ、
自然体の自分というものに自信がなく、保守的な防衛本能からくることも意味するのかもしれません。
山羊座は、現代社会の中でもっとも今日的な生き方をしており、
積極的に実務的活動を行って意味ある業績を成し遂げようとしていくことが主眼となっていることで
人間社会において成長の頂点をあらわし、また人としての終焉をも意味します。
本来の自分をどこか牢屋に閉じ込めてまで
成功に向かってひた走る山羊座にとって
物質的で社会一般的な価値観にしがみつくのではなく
また、義務感や責任感からでもなく
『自分の個性を発見し、新たな価値を生み出すこと』
そして、
『魂の発する声を聴いて、自分独自の判断基準で、自分の進む道を選び成果を残すこと』
それが生きる上で最大の喜びとなることを
山羊座の新月は教えてくれるはずです。
続編につづく
詳しい新月の願い事のかけかたは、山羊座の新月２↓に続きます。
【じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣㉖【by なつめ】 真の価値を持った自分になる☆ 『１２月２９日 １５:５３の山羊座の新月に光り輝く成功の星・オープンハートの願いをかける』後篇 】
close