じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣⑪星の観点からみた 幸せな恋愛☆結婚【by なつめ】『愛によって何を残すことができるのか?』

じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣⑪星の観点からみた 幸せな恋愛☆結婚【by なつめ】『愛によって何を残すことができるのか?』

愛によって何を残すことができるの?

 

「君を抱いていいの?」

「好きになってもいいの?」

 

オフコースの曲「Yes No」のサビの部分です。

毎年秋になるとなつめはオフコースが聴きたくなる。

 

小田和正さんの歌うなんとも女性的な詩ですね。

ふつう男性はこんなことをいちいち訊ねて確認・共感なんてしないでしょう。

 

だからこそ心にグッとくる、印象に残る名曲なのだと思います。

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男性が女性にモテるというのは、

男性の中にある女性性(女性だったら男性性)が

異性を惹きつける、と言われていたりしますが、うなずける感じがします。

 

どこかほわっと柔らかい部分にキュンとなりませんか?

かちんとした固い殻に覆われていて最奥に大切にしまってある

柔らかいものを感じ取っている。

そんな感じです。

 

ジャニーズ男子くんたちもボーイッシュだけど

どこかフェミニンなキラ感漂っています。

 

女性の場合も、おしとやかで女性らしいだけでは

男性を惹きつけることはできないのですね。

どこか潔かったり、きりっと、

サバサバしていたりというような内面性を兼ねそなえています。

 

ある研究によると、

生物学上的にいうと人の恋愛感情はだいたい4年で消えてしまうそうです。

そうだとすると  なにを残すことができるのでしょう?

生涯に約2万句の俳句を残した小林一茶

 

江戸時代を代表する俳人一茶の俳句は

今でも子どもから大人まで広く親しまれ

幼稚園の子どもたちが「一茶の俳句かるた」を

楽しんでいたことを思い出します。

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松尾芭蕉の約1千句、与謝蕪村の約2千句と比べても

一茶の2万句というのは圧倒的な多作・多産の俳人だということなのですが

そのことと比例するのか、残された一茶の日記に記された

妻との交合(セックス)の記録をみると、一茶のセックスの回数も

ずば抜けた多産でした。

日記にそのような自身の性の記録を記すのも

いかがなものかと思わずにはいられないのですが、

彼は常日頃から日常生活の中で感じられる繊細な感傷や感慨を

こまめに書き続けるメモ魔だったようです。

 

 

3才で生母が亡くなり継母を迎えますが、

継母、弟と折り合いが悪く15才で江戸に奉公に出されました。

奉公先を転々とする流民同様の生活をする中で

一茶は俳句と出会いました。

20才で俳句の道をめざすようになりましたが、

それからもしばらくは俳諧師としては不遇な日々を送り30才からの7年間は

四国・九州の旅に明け暮れ、俳人たちとの交流した作品、句集を出版しました。

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39才で父が亡くなってからは10年以上も継母・弟との財産争いが続きました。

江戸での暮らしはとても貧しく結婚もできませんでした。ようやく遺産問題が解決し

51才でようやく家を持つことができ

52才で初め28才の妻、きくと結婚し家庭を持ち

安住の暮らしを手に入れたのでした。

 

当時の日記に記された内容はとても短く、

天気と性交回数しか書かれていない日も。3回はざらで多い日には

5回というのもありほとんど毎日のように行われたようすが書かれています。

50を過ぎて安らかな家庭と妻の温もりをやっと味わうことができたせいでしょうか

一日のできごとの中でもそれが一番大事なことだと感じていたのでしょう。

 

 

58才で脳卒中で倒れ半身不随になるのですが、

それでも性欲は衰えなかったようです。

妻のきくが37才に亡くなるまでに3男1女をもうけているのですが

いずれも幼くして亡くしてしまいました。2番めの妻は半年で離婚。

64才で3番目の妻、やをと結婚したのですが翌年火事で家を焼失し、

まもなく65才の生涯を終えます。一茶の死後、やをは女の子を出産します。

 

子どもや動植物などの小さな生命への慈愛だけでなく、

一茶は生身の女性(妻)への興味が生涯尽きることはありませんでした。

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この日記の発見により自身の性まで露見し

醜悪な印象をも後世に残してしまうことにもなってしまったのですが

 

小動物を擬人化して思いを語り

自分の素直な心、愛憎・葛藤・感傷をも戯画化して

句にして描いた俳人一茶なら

いつなんどきでも人にどのように伝えるのか?

ということが念頭にないなんてことはないでしょう。

 

ここで、俳句は多作、セックス絶倫、サービス精神旺盛 !?の一茶から学ぶものは、

『何事にも探究心旺盛の人は性にも貪欲であり、肉体的な衰弱などはもろともしない』です。

 

もしかしたら、いずれ日記が発見されるのは承知のうえ。

 

自身の辛い境遇の中にいても、心だけは自由に遊ばせ

希望へと向かう俳句を詠み続けた一茶であり

 

読み手がどうすれば喜んでくれるか?

幸せになるのだろうか?

 

庶民の心を創造し知り尽くしている一茶ならではの

最後に残したオチだったのかもしれませんね。

 

【by なつめ】

次回は、

【じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣⑫ 【by なつめ】 【心がラクになる・限りなく自由な生き方になる結婚 その1   『わがままや、型にはまらないその自由さが相手を生きている気分にさせる 】です。