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今回は、歳の差が20歳ある男性との結婚を望む、Fさんからのご相談。Fさんが40歳で、お相手の男性は前妻さんがご病気で他界された、資産家の60歳。ゴルフで知り合われたそうね。でも、資産家だからこそ、お金目当ての再婚と思われて、なかなか話が進まないのだとか。
実は、それぞれに事情は異なるけれど、「男性が圧倒的に歳上」で、お互いの家族から交際はともかく、結婚は大反対されているケースが、いくつも寄せられてるんですよね。
■「歳の差恋愛」具体的には何歳差を言う?
これは飽くまで私の個人的な肌感だけど、歳の差があっても、男性が一回り(12歳)歳上までは、昔からお見合いではよくあったことだし、ご両親や周囲も何も言わないことが多いし、そこまで気にしなくてもいいと考えてるのね。
そこで、今回いただいたご相談のように、男性が一回り(12歳)以上歳上の関係を「歳の差恋愛」として、ここではお話していくわ。
■20歳差なんて広い世間を見渡せばまったく珍しくない
吉祥自身は、愛があれば本当に歳の差なんて一切気にしないでいいと思ってるのね。特に、俳優さんなんかだと渋くて素敵なおじさま、たくさんいらっしゃるわよね。
数年前に、女優の篠原涼子さんと俳優の市村正親さんがご結婚されたけど、その歳の差は24歳。でも、お2人の写真を拝見すると、まったく24歳の差なんて関係なく、素敵な落ち着いた大人の夫婦に見えるし、なんとお子さんもすでに2人も授かってるそうよ。
芸能界に限らず、一般社会でも実は最近は「熟婚」なんて言葉もできるほど、熟年と呼ばれる歳になってからご結婚される男女も多くて、そのお相手が同年代ばかりじゃなく、一昔前ならやっぱり家族が反対したような、20歳差なんて本当に珍しくないし、もっと離れると30歳差もお見かけするのよね。
■60歳の彼を心配する家族の気持ちにも理解を
だけど、世間一般のイメージではやっぱり60歳って定年退職の年齢で、昔の人達にしてみれば「後は老後」で男性の場合は正直なところ平均寿命まで10年とちょっとくらいで。
それに、Fさんの場合は特に60歳の彼が資産家で、前妻さんとの間にお子さんがいて、前妻さんが亡くなっていて……って、絵に描いたような「財産目当て」を疑われるケースだから(苦笑)ご家族の反対も大きいのでしょうね。
それに、前妻さんとの間に生まれたお子さんにとってみれば、仲睦じく長年暮らしてきた両親の愛情や大切な思い出が、Fさんの登場で壊されるような気がしてるんだと思うの。あとは正直なところ、年老いた親が恋愛している姿って、子どもにとってはあまり見たくないもの……そういう価値観もあるでしょうし。
そのあたり、自分がもし、彼の家族やお子さんの立場だったらと考えて、純粋な気持ちで彼を愛していて、財産目当てでもなく、決して彼の晩節を汚すようなことにはならないと、少し時間をかけて説得していく必要があるかもしれませんね。
Fさん自身のご両親や兄妹、お友達は純粋に、Fさんが年齢差から言えば、せっかく結婚できてもすぐに彼が足腰が弱って介護生活になってしまったり、亡くなってしまってあっという間に未亡人になったりすることを心配してるのではないかしら。
■最終的には「本人同士」の愛が大切
このFさんの場合は、今挙げたような家庭事情で、やはり結婚へのハードルが同年代の相手との結婚より高いけど、他にはお相手がバツイチやバツ二でお子さんもいなかったり、いらしてもむしろ息子夫婦、娘夫婦さんが「老親を引き取っていずれ同居になると思ってたから、若い奥さんが来てお父さんと住んでくれるのは大歓迎」のご家庭もあるのよね。
でも、現実的な問題はたとえ同世代の相手と結婚しても、何かしら出てくるもの。歳を取っても健康な人も多いし、若くても自由が効かない生活になってしまうこともあるわ。周囲が想像するように、歳を重ねた者から順番に……なんてならないことも多い昨今、健康に気をつけていれば、歳の差なんて問題にならないわ。
そして、何より、いくらご家族とはいえ、彼本人が「この人を愛していて、この人と残りの人生を共に過ごしたい」と思っている、その気持ちを無視するなんてできないのではないかしら。
お金目当てと言われるのが嫌なら、遺産の相続は最初から放棄するとか、現実的にご家族を納得させる方法ももちろんあるんだし、最後はやっぱり、結婚したい2人の気持ちを貫くことが、幸せになる唯一の道だと思いますよ。
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※今回受付分は、ベリーグッド上での公開となりますのでご了承ください。