これは心霊写真チェック（１）見た瞬間ヤバく感じる「赤い光」の正体は？の続きじゃ。
■人の顔が写ってしまった！これは無害？それとも……。
さて、やはり心霊写真で最も怖く感じるのは「人の顔」が写ってしまったケースではなかろうか。この、人の顔に見える心霊写真も、心配なものかそうでないかは見分け方があるゆえ、まずは心配ないものの簡単な見分け方を紹介しよう。
★これは心配なし！の３パターン
１．明らかに「顔」と分かるものではなく、影やシミや模様が「顔に見える」場合
これは最近、SNSのタグ付けのときなどに発見されて、仲間内でもときどき話題になるのう。（といってもこの界隈の仲間ではなく普通の遊び友達じゃ）
SNSや写真アプリの「顔認識」システムで「顔に見える」ものがなんでも「これはだれですか？」と聞かれてしまって、こんなところに顔が写ってた！と騒ぎになることがある。
が、おぬしらもすでに知っておろうが、こういう場合はだいたい本当にただの模様や汚れ。人間の目には3つの点が集まっていると、それが人の顔に見えるという脳の機能があるそうで、それが顔認識技術にも応用されているのであろう。
顔文字などもそうじゃな。
（・。・）
ちなみにこの３つの点が顔に見える現象を「シミュラクラ現象」というそうじゃ。
さて、もう２つの心配のない心霊写真のケースは、
２．意志も実態もない「エネルギー」の場合
これは、その霊の生前のエネルギーがその場所に残っているものを、たまたま写真を撮影するときに写してしまっただけじゃ。香水をつけている人がいたとして、本人はもうその場にいないのに、本人の「残り香」が長く残ることがある。以前にも話したが、ちまたで見かける霊の多くはこのようなもので無害なのじゃ。
ゆえに、心霊写真として何がしかが写っていても、それは何の意志も持たず、何の害もないものなのじゃ。
３．通りすがりの霊がたまたま写っただけ
これは集合写真や観光地での写真などで良くあるが、被写体の誰も、写っている心霊らしき顔の人物に心当たりがなく、その顔も、気付いて驚きはするが、邪悪な印象がないものじゃ。
だいたいにおいて、悪霊の類であれば見た瞬間に「ゾクッ」とするものじゃ。が、パッと見て「？誰？」程度に思ったのであれば、それはほぼ無害な霊のはず。
★霊の中にも「写りたがり」がいる！？
めったにないことではあるものの、やはりこの世に留まっている霊もいる。しかし、悪意があって生きる人間に悪さをするつもりもなく、地縛霊というには申し訳ないほど悪さはせずむしろ人助けをしようと思うていたり、自然霊と一体化してその場所が好きで居着いていたり、いろいろあるのじゃな。
悪意を持たず留まる霊の中でもやはりこの世に少々未練があった者は、集合写真や楽しげな写真を撮るときに、ちょいとばかり顔を出すことがあるようじゃ。
最近は見なくなったが、昔はテレビの現場ニュースのリポーターの後ろに集まった野次馬が、なんとかテレビに映ろうとピースして跳びはねる……などがあったが、その野次馬と少々似た感覚であろう。
ゆえに、その実態が霊であっても、その場の野次馬がいたずらで自分たちの写真に写り込んだのだと思うて、気にせずにいればよい。あるいはやはり気味が悪いというならば、普通にゴミ箱に捨ててしまってもかまわぬぞ。
では、次回はいよいよ、気をつけるべき「人の顔」の例じゃ。
心霊写真チェック（３）写った「人の顔」が悪霊かもしれない３パターン 6/10 18:00公開
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