辛口オネエ：第一弾の『生霊編』はもう読んでくれたかしら。今回は第二弾『悪霊』編ね。
芦屋道顕：よろしくじゃ。
Ｑ．この夏、友達と数人で肝試しに心霊スポットに行く予定があります。私には霊感はないんですが、それでも危ないんでしょうか？
Ａ．危ないから絶対やめて！霊感のあるなしと関係なしに、そういう心霊スポットってマイナスの気の吹き溜まりだったりするんで、行くと運気がダダ下がりになるから。
霊って言うけど、例えばそこで死んだ本人はそこにはもういなくてもそこで死ぬときに発生した苦しみや憎しみの念が、いわゆる残留思念的に残っててまとわりつくかもしれない。それが同じような苦しみや憎しみを引き寄せるかもしれない。とりあえずいいことは何もないわよ。（オネエ）
この世に留まる悪しき霊の中で、思い入れのある場所に居着く地縛霊というものがある。当然、ジバニャンのように愛くるしい猫の霊などおらず、怒りや悲しみ、憎しみで凝り固まった存在じゃ。
それらは生きている人間の感情をエネルギー源としてこの世に留まり続ける。誰も来なければ休眠状態となるが、誰かが来ればまたエネルギーを得て活動を始める。あるいは、近づいてきた人間の霊的なバリアが弱ければ、ヒョイッとその身体に入り込むこともある。いずれにせよ、悪しき霊の影響を受けずにはおれぬ。近づかぬことが一番じゃ。（道顕）