交際相手を婚活パーティーの楽しさに目覚めさせてしまったお話・・・

 
婚活パーティーで知り合った男性が、
自分とデートを重ねながらも婚活を続けていた・・・

なんてお話はインターネット上ではよく聞くお話ですが、
まさか似たようなことが自分の身に降りかかるとは思いもしませんでした。

というより、自分はそういうタイプの男性は見極められると思い上がっていました(笑)。

◆ その人との出会い

出会いは、特に変わったことはないごく普通の婚活パーティー。
よくあるタイプで、女性が決まった席に座っていて
男性が回転寿司のように時間で区切って全員と一度はお話ししましょう、というタイプのもの。

◆第一印象

ちょっと人見知りっぽい感じでオドオドしているというか、
初対面の人の目を見て離すのが苦手なタイプかな〜という感じ。

でも変に場慣れしている人よりはよっぽど好印象でした。

実際に婚活パーティーは初めてだったようです。

打ち解けてくると、ふんわりと笑う顔が可愛くて。

「自分は内気な性格で、人見知りでなかなか初対面で仲良く話せないけど、あなたは話しやすい」

なんて、まるで自分にだけ心を開いてくれたような笑顔で言われたら、
タイプじゃなくても悪い気はしませんよね。

わたしってちょろいんでしょうね(笑)。
 

 

◆めでたくデートをするようになりました

その日は見事にカップリングできて、連絡先を交換し、パーティー後に外で待ち合わせて帰りにお茶しました。

わたしはすごく楽しくて、
彼も「こんなに話しやすい女性は初めて。初めてっていう気が全くしない」
とまで言ってくれたのです。

わたしはすっかり舞い上がってしまいました。

そうして何度かデートを重ねました。

わたしから誘うこともあれば、
彼から誘ってくれることもあり、
わたしとしては、いつ正式にお付き合いを申し込んでくれるんだろう?という
しっぽフリフリ状態。

しかし、
毎週毎週デートをしても一向に
正式に付き合うという言葉が出てこないのです。

もちろん、手をつないだりはしましたが、そこまで。

なので、言葉には出さないけどわたし達付き合っているよね?
という状態でもないです。

デートというのは、毎週土曜日か日曜日の昼間。
お茶したりランチしたり。

それはもう健全なデートでした。
 

 

◆ しびれを切らしてついに私から・・・

出会って3ヶ月が過ぎた頃、ついにわたしもうこれ以上は
時間の無駄かもしれないと思い、
正式なお付き合いについて、自分から切り出すことにしました。

(本当は、男性のほうから言ってほしいという気持ちがあったので、
 3ヶ月間は待ちました。)

もしかしたら、初対面のときに言っていた、
彼の自覚する内気な性格が災いしているのかもという淡い期待もあり、
もしかすると自分から告白できないのではと思ったので。

「もう知り合って3ヶ月が経ったけど、
 わたしたちの関係って今後どうしたいと思っていますか?」

◆ 彼の口からは驚きの言葉が

なんだか色々とごにょごにょ言っていましたが、
要点をまとめるとこんな感じです。

「あなたとは非常にいい関係を築けそうだと思っています。
 ですが、初めての婚活パーティーであなたのように
 気の合う人を見つけることができたので、
 まだまだパーティーに行けばもっといい人が居るのではないかと
 思ってしまいます」

ということでした・・・
 

 

それから話をさらに聞いてみると、

「初めての婚活パーティーがとても楽しくて、
 実はあれからも何度か行ってみています。
 毎回カップリングできているので
 自分は実は結構モテるんじゃないかと
 自信を持ち始めています」

というのです。

自信がついて、
気まずい事をオブラートに包むことも
忘れてしまったようで。

正直すぎますよね(笑)。

彼曰く、わたしのおかげで自信がついたようです。

それで、もっといい人を探して、
やっぱりわたしが一番だと思えば付き合ってくれるそうです。

^^

その場で、丁重にお断りしました。

にも関わらず、
なぜだか感謝されて、
なんだか悲しくなりましたけどね。。。

今後もパーティーに参加していたら、
より自信満々になって
(よくない意味で)別人になった彼に
遭遇してしまうのではと戦々恐々です(笑)。
彼に幸あれ。いや、なくていい。