【お手軽開運術】カバンの中の「アレ」をチェック?

「アレ」とは、ずばり鏡！

化粧直しや身だしなみを整えるために鏡を持ち歩いている人は多いですよね。ファンデやコンパクトについている鏡を使っている場合もあるかもしれません。
でも、その鏡キレイですか？指紋で曇っていたり、コスメの汚れがついたりしていませんか？

鏡の起源は人類の発生と同じくらいに古く、最初は水面に自分の姿を映す水鏡だったと言われています。それから弥生時代中期には日本にも大陸から金属でできた銅鏡が持ち込まれ、紀元前2世紀頃には国内でもつくられるようになります。

その頃の鏡はメイク道具というわけではなく、祭器としての役割をもっていました。
”かがみ”の語源も、一説にはヘビを神聖視していた古代人がヘビの古語である”カカ”の目、つまり「蛇目（かかめ）」としたとも。姿が映ることを神秘的な現象として捉え、特別に霊力が宿った鏡は見えないものが見える、ともされていたようです。

以来、各地の古墳から鏡が出土されたり、天孫降臨の神話では天照大神が鏡を自分と同じだと思いなさいと言ったり、八咫鏡に代表されるように神道ではとりわけ神聖なものとして扱われ、鏡自体がご神体という神社があったり。

実は、日本人にとって鏡はめちゃくちゃ神聖で強力なパワーを持つアイテムのひとつなのです。

鏡のパワーをプラスに使おう☆

神聖で強力なパワーを持つものだからこそ、良くない呪術やまじないにも使われてきました。

現代でも鏡がキーアイテムになっている怪談はたくさんありますし、向かい合わせの鏡は悪魔や霊の通り道になるので不吉という人もいます。
そんなオカルトめいた話、と笑うかもしれませんが、そういう話を聞くとあまり気持ちのいいものではないですよね。

なぜこれほど科学が発達しても”そういう話”にたびたび鏡が登場し、まことしやかに囁かれているのか。それこそが鏡には不思議な力があると考え、大勢の人が今でもそう信じている証拠なのかもしれません。

見えないものが見えるとまで言われた、不思議な力を持つアイテム「鏡」。
汚れている鏡に自分を映すと、いくらキレイにメイクしていても曇って見えてしまいます。
その汚れている姿を自分だと認識することは、自らマイナスの運気を纏ってしまっているのと同じことです。

ここまで言えば、やることは一つ！
鏡をいつもキレイな状態に保ちましょう！

まずは普段持ち歩いている、よく使う鏡からでOKです。
汚れや歪みのない姿で自分自身を確認することを心がけてみてください。

身の回りの鏡も大切に♡

そして次のステップでは、朝起きて一番最初に目に入る鏡をチェックしましょう。

睡眠と死は似たようなものだという考えがあります。
仏教では覚醒の反対ということで過度な睡眠を禁じていましたし、ギリシア神話では眠りの神ヒュプノスと死の神タナトスは双子の兄弟という設定だったりします。
つまり暗い夜に眠ることで毎日小さな死を迎え、朝の光とともに目覚め、生まれることを繰り返していると考えてもよいかもしれません。

目覚めてまず最初、生まれたての自分を一番はじめに自分だと認識する鏡をキレイにすると、自然とポジティブな意識を持つようになれるハズです☆

この調子で順番に身の回りにある鏡をキレイに保つと、常に曇りのない自分自身を認識することができて、良い方向へ導かれるようになるというワケです。

生活の中で、欠かせないアイテムである鏡。ついついただの道具だと思ってしまいますが、鏡の持つ不思議なパワーを最大限有効に使って、運気アップを目指しましょう！