頭が良くなるといわれる「モーツァルト効果」や、人間にとって心地の良い音になる「1/fゆらぎ」など、しばしば音楽の持つ不思議なパワーが話題になることがありますよね。
では、近年話題になっている「聴くだけで癒される奇跡の音」というのをご存知でしょうか??
今回は噂の癒しの音、ソルフェジオ周波数について探ってみました!
ソルフェジオ周波数って?
ソルフェジオ周波数とは、大昔のグレゴリオ聖歌などで使われていたソルフェジオ音階という古い音階のこと…といっても、いまいちピンときません。
グレゴリオ聖歌は9世紀から10世紀にかけて西欧から中欧で発展し、ローマ・カトリック教会で用いられている無伴奏の宗教音楽です。
たしかに教会っぽい雰囲気。歌詞の意味はわかりませんが、聖なる感じがバンバン出ている気がします。
教会で歌う曲といえば讃美歌やゴスペルを思い出しますが、よく知られている讃美歌やゴスペルは主にプロテスタントの教会で歌われるもの。ゴスペルに関しては宗教音楽としてだけではなく、音楽の1ジャンルとしても認識されていますね。
現代の音階とはすこし違い、昔のグレゴリオ聖歌は396Hz(ヘルツ)、417Hz、528Hz、639Hz、741Hz、852Hz、963Hzなどの音階でつくられていて、それぞれに意味を持つ音だと言われています。
主な作用は次のようなものだそうです。
- 396Hz 罪の意識と恐怖の解放
- 417Hz 状況回復、変容の促進
- 528Hz DNAの修復、奇跡
- 639Hz 関係性、つながり
- 741Hz 表現、解決
- 852Hz 直感の覚醒
- 963Hz 高次元、宇宙意識とつながる
特に528Hzは太陽の発する音と同じ周波数らしく、DNAを修復し、奇跡を呼ぶ音とも呼ばれています。一般的に「ソルフェジオ周波数」というと、この音を指していることも多いようです。
癒しの音ってどんな音?
噂の528Hzとは一体どんな音なのでしょうか。期待が膨らみますね!
この音の持つ作用を再発見したと言われているのはヨゼフ・プレオという博士。そして現在ではDNAの研究者であるレオナルド・ホロヴィッツ博士が引き継いで提唱し、著書などで広めたことにより、ソルフェジオ周波数として知られるようになったようです。
音楽療法というと日本ではまだまだ少数派ですが、音楽療法が盛んな海外ではすでに知られている周波数なのだそう。
個人的にはこの音、仏具の”おりん”を思い出しました。なんとなく、お経とともにお寺で鳴ってそうな感じのトーンですよね。洋の東西を問わず同じような音に信仰を感じていたとすると、ちょっと興味深いです。
音楽としての528Hz
いくら心身によい音だからといって、単音をひたすら聴き続けるのはちょっと…という方は、自然の環境音や音楽と組み合わせたりしている、いわゆるヒーリングミュージックのようになっているものが聴きやすそうです。
ソルフェジオ周波数を聞くときはリラックスできる体勢で、ヘッドフォンやスピーカーで聴くのが良いそう。夜寝る前やヨガ、瞑想時に使っているという人もいるようです。
528Hzだけではなく、他の周波数に関しても動画サイトや通販サイトで試聴できるものも多いので、聴き比べてお気に入りを見つけてみてくださいね☆
ちなみに執筆のためにいろいろ聴き比べていたら、やたらと眠気に襲われました。癒やされているのでしょうか…ぐっすり熟睡したいときに重宝しそうな気がします。
お気に入りの曲を聞くとテンションが上がったり、ライブやカラオケに行ってストレス発散できたり、音楽から元気をもらったり癒やされたりすることは、きっと誰もが経験していることだと思います。
もしかしたらソルフェジオ周波数も、はるか昔の人たちが音楽と心・身体の間には何か関係があると考え、作り出した奇跡の音階なのかもしれません。
なんだか最近疲れてる、ストレスを感じることが多いという方は、ソルフェジオ周波数の不思議なパワーをお試しあれ☆