「どのご飯がいいの?!」猫の体を考える。これぞおすすめフードな見分け方②

「どのご飯がいいの?!」猫の体を考える。これぞおすすめフードな見分け方②

猫は肉食。
野菜なんかも食べるには食べるが、フードの選び方として分かりやすく好ましいのは「原材料の一番初めが素材そのもの」であること。
魚やお肉。「副産物」でないことが重要だ。
そもそも副産物とは?羽、骨、その他お肉以外の部分を指す。
実は肉食動物である以上、羽や骨、内臓なんかはとても大事な食べ物だ。
単にお肉だけを与えていれば、肉食動物は生きていけるわけではない。
草食動物が体の中で消化しやすいようにドロドロにした食物繊維その他があるからこそ、肉食動物は生きていけるのだ。
それは肉をはじめとしたうえで素晴らしい割合であるからこそ重要なのであって、羽や内臓がどれくらいの割合で加工されているかわからない加工済みフードにはなかなか「これはいいものですよ」とは言い難い節がある。
栄養として吸収されるものが圧倒的に少ない可能性もあるわけだ。

それゆえに、人間用に加工されたセーフティな肉を与えていれば生きていけるというわけでもなく、だがしかし肉食の猫に穀物が中心の生活をさせるのもやはりおかしい…といった形になってしまうのである。
猫フードは本当にたくさんある。
動物の栄養士の方なんかを見ると、そのあたりのバランスを考えてメニューを調合されているので普通のフードを食べている子よりも筋肉があってがたいが好かったりするのだが、そのあたりの見解すら、ペット界にはいろいろな意見がある。

肉そのものだけを食べることによってよくないことがもう一つある。
肉、魚などは所謂「質のいいタンパク」であり、腎臓に負担をかけない(かけにくい)。
腎臓に負担がかかるとき…というのは、「ゴミ」が出るときである。
栄養として吸収率がいいたんぱく質を食べ続けたとすると、小量しかゴミが出ないために糞が出ない。
やはりゴミを体にずっとためておくのは猫であろうともよくはない。
腸内を掃除するためにも、ゴミは必要なのだ。
単に、やはり割合の問題だけなのである。あくまで腎臓だけに目を向けたときに限るが。
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化合物、副産物、味付けの食塩…
猫の飼い主さんは、新しいフードや味が出ては、猫の喜ぶ顔が見たくて与えてみたくなるだろう。
健康志向に向けたくても猫のわがままになかなかフードを転換出来ない場合もあるだろう。
だが、フードは本当にたくさんあり、また、最近は健康志向のおいしいフードも増えている。
どうかパッケージの写真ばかりに目を向けないで、小難しい裏側の健康欄にも是非興味を持ってみて。
あなたの大切な猫が健康でありますように。
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