婚活するなら早くから、20代のうちにしておいた方がいいという私ですが、それは男性側で「30代女性より20代女性の方がいい」という意見が多いからです。
ずいぶん前の話になりますが、婚活ハズレ世代なんていう言葉も出てきたり、30代以降の方々は婚活の場ではだいぶ不利な立場に立たされるというのが世間での常識になってきました。
これらに不満を持ちながらも、フリになる前に婚活をしておいた方がいいと思っていましたが、先日、気になる記事を見つけました。
その記事では、「男性は25~27歳の女性と結婚したいのだ」という内容でまとめられており、30代女性に対してきつい意見が多くありました。
これまで「30代より20代」という意識はありましたが、その記事を読んでちょっと疑問に思ったことがあったので、今回はそのことをまとめてみようと思います。
その記事へのリンクは避けますが、「男性が25~27歳の女性と結婚したい理由」について以下の点が大きくに取り上げられています。
・健康的に健康体な子供を授かれるかどうか
子供を産むのに27歳くらいの女性が適しているという話は、たまに聞きます。
そして、そこから年齢があがるにつれて色々なリスクが出てくるという話も、よく聞きますよね。
なので、彼が言いたいのは「出産適齢期までに結婚し、子供を授かりたい」という話なのだと思います。
まずは男性側の意見(この記事を書いた人の意見)について、考えてみましょう。
※あくまでも記事を読んで、私が推測した意見です。若干事実と違う場合が出てくると思います。
彼が25~27歳までの女性が結婚相手として見られるタイムリミットであり、それ以上の年齢はもう結婚相手としてNGだと書いています。
「健康的に子供を産める体・健康的な子どもが産まれる可能性が高い体」を基準にしており、27歳以上の女性はこの条件をクリアしていないため、結婚相手としてNGであるとしています。
つまり、彼にとって「子ども」が結婚の絶対条件に含まれるのだと思います。
子どもがほしいから婚活を始めた、結婚を意識したという男性も多くいますし、こういった意見が多いのでしょう。
そのため、30代から女性の婚活は難しくなるとも言われています。
30代後半になると、この「健康的に~」という条件をクリアしづらいからです。
30歳から妊娠しにくくなるとこの男性は書いているので、結婚して子どもができるまでの期間を考えると、27歳までには…と思っているのでしょう。
結婚してすぐに子どもができるとは限りませんから、2,3年の猶予を見るのもわかります。
つまり、彼は25~27歳の間に結婚するために、女性は20代前半から婚活するべきであり、この間に遊んでいた30代女性がらくらくと結婚できるだなんて無理な話であるということを書きたいんだと思います。
(若干、乱暴にまとめました)
20代前半から婚活しろとは書かれていませんが、もし彼の言っている年齢で結婚する場合、逆算していくとそうなるのでは?と思います。
出会い、友達期間、恋人期間、プロポーズ、結婚…。
上記のとおり事が進んでいくとは限りませんが、だいたいはこんな感じで関係は変化していくのではないかなと。
それぞれの時間配分には個人差があると思いますが、最低でも1年を見繕っています。(もちろん、出会ってから結婚までの期間が1年より短い場合もあるかと思いますが)
25歳で結婚するには、24歳のときには出会っておかないといけませんよね。
27歳での結婚であれば26歳の時には出会っておかなければいけませんよね。
彼はこういった理由から、女性に早めの婚活を勧めているのではないかなと思います。
次に、男性の意見について、女性側の反対意見です。(女性側と言っても、私の個人的な意見がほとんどです)
男性側の意見がいったい何歳の方の意見なのかわからなかったので、それによって言いたいことも変わってきます。
なので、今回は全年齢に対しての反対意見です。
この男性の主張である「健康的~」の部分に対して、必ずしも若い女性が健康的に・健康的な子どもを産めるかどうかは、まさしく神のみぞ知る世界です。
確率の問題で言えば、20代女性の出産で、生まれてきた子どもが健康ではない可能性は低いでしょう。
ですが、ゼロと言い切ることは出来ません。
もし、20代女性と結婚して、子どもを授かりはしたものの、様々な理由から障がいを持って生まれてきた場合「こんなはずではなかった」と頭を抱えるのですか?
確率の問題です。確かに20代女性は30代女性よりも健康的な子どもを産む確率は高いと言われています。
ですが、絶対ではありません。
結婚してから、何らかの理由で子どもが授かれなくなる場合だってあります。
そのときに「じゃあ離婚で」と言うのでしょうか?
少ない確率の方に傾いてしまったとき、「お前なんか選ぶんじゃなかった」と言うのでしょうか。
良い可能性、悪い可能性、どちらもあります。
20代女性にも、30代女性にも、数値は違っても可能性としては残っているのです。
でも、男性は20代女性の産めない可能性を見ません。
20代女性は健康的に子どもを産めるとして、選びます。
そんな選び方をされた女性の気持ちを考えたことがあるのでしょうか。
もし私が健康的な子どもを産むことができなかったら、「健康的な子どもを産む」重視で選んできた男性は私を捨てるのだろうかと考えます。
子どもを産める良質な環境(体)として選ばれても、絶対に健康的な子どもを産みますという約束は出来ないんです。
「計算どおりに子どもを授かることはできない」ということを、男性は理解しているのだろうか。
記事を読んだ私は、そう疑問を持ちました。
そんな理由で女性を選んで、目論見が外れたときはどうするのでしょう。
同年代はさておき、30代男性が20代女性を選ぶ理由に「子ども」が関係していることはよくあります。
しかし、「健康的な子どもが産めるから」という理由で選ばれる女性の気持ちはどうでしょう。
「健康的な子どもを作れるから」という理由で20代~35歳までの男性を選ぶ女性を見たら、どう思いますか?
同年代から年下○歳までの女性と決めている方とは違い、出産適齢で20代を選ぶ男性の考えが怖いです。
元気な子どもではなかったとき、その男性はどういった態度を取るのでしょうか。
きちんと受け止めてくれるのでしょうか。
「好きな相手であれば、受け止められる」という方がいらっしゃるなら、「健康的な子どもを産める体」という前提を外していただきたいと思います。
好きな相手ならば、「健康的に~」なんて気にしないでしょう。
「子ども」よりも相手との相性を重視しているのなら、同年代まで幅広く目を向けていただきたいです。
「女性の結婚適齢期は27歳まで。30歳以上は健康的な子どもを産めないからNG」と書いてある記事を読むたびに、こんな男性とは結婚したくないなと思ってしまいます。
30代で健康的な子どもを産む方をいらっしゃいます。もちろん、その反対の方もいらっしゃいます。
問題は、子どもが健康か否かにこだわることでしょうか。
子どもの健康を願わない親はいないでしょう。
ですが、願いどおりになるとは限りません。
子どもが健康的に産める体かどうかを重視するよりも、お互いを支えあっていけるかどうかを重視して欲しいですね。
「20代女性でなければ支えられない!」と言われたら、もう一生婚活難民として彷徨っていけばいいのに…と思いますが。
さて、「健康的な~」という話が続きますが、子どもが健康的に生まれてきたとして、育つ環境が悪ければ元も子もありませんよね。
個人的には、始めの段階で気にするよりも子どもが生まれた後、育てる環境を気にした方がいいと思います。
両親の仲が良く、きちんと面倒を見られる環境ですね。
子どもにとって良質な環境とは、母体の中だけの話ではないでしょう。
これも女性側の一意見として失笑されそうですが、「健康的な子どもを産める良質な体」として選別をされるのには嫌気が差します。
女性の方々には、こうした意見を持つ男性のことなど気にしないでもらいたいです。
年齢で選ぶ男性は多くいますし、良い男性は早く相手を見つけてしまうので、ゆっくり婚活を始めるよりも早めから婚活を始めた方がいいという意見を変わりませんが、間違っても「子どもがほしいから20代女性」と言っている男性には引っかからないようにしたいですね。
だいぶタイトルから離れてしまった話となりましたが…30代で婚活をするのが悪いという方は「子ども産むのに20代女性サイコー」とか言っている男性だけだと思います。
願わくば、双方にとって幸せになれる相手と出会ってくださいね。
それでは、素敵な婚活ライフを送って、幸せな未来を摑んでください。