タロット占いの的中率アップ!「どちらの道を選ぶべきか」正しく占う方法とは1

タロット占いの的中率アップ!「どちらの道を選ぶべきか」正しく占う方法とは1

どちらにしようか悩んでいる選択肢があったときに、より良い未来を選び取るためにタロットによる占いが有効であること、またタロット占いがなぜ当たるのかについて、前回はお話をしていきました。

前回も触れたように、タロット占いというのはずば抜けて歴史の長い心理テストのようなものです。どれほど権威と歴史のある心理テストでも、数百年の歴史を持つものは他に存在していません。だからこそ、悩んでいるなかにあっては利用してみる価値があります。自分が本当は何を望んでいるのか、何を予測しているのか。無意識に第六感が嗅ぎ取っているそれを、明らかにしてくれるのがタロット占いなのです。

■タロット占いを最大限活用するための注意点

よく、タロットは自分自身の願望を映し出すのでそうならないように気をつけて占わないといけないと言われますが、むしろ逆で、この「自分の隠れた願望が何なのか」を自分自身が理解することこそがタロット占いをするメリットです。タロットカードは自分自身の心と向き合い、未来について真剣に考えるためのツールです。
自分自身の判断が信用できないからこそ占いに頼るという面もあるとは思いますが、ここで気を付けたいのは、タロットが映し出すのはあなた自身の直感だと言うことです。そして、それは必ずしもカードそのものに出るとは限りません。カードの並びや出目が納得の行かないものだった場合、人は結局占いの結果を信じないものです。占ってもらった結果が当たらなかった、納得がいかなかった、というのはプロの占い師さんに依頼してすらよく聞く話です。そして、その納得のいかなさすらも占いをする意義なのです。結局のところ、占いは、判断するための道具でしかありません。「こういう結果が出たからこうしよう」「こういう結果が出たけど納得がいかない」その判断のすべてが価値あるものです。

ですから皆さんも、占いの結果そのものよりも、占いによって自分がどういう結論を出すかということを大事にするようにしてください。納得がいかなければ少し質問の仕方を変えて、似たようなテーマで何度も占うのも手段のひとつです。自分が何らかの結論を出せるまで、タロット占いは自己分析、状況分析にじっくり付き合ってくれる良いサポーターです。

ただ、人間相手でないぶん、遠慮もないわけですから、不安な時期には何度も占ってしまったり、ベッタリになってしまうこともあるかもしれません。人間では愛想をつかしてしまうようなことにも占いは向き合ってくれますから、依存しないため、心の健康を保つために「同じテーマで二回以上占ってはいけない」「占いの結果が当たっているかどうかを占ってはいけない」「人の死について占ってはいけない」といったルールがあります。このルール自体は占いと正しく付き合う上で大切なルールですから、どうしても不安なときには少しテーマを変えたり別の角度からの質問をするなど、より詳細な自己分析、状況分析に繋がるように質問の仕方を工夫すると良いでしょう。

それではいよいよ、タロット占いによる二者択一の方法について詳しくお話ししていきます。

■二者択一法スプレッドについて

タロット占いには、「スプレッド」という概念があります。分かりやすく言えばより解釈しやすくするためにカードの並べ方に種類があり、その種類のことをスプレッドと言うのです。

二つの選択肢のうち、どちらを選んだ方が良いかということを見るためには、二者択一法(ヴァウとも言います)というスプレッドを用います。このスプレッドは5枚のカードを以下のように並べて占うもので、以下のことが分かります。

④ ⑤
② ③

①現在の自分自身の心理、状況
②Aの選択肢を選んだ場合の近い未来、一時的な状況
③Bの選択肢を選んだ場合の近い未来、一時的な状況
④Aの選択肢を選んだ場合の最終結果
⑤Bの選択肢を選んだ場合の最終結果

また、更に詳細に占うため、もう二枚増やして計七枚で以下のような内容として占う場合もあります。

⑥ ⑦
④ ⑤
② ③

①現在の自分自身の心理、状況
②Aの選択肢に関する現在の状況
③Bの選択肢に関する現在の状況
④Aの選択肢を選んだ場合の近い未来、一時的な状況
⑤Bの選択肢を選んだ場合の近い未来、一時的な状況
⑥Aの選択肢を選んだ場合の最終結果
⑦Bの選択肢を選んだ場合の最終結果

より詳細な解釈を行うのであれば二番目の七枚用いる方が解釈はしやすいでしょうが、二つの選択肢に対してそれぞれの状況と言うほどの進捗が現状存在しない場合もあるでしょう。その場合は二番目の方法を用いてもかえって混乱しますので、一番目の五枚を用いて占う方を選んだ方が良いでしょう。スプレッドというのはあくまでも解釈のしやすさによって選ぶものであって、スプレッドを変えたからと言ってカード自体の的中率が変わるという訳ではありません。自分にとって解釈しやすいスプレッドを選ぶのが一番です。

スプレッドを決めたら、次は選択肢Aと選択肢B、どちらをどちらの選択肢にするかを決めましょう。イメージが強ければ強いほど明確な解釈ができます。占ってる最中に迷いが生じないよう、占う前からきちんと決めておきましょう。

それでは、いよいよ次回は具体的に手順を追って占っていきましょう。
タロット占いの的中率アップ!「どちらの道を選ぶべきか」正しく占う方法とは2