みかんの栄養は?効果や効能は何がある?妊婦がみかんは食べるのはいい?

みかんの栄養は?効果や効能は何がある?妊婦がみかんは食べるのはいい?

みかんの栄養成分にビタミンCがたくさん含まれることは、知っている方も多いですよね。みかんは秋から冬が旬で、「みかんを食べたら風邪をひかない」とも言われています。そんなみかんの栄養成分から、どのような効果効能があるのか具体的にみていきましょう。

みかんの栄養成分

みかんの栄養成分

まずは、みかんの栄養成分をご紹介していきます。みかんの栄養成分の中で有名なのはビタミンCです。その他に、葉酸、β-クリプトキサンチンといった栄養成分も知られています。

【みかんの主な栄養成分一覧】

  • ビタミンC…35mg
  • 葉酸…24mg
  • β-クリプトキサンチン…1900μg
  • カリウム…130mg
  • 食物繊維…0.7g

など
(日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参考に、100gあたりに含まれる栄養成分量)
この他に、みかんの白い筋部分にはペクチンとしう栄養成分があると言われています。
では、それぞれの栄養成分について効果効能を詳しくご紹介です。

みかんの栄養成分①ビタミンCの効果効能

みかんの栄養成分①ビタミンCの効果効能

みかんの栄養成分として豊富に含まれているビタミンCは、なんと1個(120g)あたり約42mgを含んでいることになります。1日のビタミンCの摂取量は成人の場合、100mgと推奨されているので、みかんを1日2個食べるだけで栄養がほぼ摂れてしまうんです。
そんなビタミンCの効能は免疫力を高めて、風邪などの予防にいいと言われています。風邪が流行る時期には積極的に食べていきたいですね。その他にも、ストレスを軽減してくれるというホルモンの生成を促してくれたり、メラニンの生成を抑制してくれたり、ストレスに弱い人、スキンケアに気を配っている人はビタミンCの効能を期待して、みかんを食べるといいですね。

みかんの栄養成分②葉酸は妊婦におすすめ!

みかんの栄養成分②葉酸は妊婦におすすめ!

みかんの栄養成分に含まれる葉酸は、女性ならよく聞く栄養名ですよね。葉酸は妊婦さんが摂ることであかちゃんの発育にいいと言われています。また、妊婦さんが貧血になって倒れないよう、予防する効果も期待されています。そのため、妊婦さんは1日に480μgは摂ることをおすすめされています。みかんの栄養量で考えると1個(120g)あたりで約29mgが含まれているので、もし妊婦さんがみかんの栄養だけで葉酸を摂ろうとすると16~17個ほど食べなければいけないことになります。他の食事でバランスよく摂りつつ、みかんも食べていくのがいいですね。ただし、摂り過ぎはNGです。葉酸の摂取量を1日1000μgを超えないようにしましょう。

妊婦はみかんを食べてもいい?

みかんの栄養成分で妊婦に効果的な葉酸が含まれていることはわかりましたが、妊婦さんはみかんを食べてもいいのでしょうか?妊婦さんの中には、ビタミンAの摂り過ぎには気をつけるべきだと知っている人も多いでしょう。みかんの栄養成分であるβカロテンは体内でビタミンAに変換されるため、妊娠中はみかんを食べるのは控える方もいます。ですが、みかんのβカロテンは体内のビタミンAが不足しているときに変換され、不足していないときには体の外に排出されます。そのため、栄養が偏っていたり、食べ過ぎたりしなければ、妊婦さんもみかんは食べてもいいと言えるでしょう。

みかんの栄養成分③β-クリプトキサンチンの効果効能

みかんの栄養成分③β-クリプトキサンチンの効果効能

みかんの栄養成分にはβ-クリプトキサンチンという、あまり聞きなれないものもあります。β-クリプトキサンチンの働きとして、抗酸化作用があります。みかんに含まれているβ-クリプトキサンチンは紫外線から目や肌を守ってくれる効果が期待できるのです。その他にも、2型糖尿病の予防やがんの発生予防への効果も研究されているため、健康にいい栄養素がみかんに含まれていると考えられるでしょう。

みかんの栄養成分④カリウムの効果効能

みかんの栄養成分④カリウムの効果効能

みかんの栄養成分であるカリウムは高血圧の予防に効果的であると言われています。塩分は控えめにし、カリウムを摂るようにしている場合、みかんは最適な果物でしょう。ですが、カリウムを豊富に含んでいるみかんを腎不全の方が食べ過ぎると、体にカリウムを溜め込みやすくなるため、腎臓が悪いと言われている人は注意しましょう。カリウムの効果を期待してみかんを食べるなら、体が健康的なとき、予防のために食べるのがいいでしょう。

みかんの袋の栄養成分⑤食物繊維の効果効能

みかんの袋の栄養成分⑤食物繊維の効果効能

みかんの袋には食物繊維、ビタミンPが含まれています。食物繊維は便秘のときに効果的な働きをしてくれるため、お通じが良くない人はみかんを袋ごと食べてみるといいでしょう。

みかんの袋の白い筋は取って食べてもいい?

みかんの袋には白い筋がついていますよね。白い筋を取って食べる人もいますが、みかんの栄養成分を効果的に摂取していきたいのなら、そのまま食べる方が栄養の効能を体に取り入れやすいでしょう。みかんの白い筋にはヘスペリジンといった栄養があり、血圧やコレステロールの低下を助ける効果が期待できます。

みかんの栄養まとめ

今回はみかんの栄養成分について、それぞれ効果・効能を紹介してきました。みかんにはビタミンC以外にも、葉酸や食物繊維など、体に嬉しい栄養がたくさん含まれています。日頃の健康のためにもまず、みかんを1日1個食べることから始めてみてはいかがでしょうか?