あなたの本質を占う!干合による命式の変化について

あなたの本質を占う!干合による命式の変化について

前回の「あなたの本質を占う!日干による性格分類の精度について」では、自分自身の日干の出し方と、日干による性格診断に関する注意事項について述べていきました。

前回、診断の精度としては日干だけならば2~3割と書きましたが、それはその日干自体のエネルギーの強弱が関わってくること、隣り合った柱との関係性によって、日干が生かされも殺されもすること、また、四柱推命においては干合という考え方があることが主な理由です。

今回は、この干合について少しお話することにしましょう。

四柱推命において、干合とはとても重要なテーマです。流派によって考え方が違いますが、基本的には、特定の干同士の組み合わせにより、その干が別の干に変化してしまうという考え方になります。言ってみれば干同士の化学変化ですね。
ちなみに干だけでなく、支でもこの化学変化は起こります。このことについては、また別の機会にお話ししましょう。

干合とは、化学の言葉を借りればプラスの気を持つ陽干とマイナスの気を持つ陰干がくっついて、別の五行になることを言います。学校で習った化学を思い出してもらえると分かりやすいのですが、H+にOH-がくっついてH2O、つまりは水になるようなものです。これはつまり、命式中に干合があることによって命式そのものが変化してしまう可能性があるということです。こういうことがありますから、日干のみで性格分類をするのは2、3割程度の精度であるということが言えるわけです。ですから、日干による性格分類を見る前に、まずは自分の命式を見て、干合がないかどうかを調べてみることが大切です。