結婚したら働きたくない、絶対に専業主婦になりたいと憧れる女性は多いものです。女性にとって子育てや家事に専念することは、理想的な妻・母としての姿の一つなのでしょう。
だからこそ、結婚後は共働きではなく専業主婦になることを望んでくれる男性との結婚を望む女性は多いです。
しかし、理想と現実は違うと言うように、専業主婦にもいろいろあります。結婚して専業主婦になることには、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回は、専業主婦のメリット・デメリットを解説していきたいと思います。
◆メリット①育児や家事に専念できる
育児や家事を行うことは、やはりとても大変なことです。一人暮らしをしているわけではないので、炊事洗濯、すべての家事を家族全員がストレスなく暮らせるようにこなしていくことは、意外と負担がかかることになります。
そしてもちろん、育児も大変なのは言うまでもありません。
そんな負担のかかる育児や家事を、共働き夫婦の場合はそれぞれ働きながらこなしていく必要があります。
うまくやらない限り、共働き夫婦は家が散らかりっぱなし、子供にも寂しい思いをさせっぱなしということも少なくありません。
しかし専業主婦になることができれば、育児や家事に専念できるという強いメリットがあります。
家を清潔に保つこともできれば、子供に寂しい思いをさせることもないでしょう。
子供の成長をじっくりと見守っていくこともできます。
◆メリット②仕事をしなくて良い
専業主婦になれば、当然仕事をする必要がなくなります。
とにかく仕事をしたくないという思いから専業主婦を望む女性は多いですし、そんな女性たちにとって専業主婦は夢のような立場です。
職場の人間関係、仕事の責任などに縛られることがないというのは、やはり大きなメリットになります。
専業主婦になることができれば、仕事のストレスから解放された毎日を手に入れることができます。
仕事で嫌な思いをしてきた人にとっては、強いメリットを見いだせることでしょう。
◆メリット③自分の時間を楽しめる
専業主婦になれば、確かに子育てに奮闘しているうちはなかなか自由に時間を使えるようなこともないでしょう。
ですが子供が学校に通い、少しでも手が離れるようになれば、自分の時間を持つことができるようになるのも、専業主婦の醍醐味です。
空いた時間を使って、趣味や友達とのご飯の時間を設ける主婦はたくさんいます。特に趣味に時間をかけたい女性にとって、専業主婦をやれることは有難いところでしょう。
◆デメリット①視野が狭くなる可能性
続いてデメリットですが、よく言われるのは社会に出ない分視野が狭くなってしまいがちなところがあるという点でしょう。
人間関係も当然狭くなりますし、変わり映えしない毎日に逆に苛立ちを覚える人も少なくないと言います。
その視野の狭さから窮屈さを感じ、収入的には必要ないのにパートを始めたいという人も多いです。
人として視野が狭まることは、あまり良い結果を生みません。
夫との喧嘩やトラブルも起こしやすくなると言いますし、社交性が失われていってしまう可能性もあります。
◆デメリット②夫に家庭を顧みてもらえない場合も
専業主婦になると、夫は仕事、妻は家庭といったかたちができあがってしまい、それぞれのことに全く関知しなくなる場合もあります。
確かに仕事のことに首を突っ込むのは難しいことですが、やはり家庭のことは夫にもある程度顧みて欲しいと思いますよね。
専業主婦になると、デメリットとして夫に家庭のことを何もやってもらえない可能性が出てきます。
子育ての責任は全て自分という暗黙ルールができあがり、二人の子供であるのにも関わらず、夫は子供のことを全然知らない…ということも実は珍しくありません。
二人で子供の成長を喜び、共有し合うようなことも少なくなるかもしれません。
◆デメリット③夫と話が合わなくなる
妻は専業主婦、夫は仕事となると、お互いに話が合わなくなることも多くなりがちです。
夫は家庭のことを分かってくれない、妻は仕事の大変さを分かってくれないなどの不満をお互いに持ち、それがやがて大きな喧嘩に発展することも少なくありません。
大事なのはお互いの立場やするべきことを理解し、尊重し合うことですが、そのバランスがうまくとれない夫婦も実は結構多いのです。
専業主婦になったことで夫と話がかみ合わなくなり、喧嘩することが増えた…という悩みを抱える主婦は少なくありません。
お互いのことを尊重し合い、それぞれの話に耳を傾ける気持ちを持つことは忘れないようにする必要があります。
まとめ
専業主婦になるメリット・デメリットをそれぞれ解説してきましたが、いかがでしたか？
夢のある立場に思える専業主婦ですが、意外と大変に思えること、うまくいかないことはつきものです。
専業主婦という立場を楽しめる人もいれば、窮屈にしか感じない人もいるでしょう。
働きたくないという思いから、安易に専業主婦を選ぼうとする人は特に要注意です。
メリット・デメリットを見たうえで、自分に専業主婦が務まるのかどうかを一度考えてみる必要はあるでしょう。
close