たとえ小学校からずっと付き合い続けてきた親友だったとしても、たとえあなたが大失恋をした時に慰め続けてくれた友人だったとしても、時には関係を断ち切った方が「あなたのため」になることもあります。
人間関係を断ち切るということに対して、ネガティブな印象を持つ人がいるかもしれません。けれど、そうして古くからの人間関係を断ち切ったとしてでも、新たな人との出会いを求めるべきタイミングが誰にでも訪れます。
それはあなた自身のことを守るためにはもちろん、新たな価値観や生き方を見つけられる絶好のチャンスとなることだってあります。
そこで今回は、大人になった私たちが人間関係を「アップデート」するべき理由をシェアします。
1：価値観にズレが出てくる
先週までは「YES」と思っていたことが、突然「NO」に変わったり、この先も大切にし続けたいことに対して気持ちや行動に対する明らかな変化が見られるようになったり。
年齢を重ねるにつれて、誰しもがさまざまな経験を通じて自分の価値観に変化が見られるようになってきます。
そのため、古くからの友人たちと思うように自分の考えを伝えることができなくなってしまったり、クリアしなければならない高いハードルを自ら設けてしまうことだってあったりするかもしれません。
けれど、歳を重ねて大人になってからできる新たな仲間たちは、あなたの発言や行動に興味そのものに対して持ってくれたからこそ仲良くできているはずです。そして何よりも、「ひとりの人間と」してあなたと真摯に付き合ってくれているはずです。
ですから、大人になってから出会ったり、交流を持ったりした人々に対して興味がどんどんと湧いてきて、より深い関係へと進展することが多くあるのです。
2：「大切にしたいもの」が変わるのは当たり前
大人になるということで、あなた自身も自分のことだけではなく、世界への関心が少なからず出てくるのではないでしょうか。また、世界への関心が出てくることによって、少しずつ「自分の人生に必要なことや人間関係」そして「必要ないことや人間関係」に気がつく瞬間が訪れます。けれどその瞬間が訪れることによって、古い人間関係を手放す必要が出てくることがあるかもしれません。
３：大人は「ホンモノの友情」を築くことができる
年齢とともに古い友人との関係が途切れたからといって、新たな人間関係に意義を見出すことができないというわけではありません。
実際のところは、大人になったからこそ「ホンモノの友情」を築くことができるようになっていくはずです。
学生時代の友情といえば、学校や塾などのある程度限られた環境の中で友達を作っていきますが、大人になると自分の居場所を自分で作ることができます。そのため、自分の考え方や価値観によく似た人たちとの交際を心から楽しめるようになります。
そして何より、大人の友情を築く醍醐味ともいえるのが「お互いのバックグラウンド」について聞くこと。周囲の人はきっと、あなたがこれまでどのような人生を送ってきたのかが気になっています。ぜひあなたのバックグラウンドについて積極的に話してみましょう。
４：「大人になってからの出会い」は財産になる
歳を重ねていくことによって、仕事や結婚などといったさまざまな変化が起こり、どうしても好きなことに費やせる時間が減ってきてしまいます。そして自分自身の体感時間がこれまで以上に早く感じることも大げさな話ではないはずです。
私たちが大人になるにつれてきちんと理解しなくてはいけないこと、それは「自分に与えられた時間をきちんと管理すること」そして「どんなに好きだった物事や人間関係にも必ず終わりがあること」ではないでしょうか。
もし、今のあなた自身がこのことを理解できなかったとしても、やがていつかこの先も付き合い続けていきたいと考えているはずの人とそうでない人を自然に見極められるようになっていくはずです。
5：あなたの「本音」を知りたがっている
学生時代までだったら、ある程度本音を隠して生きることが学校での人間関係を円滑にしていくために必要なことだったかもしれません。もしくは、あなた自身も「本音」を隠したうわべだけのトークをすることに対して、何の苦も感じなかったかもしれません。そして何より、学生時代の人間関係にはお互いにちょっとした見栄や嘘をついたり、不誠実な態度をとったりすることがあるはずです。
けれど、大人になってくるといつまでも「本音」を隠してうわべだけの会話をすることに疲れてくる瞬間が必ず訪れるはずです。
周囲の不愉快な言動に対しておおらかな気持ちで対処することが難しくなったり、リスペクトのかけらもない態度をとるような人に対して否定したいという感情が湧いたりすることがあるかもしれません。
そのような感情が芽生えることによって、お互いに誠実で中身のある、「本音」で付き合うことができる人間関係を求めるようになっていくはずです。
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