月の位置するハウスで読むあの人やあなたの「本当の顔」2

月の位置するハウスで読むあの人やあなたの「本当の顔」2

月の位置するハウスで読むあの人やあなたの「本当の顔」2
今回は、月の位置するハウスで読むあなたの感情的特性で見てきた第4ハウスまでより、一段階進んだハウスと月の関係性について見ていきましょう。

■第5ハウスの月の性質について

<第5ハウスの意味>
第5ハウスは、端的に言うと「娯楽と創造」のハウスです。社会的な評価等に関わりなく、とにかく自分が楽しめる分野での創造的な活動を示します。
第5ハウスはエンターテイメント、スポーツ、芸能、芸術、音楽、恋愛のハウスなどと呼ばれますが、それはこれらのことを楽しいと感じる人が多いからです。
あくまでも自分にとって楽しいと感じることでなければならないので、例えば恋愛に興味のない人にとっては恋愛のハウスとはなりません。
趣味でも仕事でも、自分の気分が盛り上がる事柄を示します。仕事が大好きな人、仕事が自分にとっての娯楽になるような人であれば、このハウスは仕事のハウスにだってなるのです。
またこのハウスは、「子供」の意味もあります。子供に関する事柄、自分が手塩にかけてなにかを産み出していくようなイメージです。とはいえ妊娠に繋がるとは限りません。創作活動などの何かを作り出す活動を示すことも多々あります。

<第5ハウスに月がある影響>
そんな第5ハウスに月がある場合、その人は創造的な行為や娯楽活動をすることが、何よりも心が落ち着く行為ということになります。娯楽活動は誰でも癒されるのではないかと思うかもしれませんが、この「落ち着く」というのは日々の癒しというよりも、精神的に追い詰められているときに自分を落ち着けてくれるものということです。切羽詰まっているときには娯楽どころではない人もいますが、第5ハウスに月がある人は、そんなときに娯楽や創作活動によって心の安定を得ることができる人です。仕事としては、娯楽産業や芸術活動などに適性があります。
また、月は素の自分を示すものであり、第5ハウスに月がある人は、意識しなくても日常の中に娯楽を見つけることがうまい人です。いつまでも子供のように何でもないことを楽しめたり、またギャンブル運が良いとも言われています。
反面、変化や不安定さを示す月が「楽しみ」を示す第5ハウスにあることで、飽きっぽく趣味や好きなものがころころ変わるという欠点もあります。恋愛がその人にとっての楽しいことである場合は、恋愛相手を次々に変えるような形で出ることもあります。

■第6ハウスの月の性質について

■第6ハウスの月の性質について
<第6ハウスの意味>
第6ハウスは労働、生活習慣、健康状態などを示すハウスです。第6ハウスは勤め人としての仕事を示すハウスであり、会社に要求されたことをこなしていくことがテーマとなっていくハウスです。仕事に関連するハウスは、他にキャリアや天職を示す第10ハウス、仕事によって得る賃金を示す第2ハウスがありますが、第6ハウスは奉仕的、作業的な仕事を指すものであり、自分自身の意思で仕事を創造していくというよりは、社会的な要請に応えるための修行や訓練にあたる仕事を指すことになります。

<第6ハウスに月がある影響>
第6ハウスに月がある人は、誰かに奉仕をすること、地道に仕事をすることで心が落ち着く傾向があります。公務員などの公の仕事、誰かのために貢献できる仕事で心の充足を得ることができるでしょう。第6ハウスに月がある人にとって、誰かに貢献できるということは何よりも自分自身を満たしてくれる、生き甲斐とも言える要素です。やりがい、生き甲斐を感じられる仕事であるかどうかが、ストレスなく働けるかどうかの分かれ目になります。仕事で社会貢献や奉仕の気持ちが満たされない場合、趣味やボランティアで誰かのために活動をしようとする人も多いことでしょう。
まめに働くことが好きで、仕事をしていることで安心感を得るため、他の惑星との関係性によってはワーカーホリックになることもあります。
しかし、感情の変化が健康状態に出やすく、また元々体が丈夫ではない人が多いのも、第6ハウスに月を持つ人の特徴です。第6ハウスは体の調子を示すハウスでもあり、このハウスに不安定さを示す月がある場合、幼い頃から病気をしがちで、体の調子の不安定さとは生涯付き合っていくことになります。仕事において神経質な面も強く、ストレスを溜め込みやすいという特性もありますので、これもまた他の惑星との関係性によっては、健康に十分注意して生活することが求められます。

■第7ハウスの月の性質について

■第7ハウスの月の性質について
<第7ハウスの意味>
第7ハウスは、結婚相手やパートナーを表すハウスです。強い結びつきを持つ配偶者やビジネスパートナーを示します。結婚運を見るときに、重要な役割を担うハウスでもあります。

<第7ハウスに月がある影響>
第7ハウスは親密な人間関係や結婚相手のハウスですから、そういった相手との関係が何よりも癒しになるタイプの人です。結婚願望の強い人も多いでしょう。他の惑星との関係性が悪くなければ、配偶者に恵まれ良好な結婚生活が送れますが、逆に他の惑星との関係が悪ければ、結婚運、パートナー運に浮き沈みが激しく、相手の裏切りに遇うような場合もあり得ます。相手の気持ちにナイーブになりすぎて心が不安定になりやすい人でもあるので、注意が必要です。

次回は、第8ハウス以降に月が入室している場合の性質についてお話ししましょう。