整体院はどこでもいいわけじゃない!自分の体のために正しい知識を持とう

整体院はどこでもいいわけじゃない!自分の体のために正しい知識を持とう

仕事が忙しくて、肩や首がコリコリ気味の方、辛いですよね。
体を動かさず運動もしないと、どうしても慢性化してしまいます。
そんな時に、街にある整体院の看板が目に留まりませんか?
最近、とても増えている気がします。
私も股関節が痛くて利用したことがありますが・・・。
さまざまな整体院やマッサージなどがあって、体験したくても躊躇してしまいますよね。
でも実はこの業界、ピンキリなんですよ。
キリに施術されて余計に酷くなったなんてことのないよう、体験談も含めてここで詳しく説明します。

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【近所の整体院に行ってみた】

十数年前に軽い椎間板ヘルニアになった私は、慢性的に左股関節に痛みがありました。
鈍い痛みなので、気にしなければいいけど、何とかしたいなと思っていたとき、近所に整体院ができました。
保険対象なので、興味もあり入ってみました。
そこはまず受付を済ませると、器具による部分マッサージを4つくらいします。
患部にパットを貼っての低周波、足をすっぽり包む足マッサージ、腰ベルトの振動マッサージ。
仰向けでの全身振動(これは気持よかった)などを経てから、いよいよ技師によるベッドでの施術。
どこが痛いか、いつからでどのくらいかなど、聞きながらやっていきます。
椎間板ヘルニアであることと、股関節の慢性的な痛みを説明すると、ほぐしながら足の付け根をぐるぐる。
一応両足をして、うつぶせになり、腰や肩や首などを揉んでいきました。
すっきりして施術後はとても気持ちよかったのですが・・・。
何度か行きましたが、改善されなかったんです、残念ながら。
というか、余計なことが多い気がしました。
肝心なところがよくならなければ意味がないですよね。
結局は、家ヨガで股関節を時間を掛けてほぐしていって、何とか違和感は取れました。
これをずっと続けていたら、どれだけお金がかかっていたか。
というわけで、私の体験として、整体も効果が得られないということがわかった次第です。

 

【どうして整体院が増えているのか】

整体院がどうして増えているか、気もなったのでいろいろ調べてみました。
すると、ある事実がみえてきたんです。

整体師の仕事は、東洋医学を取り入れ、筋肉をほぐしたり、骨格の矯正などの施術をすることで、体を整えます。
そして整体師は民間資格で、整体学校やスクールで学ぶだけでなれてしまいます。
問題になっているのが、その幅です。
中には通信教育で取れてしまい、施術の経験もないままでやっている人もいるのです。
整体院は開院するのも安易で、どちらかといえば、実際にやって経験を積んでいくのが実情のようです。
それって怖くありませんか、でも本当のことです。
肩を揉むとか、腰をマッサージするくらいならいいですが、首のコリなんかどうされるかわかりません。
整体院でも対患者を想定しての施術実習を行って、資格を与えている整体師もいますが、それは実際に行って施術されて判断するしかありません。

今、体の不調を訴える人が増えているため、整体院が増え、学校に行けば資格が取れる整体師が急増しているのです。
また、カイロプラクティックも同様に通信講座や専門の学校で短期で取得できるので、技術面では実際に施術されないとどの程度できるか、わかりません。
同列で看板を出しているのは、一緒に学べる学校が多いからです。

 

【本当に体を思うなら】

体を整える仕事として、国家資格を得なければできない仕事がちゃんとあります。

1.あん摩マッサージ指圧師

体の歪みや不調を、撫でる・揉む・叩くなどで人体の変調を改善する施術を治療として行えることができます。
器具を一切使わず、体で施術します。
養成学校や施設で3~4年間学んだあと、国家試験を受けて合格した者だけがこう呼ばれ、病院や施設などで働くだけでなく、開業の許可を得れば独立もできます。
あらゆる点で、一番信頼がおけますし、安心して任せられます。

2.柔道整復師

接骨院で主に施術をし、骨折・脱臼・ねんざ・挫傷・打撲などの運動面での損傷を整復する技師のことをいいます。
柔道などでの負傷を手技療法で治癒に導くことを柔道整復術といい、それができることが条件になり、学校で学んだあとは国家試験を受けて合格する必要があります。
主に、接骨院などで働き、電気治療や運動療法なども施しながらマッサージを行います。
本当にけがをして治療が必要な場合は施術を受けますが、一般的なマッサージとは異なります。

3.針灸師

針師と灸師の両方の資格を持ち、外傷でなく、針や灸などで自然治癒力を高め、症状を改善することが目的とされています。
原因がわからない体の疲労感とか、美容関係で肌荒れを改善させたり、ホルモンバランスを整えたりできます。
こちらも養成学校や施設で3~4年間学んだあと、国家試験を受けて合格した者だけが施術できます。
別々に資格を取らなければなりませんが、あん摩を含め3つ資格をもっている技師の方もいるようです。