夏のマナー講座~アラサー女子、おもたせを考えるの巻(ページ2)

勝手に始める夏のマナー講座の時間です、こんにちは。
今回取り上げるのは、おもたせ。
そういえば、昔はおもたせなんていう言葉、使いませんでしたよね?
今では、手土産のことをおもたせと呼び、なんだかちょっぴりオシャレな雰囲気を醸し出しています。
では皆さん、どんなおもたせを持っていっていますか?
今回は、アラサー女子が身に着けておきたいおもたせのマナーについてお教えします。

 

おもたせのマナー①誰に贈るの?

おもたせのマナー①誰に贈るの?
一つ目に考えたいおもたせのマナーは、そのおもたせを誰に贈るのかということ。
当たり前の疑問のように思うかもしれませんが、意外に落とし穴があるものです。
近しい人へのおもたせであれば、その人の好みにあったものを選びましょう。
辛党の人に話題のスイーツを贈っても、あまり喜ばれませんし、キッズが集まるパーティーに塩辛の詰め合わせを持っていっても、みんな???となってしまいます。
おもたせを選ぶ際は、贈る相手の食生活や習慣を思い起こしてみることが大切ですね。
もしも相手の好みが分からない場合は、万人受けする一品を選びましょう。
筆者のオススメは、甘い味としょっぱい味の両方が入ったおせんべいの詰め合わせです。
歯の悪い年配の方がいる場合を除いて、甘党でも辛党でも、大人でも子どもでも食べられるおせんべいなら、大抵の場合、相手に喜んでもらえますよ。

 

おもたせのマナー②何人いるの?

おもたせのマナー②何人いるの?

二つ目に考えたいおもたせのマナーは、おもたせを渡す相手が何人なのかということ。
これまた当たり前のように思うかもしれませんが、実際に失敗談もチラホラ……。
“4人家族だと思って、4個入りのケーキを持っていったら、実は夏休みの間、姪っ子が長期滞在していた”“先方の会社の営業部は8人だと思っていたら、実は先月から新人2人が入っていて、お菓子が足りなかった”なんていう経験を持っている人も多いはずです。
おもたせを用意する際は、相手が何人なのかをしっかりと確認すると同時に、人数分きっかりではなく、可能であれば少し多めに用意するのがベター。
購入する数に迷ったら、“足りないよりは余る方が良い”ということを思い出してくださいね。

 

おもたせのマナー③いつ食べるの?

おもたせのマナー③いつ食べるの?
おもたせを持っていくシーンはさまざま。
取引先の会社に持っていく場合と、自分が参加するホームパーティーに持っていく場合では、おもたせの選び方が大きく変わってきます。
それは、そのおもたせをいつ食べるかということに関係アリ!
贈ってすぐ食べることが想定される場合は生菓子を用意することも可能ですが、いつ食べるのか分からない場合は、少なくとも1週間以上賞味期限のあるものをセレクトしましょう。
特に企業などにおもたせを持っていく場合は、出張に行っている人がいるかもしれないということを前提に、長めの賞味期限のものを選ぶのがベスト!

おもたせのマナー④どこで食べるの?

おもたせのマナー④どこで食べるの?
いつ食べるのかと同時に、おもたせ選びのポイントになるのが、そのおもたせをどこで食べるのかということです。
先ほどの例をもう一度考えてみましょう。
取引先の会社へのおもたせは、多くの場合、職場で仕事中にそのおもたせを食べることになりますよね?
ということは、個包装であることが絶対条件ですし、ナイフで切り分けたり、わざわざスプーンやフォークが必要になったりする食べ物よりも、袋から出してすぐに食べられるものが喜ばれるでしょう。
逆に、ホームパーティーへのおもたせで、その場ですぐに食べることが分かっているのであれば、話題のホールケーキやロールケーキなど、ひと手間必要なスイーツでもOK。
とはいえ、スイーツ類をおもたせにする場合は、贈る相手の手間にならないよう、カトラリーを同封してもらうことをお忘れなく!

 

おもたせのマナー⑤手作りはアリ?

おもたせのマナー⑤手作りはアリ?
最後に考えるマナーは、アラサー女子がおもたせとして手作りのスイーツや料理を贈ることはアリなのかどうか。
その答えは微妙なところです……。
一つ目のキーポイントは、味にどれくらい自信があるかということ。
正直に言って、よっぽど美味しいという自信がある場合を除いて、手作りのおもたせは控えた方が良いでしょう。
二つ目のキーポイントは、誰に贈るのかということ。
とても親しい間柄の人へのおもたせであれば、手作りの品も喜ばれるかもしれませんが、距離のある相手や仕事上の付き合いの相手には、相手が却って気を使ってしまう可能性があるので、手作りのおもたせはNGでしょう。

いかがでしたか?
今回は夏のマナー講座と題し、アラサー女子のおもたせのマナーについて考えてみました。
何かと贈り物をすることの多いアラサー女子の皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。