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ホワイトデーが始まった国はどこだか知っていますか?バレンタインデーのお返しとして、男性が女性に贈り物をするホワイトデー。今回はホワイトデーが始まった国や、外国のホワイトデー事情をご紹介していきます。併せて、バレンタインデー事情もチェックしていきましょう!
ホワイトデーが始まった国は日本だった!
ホワイトデーが始まった国は、実は「日本」と言われています。
日本のホワイトデーは、1980年に全国飴菓子工業協同組合の発案から始まったイベントだったのです!
昔からの習慣として馴染んでいるような気がしますが、ホワイトデーの歴史、実は意外と浅かったんです。
当然、日本の組合が発案したものですから、ホワイトデーが始まった国は日本ということになりますね。
ホワイトデーの発祥・歴史
ホワイトデーが始まった国は日本ですが、その由来や歴史にはどんなものがあるのでしょうか?もう少し詳しく、ホワイトデーのことについてご紹介していきます。
ホワイトデーは男性から女性へ、バレンタインデーのお返しをあげる文化として知られています。ホワイトデーの発祥は「お菓子メーカーがバレンタインデーのお返しにお菓子をあげる日として設定した」「漫画のワンシーンからヒントを得てバレンタインデーのお返しにマシュマロをあげることを提案した」「全国飴菓子工業協同組合がキャンディを贈る日としてホワイトデーを決めて、広告会社と一緒にキャンペーンを行った」などがあります。
どれも、バレンタインデーに合わせて考えられたようです!
こういった歴史からホワイトデーは男性から女性へ、マシュマロやキャンディをあげる日として知られていましたが、だんだんバレンタインデーが「友チョコ」「自分チョコ」「義理チョコ」など本命チョコ以外も多様化したことから、ホワイトデーにあげる品物も自由に増えていった、というお話があります。
ホワイトデーは外国にもある?
ホワイトデーの風習が始まった国が日本ということは、海外にはホワイトデーはあるの? という疑問が浮かんできます。そう、実はホワイトデーは日本だけの習慣なんです。
一部アジア圏でも日本の影響を受け、ホワイトデーに男性から女性に贈り物をする文化の始まった国もあるようですが、それ以外の国では習慣としてのホワイトデーは無いようで、ホワイトデーに相当するようなお返しの日も特に無いようです。
なぜ海外にはホワイトデー、あるいはそれに相当するイベントが無いのかを考えてみますと、改めてお返しをする日が必要ないからではないでしょうか。
女性のプレゼントに男性がお返ししなくて良いという意味ではありませんよ。
そもそも、海外のバレンタインデーは女性が男性にチョコレートを送る日ではないからです。
ほとんどの国では、バレンタインデーは男性が女性に向けてプレゼントをしたり、愛を伝えたりする日として認識されています。日本とは逆ですね。
そういった事情から、ホワイトデーのように男性が改めて女性にお返しをするイベントは必要ないので、海外には広まらないのでしょう。
ホワイトデーが始まった国・日本ではバレンタインとセットで考えられていますが、海外ではそうではないのが意外ですね。
バレンタインデーが始まった国はどこ?海外のバレンタイン事情!
ここで、海外のバレンタイン事情にも少し触れてみましょう。
バレンタインは元々ローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日だと言われています。
欧米ではバレンタインは女性から男性に何かを送るという決まりはないようです。男女関係なく好きな人にプレゼントを送って思いを伝える日という認識みたいですね。
アメリカでは男性が女性に思いを伝える日。チョコレートと決まっているわけではなく、カードや花束、アクセサリー、ジュエリーなど贈り物の種類も実にさまざま。
イタリアやフランスでは男性から女性に薔薇の花を贈る習慣があるようです。また、イタリアや台湾では、男性から女性にプロポーズをする日でもあるのだとか。
他にも花を贈る国は多く、中国やベトナムでも男性が女性に薔薇やいろいろな花を贈ったりするそうです。
イギリスのバレンタインデーはちょっと変わっていて、男性が女性にカードを贈って愛の告白をするのだそうです。でも贈り主の名前は書かないんですって。
誰から贈られたのかわからないなんて、ちょっとエキサイティングですね。
ドイツでは、付き合っているカップルや夫婦が行うイベントだそうで、まだ付き合っていないのにプレゼントを贈ったりする習慣は無いようですよ。
海外のバレンタインデーは男性から女性へ
このように、欧米を始め海外では男性が主体となって行うのがバレンタインデーの実態のようです。
ですので、ホワイトデーの習慣がない外国の男性にチョコレートを送ると、相手が日本の習慣を理解していない場合は「???」となってしまうかもしれません。
女性からチョコレートなどを贈っても、相手がホワイトデーの知識が無い場合はお返しも期待できないかも。
でも、女性からのプレゼントに対してお返しなし…なんてことは、ないと思いたいですね。
ドイツのように、カップルや夫婦以外は贈る習慣の無い国もありますので、もしドイツの方にチョコレートを贈る場合は「日本のバレンタインデーは女性から男性にチョコレートを贈る日」ということを先に伝えておいたほうが良いでしょう。
ホワイトデーだけでなく義理チョコ文化が始まった国も日本!?
次に義理チョコ。今や義理チョコは、日本のバレンタインデーでは当たり前のように配られていますが、こちらも日本独特の習慣なんです。
ほとんどの国では、バレンタインデーは男性が女性に何かプレゼントしたり愛を告白したりする日なので、義理チョコが入る余地はありません!
例えば海外で男性がバレンタインデーに、複数の女性にプレゼントを贈ったりしたら大変なことになってしまいます。
「私だけを愛しているんじゃなかったの!?」と問い詰められ男性はあたふたする羽目に。
もちろん、女性が複数の男性にプレゼントを贈ることもありません。
そもそも、義理で何かを贈るという習慣自体が無いようなのです。
もちろん、日頃お世話になっている方に対し贈り物をするということはあると思いますけどね。
海外赴任などでアメリカにお住まいの女性は、義理チョコをアメリカ人の上司に贈る必要はなさそうですね。
上司が日本人というケースもあるかも知れませんが、周囲に誤解されてもいけないので贈らない方が良さそうです。
【郷に入れば郷に従え】ですね。
このように海外と日本では、バレンタインデーの習慣の違いや考え方の違いからホワイトデー・義理チョコが存在しないことがわかりました。
日本も、男性が主体となって盛り上げてくれるバレンタインデーが広まっても良さそうですよね。
付き合っているカップルは、彼氏に「海外のバレンタインデーは……」と話しながら、さりげなくおねだりしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ホワイトデーの文化が始まった国が日本だというのは意外でしたね。バレンタイン同様欧米がホワイトデーの始まった国だと思っていた方も多いのではないでしょうか?
また、ホワイトデーだけでなく義理チョコ文化が始まった国も日本だというのも驚きでした。
義理チョコ文化が始まった国である日本では、ホワイトデーもバレンタインも「お菓子を送り合う日」として認識されいて、海外とは少し違うようですね。