不倫男は奥さんを愛しているかもしれない(A子の体験3)

不倫男は奥さんを愛しているかもしれない(A子の体験3)

★A子、BARで男の身勝手さを語られる

※本稿は、「遠距離恋愛中に不倫男に口説かれてその人にアンケート調査した話と、不倫! その時彼らは何を求めているのか(A子の体験2)」の続きです。友人A子の体験を本人の許可を得、固有名詞や特定につながりかねない情報は避けて書いております。

★A子、BARで男の身勝手さを語られる

部下のA子を口説いていた既婚子持ちのS田さん、相手が悪かったのか不倫の心理を根掘り葉掘り聞かれることになりました。

途中いいかげんめんどくさくなっていたS田さんですが、理想の不倫について聞かれると、上機嫌で一気に話しだし、語り終えるとお気に入りのBARにさそってきたとの事。

A子は、お酒が入ればより核心的な事がきけるような気がして承諾することにしました。

A子: 「S田さん、やっぱ浮気心って不思議です。さっき奥さんの浮気はすごい怒るって言っていたのも矛盾に感じるし。」

S田: 「うーん確かに。でも妻の浮気を怒らないとなったら、夫婦なんて成立しないよ。そして男の浮気心もなくならないもんだよ。」

A子: 「浮気する男性も、奥さんや彼女の事は好きってことですかね?」

S田: 「人によるけど、俺は家庭大事だよ。状況はちがえど浮気や数股とかしてるやつも、全員それぞれ好きってパターンがほとんどじゃない?じゃなきゃ別れるだろうし。」

A子: 「うわぁ勝手。自分好きすぎて女は全員それほど好きじゃないって事もあり得そう・・・」

S田: 「どうなんだろうね笑・・・でも嫌いなわけは無いよ。特に結婚は生活だから、男が嫌いな女と一緒に住むなんてのは並大抵の精神じゃない気がする。」

★不倫男は自分の妻のことは信じている?!

★不倫男は自分の妻のことは信じている?!

すっかりひらきなおっている様子のS田さん。「男は不倫するもの、妻を嫌いになってるわけじゃないからOK」と言わんばかりで、私は聞いていて多少モヤモヤしました。

一方A子ちゃんはもともと不倫男を研究する気で来ているので、その身勝手さはどこから来ているのか?や、なんでそんなに妻を信じられるのか?という疑問がわいてきたとの事。

A子: 「うーん、不倫って要は恋愛したいってことなら、なぜ奥さんとしようってならないんですかね?なぜ他に向かうんでしょう?リスクをおかしてまで・・」

S田: 「えー奥さんにも向かってるよー。でもだいたい跳ね返されるかなー」

A子: 「さみしいですねー。遠距離がどーのとか言えないじゃないですかー。やっぱ時には奥さん疑っちゃうことがあるはず!」

S田: 「夫婦はねー疑い始めたらもう終わりなんだよ、だから信頼が大事。」

A子: 「ほんとに・・どの口がいってるんですか?(白目)」

このS田さんの異様なポジティブさは、もしかしたら不倫男に共通しているのでは?とA子ちゃんは語ります。

★A子、浮気男を心理的に分析してちょっと怖い

★A子、浮気男を心理的に分析してちょっと怖い

S田さんは、私達が容易にイメージする不倫のドロドロとした結末を微塵も予感していない様子です。あえて話そうとしてもめんどうな気分になってしまうようなのです。

A子ちゃんは、自覚してるからこそ怖くて直視できないのかもと思えてきたとの事。例えばバンジージャンプのように、危ないけど人気の遊びは、リスク考えだすとできません。

いざ、バンジーを飛ぶと決めた人が楽しさや爽快なイメージを固めてリスクを考えないようにするのに似ていると感じたのだとか。

遠距離の彼の浮気を防ぐには、恐怖心と虚栄心とかもカギになるかもな・とA子はつぶやきました。怖かったです。

そんな、S田さんとデートしながら遠距離彼のことしか考えてないA子ちゃん。

私はあえて、本当にデートの後S田さんと何もなかったのか?とひやかしてみました。するとA子ちゃんは、笑いながら「励ました」と回答。こんどはS田さんの悩みを聞く流れになったのだとか。こちらもまた後日書きたいと思います。