日本の風情を醸し出す和柄には、温かみのある風合いのものや、個性的な不思議な柄まで数多くありますが、それぞれには素敵な意味があり、魅力のあるものばかりです。
古(いにしえ)の人々は、それらの和柄に幸せの祈りを込めていました。
例えば、麻の葉という和柄は、麻がまっすぐにすくすく育つことから、この様子にあやかり、赤ちゃんに麻の葉文様の産着を着せるようになりました。
青海波(せいかいは)という、波のうねりを連続して描いている和柄には、平穏な波のように、人々の生活が穏やかであり続けますようにという願いが込められています。
また、矢羽根をモチーフにした矢絣(やがすり)という柄は、魔をはらうという意味があり、射た矢は戻ってこないことから、結婚の際に持たせる縁起柄ともされるようになりました。
このように、和柄には色々な意味があり、中には運命の出会いを引き寄せてくれるような縁起の良い意味を持つ柄、恋愛運、結婚運を高めてくれるパワーを宿している柄もあるのです。
現代の私たちも、そのような素敵な和柄の意味を知り、ぜひとも毎日の生活の中に取り入れて、和柄に宿っている秘められたパワーで、願望成就に役立たせたいですね。