婚活のイメージ?HATとはいったい何か【婚活コラム】

婚活のイメージ?HATとはいったい何か【婚活コラム】

婚活のイメージ?HATとはいったい何か【婚活コラム】

 

婚活のイメージとは

とある日の日本経済新聞電子版に、こんなフレーズを見つけました。

従来の婚活のイメージにあった「HAT(恥ずかしい、怪しい、高い)」

引用元:婚活にリクルート、ヤフーが参入 明るく楽しく |日本経済新聞

日経電子版は会員登録をしないと全文を見ることができないので、無料で読める冒頭の一文のみとなりますが、これだけで気になるところ。
従来の婚活イメージに3Kのような略語があったとは初めて知りました。

H…恥ずかしい
A…怪しい
T…高い

というのが、これまでの婚活のイメージらしいですね。


 

婚活のイメージ「HAT」

ネットで見ていると確かに「婚活をしていると周りに話すのは恥ずかしい」、「婚活は詐欺師やサクラがいそう。怪しい」、「婚活パーティーや結婚相談所の料金が高い」というコメントが多数。
ここから「HAT」が名付けられたのでしょうか。

あまりにも的確過ぎる名称になんとも言えませんが、あえて本当に婚活はイメージ通り「HAT」なのだろうか?と考えてみました。

婚活のイメージ「HAT」

まず、「H」…“恥ずかしい”です。

「婚活をしているのがバレたら恥ずかしい」
「婚活しているのは周りには秘密にしたい」
「婚活するのが恥ずかしい」

というのが、“恥ずかしい”に繋がっているのだと思います。
確かに婚活をしていると周りに話すのは恥ずかしいと感じますね。
結婚に焦っている、結婚願望が強いように見えるのが、恥ずかしいと思ってしまう原因かもしれません。

ただ、婚活するのが恥ずかしいというのは、あまりないのではないでしょうか。
それよりも先に、「結婚したい」という気持ちが強くあるから、婚活しようと思うのは恥ずかしくはないでしょう。

人の目を気にする場面(婚活パーティーに参加するときやお見合い時など)で、初めて婚活していると思われるのが恥ずかしいと感じるのではないでしょうか。

婚活のイメージ「HAT」-2

次に「A」…“怪しい”です。

「婚活パーティーに参加している人が怪しい」
「婚活企業って怪しい」
「こんな人が婚活しているはずがない」

疑いだしたらキリがないのが、婚活という場所。

なにせ、初めて参加する場所です。
参加企業がどういうところなのかもわからないでしょうし、どんな参加者がいるのかもわかりません。

信頼関係がゼロの状態なのですから、「怪しい」と感じるのは普通のこと。
怪しいと睨んで動かなければ婚活はできないから、警戒しつつ婚活に参加するのだと思います。

婚活のイメージ「HAT」-3

最後に「T」…“高い”です。

「婚活パーティーの参加料金が高い」
「結婚相談所の登録料が高い」
「婚活サイトでメールを送るだけでお金が取られてしまう」

何かを始めるときに、その始めるための費用を計算して高いか安いかを見、実際に動き出すかどうか決める方がいます。
そういう方は、結婚相談所には見向きもしないでしょう。高いから。

婚活パーティーの費用が高いというのは、男性の場合に多いことです。
女性の参加費用が高い場合、相手のステータスが医者であったり弁護士であったり外国人であったり、いわゆる人気者になるタイプであることが多いです。

そして、婚活サイトでメールを送るだけでお金が取られてしまうというパターン…。
これはもう、サクラサイトなので、利用しない方がいいでしょう。

費用が高いか安いかは、その中身を見て体験してからでないとわからないことが多いです。

「このサービスにこの値段は高い」
「このサービスであの値段なら納得」

そういうことになるのではないでしょうか。

基本的に女性の婚活料金は安く抑えることができます。
結婚相談所は男女同じ料金を支払うので、そういうわけにはいきませんが、婚活パーティーであれば参加料金が安い場所を選ぶことができますし、街コンよりお得な値段で多くの人と出会えます。
婚活サイトやアプリでも、女性は無料で利用することができたり、男性よりも安く利用することができたりするので、「HAT」の唯一「T」だけは当てはまらないでしょう。


 

HATを乗り越えろ

HATを乗り越えろ

日経電子版の記事では、なにやら「恥ずかしい」「怪しい」「高い」を払拭した婚活サービスの提供と書いてありますが、これはまず難しいのではないかなと思います。

まず、恥ずかしいというのは個人の感覚です。
形態が変わって「相席バー」「相席居酒屋」など出てきても、そこが婚活の場だと意識すれば「私は婚活をしている」と感じて恥ずかしいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

怪しいという点は「有名企業だから怪しくない」と感じるならば、婚活業界も頭打ちですね。
新しく婚活業界へ乗り出す企業が現れるのも、難しくなるのではないでしょうか。
これまで別の業界でネームバリューをあげた企業だからこそ、払拭できる点。

ちなみに婚活に乗り出したリクルートが提携している企業はネットではたびたび「怪しい」というコメントを見かけたものです。
それが「リクルートが運営するなら怪しくない」と感じるのも、また微妙な話ですね。

最後に、高いという点。
女性に限った話で言えば、婚活パーティーの参加料金が高いということはほぼありません。
男性側の方が支払いを高く設定されているので、女性の方が料金が高いという場合は男性の参加条件が人気が高いもの(医師や自衛官など)になっていることが多いです。

結婚相談所でいえば、サービスの違いもあるので料金が高く設定されているのも仕方ないのかもしれません。

これを安くしても、サービスの質の不安が残ります。
安かろう悪かろうでは、参加者にとって意義のあるものにはなりません。

「高いから嫌」ではなく、「悪質なサービスに高い料金を払わないようにする」という意識が大切です。