冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その10

冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その10

おはようございます。志方弥公です。
とうとう、10までいきましたね! でもまだまだ続くんです(笑)

さて、次は……ゾンビの夢です! 意外にもゾンビの夢を見る方が多いです。
私も何度も見た事があります。

とある廃墟でうろついていたら、人の気配? みたいなものを感じて、物陰に隠れて様子を窺っていたら、大量のゾンビがだーっとこちらに向かってきたので、慌てて逃げまくっている夢でした。
舞台は廃病院だったと思います。
すでに上の階をうろついていたので、逃げるに逃げられない状態でしたね。
このような恐怖感は夢の中だと分かっていても怖いもんは怖いです……。

 

テーマがオカルト、スピリチュアル系統ですので、どうしても怖いものばっかりになりますね(笑)
次はゾンビが出てくる夢の鑑定例を紹介します。

ゾンビは、「不要な過去」や「記憶の象徴」です。老廃物といったら分かりやすいですね。死体も同様に、「過去の遺物」です。

まずは鑑定例とコメントを紹介します。

 


【夢内容】

色褪せた色彩で、明らかに生きた感じのしないゾンビっぽい(サイレントヒルの肉壁色をした)大小2匹のゾウが目の前にいて、小象だけ大きな斧の刃で頭をかち割られて死ぬ所を目撃。

印象としては大象は微動だにせず、小象は見えない何かで引きずられるように大きい象から引き離され、鳴いて嫌がるように抵抗してました。

斧が振り下ろされる際、歯の部分は見えているのに、持つ人の姿が視界に入らず。その時の私は身動きできず、声で必死で止めるように叫んでいたを覚えています。

殺されるのを止められなかった衝撃と途方もない罪悪感で目が覚めたのは初めてです。これはどのような意味を指すのでしょうか?

【鑑定結果】

象が死ぬのは、信頼を裏切られるような嫌な思いをすることを示していますが……対人関係以外には、計画の頓挫、邪魔が入ったりすることもあります。
裏切られるといっても、期待した通りのことをしてくれなかったり、とかそういう類だったりしますので、詐欺的なニュアンスとは違います。

夢主にとってはとても大事な事であっても、他の人からしたら、大したことじゃない、と軽視されたりすることもよくあるので、そういう類のものである、と頭の隅に入れて覚悟しておけばダメージは少なくて済みます。

 


【コメント】

今日まさに結果通りの出来事があり、他者からの価値観について改めて考えさせられました。けど、幾分か気持ちも楽になりました。分析していただき本当にありがとうございます。

———————————–

この鑑定例の場合は、ゾンビは「悪意のあるもの」になっちゃうんですね。本当にキーワード分類法でいくと、メチャクチャな鑑定になっちゃうんですが。こういうものだから、夢分析というのはなかなか一筋縄ではいかないことをお分かりいただけたと思います。
どうやったら分かるんですか? と聞かれても返答に窮します。膨大な知識と経験で判断しています、と言わざるを得ないです。
本当に夢に関心が強く、膨大な書籍を読む事を楽しめるのであれば、何年か続けていればこのような鑑定が出来るようになると思います。
(多分、こういう鑑定をするのは、わたしだけじゃないか、と思えてなりませんが)
あとはもう根気です。ひたすら数をこなしていき、反応を観察しまくることです。外れて失望されてもめげないことです。というより、外れる前提で分析した方が精神的に楽です。

では、次は死体が出てくる夢を紹介致します。

 冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その11→

●志方弥公執筆一覧●