大好きな彼をメロメロにしちゃおう! かたくな男子を落とす「聞き上手」作戦。

大好きな彼をメロメロにしちゃおう! かたくな男子を落とす「聞き上手」作戦。

【地雷原でダンス】

どうも、吹きすさぶ秋風のせいですっかりひきこもりがちなメガネ男子です。

外に出なければ恋のチャンスもないわけで、なるべく積極的に外出するよう心がけたいものですが、こう寒くなるとうちで丸くなりたくなってしまいます。

ああ、ダメ人間……! だれかぼくをひっ張りだしてくれないかな。

さて、今回のお題は「コミュニケーション」。むずかしいテーマですね。

上司への連絡や友人との関係も簡単ではありませんが、大好きなあの人とのやり取りは切実に大変なはず。

何しろ、ひとつ間違えて地雷を踏んでしまえば、あなたの恋はそこでアウトになってしまうかもしれないのですから!

恋愛とはそもそもコミュニケーションのゲームといえるかもしれません。いったん恋人同士になったあとならまだしも、その前のコミュニケーションはどうしても緊張感がただよいます。

そこで、以下に男子をとりこにするコミュニケーションの鉄則についてまとめてみました。

【武器は「共感」】

まず、あなたは「コミュニケーション」という言葉から何を連想するでしょうか? たぶん大半の人は「コミュニケーション=会話」と理解していると思います。

ひとが言葉を使ってやり取りする生き物である以上、これは間違えてはいません。それでは、いまあなたに対し無関心な彼に意識してもらうためにはどのような会話を展開すればいいのか。

それは「傾聴」からスタートします。よくいわれるように、聞き上手は会話上手。ひとは自分に関心を持ってくれる好意に行為を抱くものなので、無理をして面白い話をしようとする必要はないのです。まずは相手の話に誠実に耳を傾けるところから始めましょう。

その際、重要なのは、会話というゲームの主人公はあなたではない、という意識を持つこと。メインプレイヤーはあくまで彼なのです。

あなたは彼の話をさえぎらず、適切にあいづちを打ちながら、「わたしはあなたの話に興味がありますよ」というメッセージを発信しつづければ良いのです。

一般に男子は「話が面白い女子」よりも「自分の話を面白そうに聞いてくれる女子」に好意を抱きます。その時、相手のコアな部分にふれることができればしめたもの。彼は自分のコアなところに「共感」を示してくれるあなたに好意を持つことでしょう。

そう、コミュニケーションの本質とは「理解」と「共感」に尽きます。まず、相手の語る内容を的確に「理解」し、それに「共感」する(「ほんとにそうだよね」とか「わたしもそう思う」と言葉で示す)ことによって、相手に「自分は味方」と示すのです。

【孤独を癒やす妙薬】

これは成人男性だけに限らず、人間はそもそもほとんどの人が「理解」と「共感」に飢えています

だれに理解されなくてもかまわないという偏屈な人物がいないとはいい切れませんが、そういう人は絶対的少数派。普通は、どんなかたくなに見える人でも他者の理解や共感なしには生きていけません。それらなしの人生はあまりにも「孤独」だからです。

ひとはそもそも「耐えがたい孤独」を癒やすために恋をするもの。だから、「自分の孤独を癒してくれる相手」には恋愛感情を懐きやすくなります。そのためにも相手の話に的確な「共感」を示しつづけましょう。

男性の話はときに自己中心的な自慢話に陥りがちですが、それはひとつには男性たちが過酷な競争社会的の価値観を生きていて、自己アピールしなければ人生に敗北してしまうという危機感を抱えているからです

逆にいえば、相手が何かしら自慢して来たときはちょっと大げさなくらい感心してあげることが必要です。

それは子犬が「褒めて褒めて」と撫でてほしそうに近づいて来た時と同じなのだと考えましょう! 男子の自尊心をくすぐってあげることができる女子は無条件でモテます。

常に「この人は、自分の何を認めて欲しがっているか」と考える姿勢でいることが大切でしょう。

もちろん、気のない男の退屈な自慢話を聞きつづける必要はありませんが、大好きな人に対してはそれくらいできますよね?

キーは「共感」。ひとは、そして過酷な日々を送る社会人男子は特に、自分に対するシンパシーを求める生き物だということを忘れないでください。

【最後に注意】

ここで注意をひとつ。多くの男性は女性の会話は非合理的でとりとめがないという印象を持っています。これは男性が会話を情報伝達の手段と考えがちなのに対し、女性が会話という行為そのものに快楽を見いだしている場合が多いから。

したがって、女性のまとまりがない会話にうんざりしている男性は少なくないものです。女性からしてみれば、男性は会話能力が低いように感じられてしまうかもしれませんが、それはあくまで個性の違いにもとづくすれ違い。

普段のあなたがどうであるかにもよりますが、男性と話す時は、ちょっと抑え気味くらいで接するほうが良いかもしれません。

好意を持っている彼と楽しくオシャベリしたいことはわかりますが、ここは一歩ひいて、相手の話に耳を傾けることによって、彼に「この子はちょっと違うぞ」と思ってもらいましょう。

もちろん、恋愛が進展していくプロセスでは、あなたの話を聞いてもらいたい局面も出て来るでしょう。しかし、初めはそこをぐっと我慢して、相手の話を聞き出すことに集中してください。

男なんて簡単なものなので、ただそれだけで「この子はいい子だな」と思い込んでしまいます。男子の思考は基本的にシンプル。そこまで表裏がないのです。

相手が楽しそうに話をしている時は、ほほえましく見つめることにしましょう。そうすれば相手も「この子との話は何だか楽しいな」と思ってくれるに違いありません。それが恋のスタートになるかも。

最後にくり返しますが、「理解」と「共感」にもとづく「傾聴」は、あらゆるコミュニケーションの基本にして奥義です。聞き上手の女子はそれはもう無条件にモテるので、その技を磨きましょう。

もちろん、あなたが聞き上手だからといって自分の話ばかり延々と続けて来る男性は困りものですが、そこらへんを正確に見極めるためにも、まずは相手の土俵で話を続けることが大切です。

わたしはこんなに魅力的なのだという「自己主張」は控えめにして、相手を中心に会話を展開するのです。そうすれば、相手が誠実な人柄なら、次はあなたの話を聞いてくれるはず。

そうやって会話は進んで行きます。そのキャッチボールこそがコミュニケーション。人間の、人間たるあかしそのものです。