パレートの法則をご存知でしょうか?成功は全体の一部の割合が生み出しているという理論です。
経済学のひとつでもあるこのパレートの法則、実は恋愛や実生活にも応用可能な法則なんです・・!
■ パレートの法則って何?
イタリアの経済学者、ヴィルフレド・パレートが発見した法則で、全体の数値の大部分は構成している一部の数値が生み出しているというものです。
この割合が【2:8】といわれています。ニハチの法則や2:8の法則と呼ばれることもあります。
パレートの法則を語る時、例として用いられるのが「働き蟻」です。
働き蟻のイメージはどんなイメージがありますか?
どの蟻も同じように女王蟻のためにせっせと働き、巣穴と餌を仕入れに行く往復の毎日・・・そんなイメージを持っているのではないでしょうか?
ところが働き蟻は集団のうち、わずか20%の蟻が80%の餌を巣穴に運び入れているということが実験で判明しているのです。
集団の80%の蟻は怠けものなのです。そしてこの20%のとてもよく働く蟻を集めて最強の働き蟻集団を作ってみても、同じように20%の蟻だけが80%の餌を巣穴に運んでいくといいます。
逆に、最初の働かない80%の集団を集めてみると、同じように20%の蟻だけが働くようになると言われています。
■ 2割が成功を生む?
蟻の世界だけではなくこの法則は色々な場面で応用されています。
① 会社全体2割の営業マンが全体の売り上げ8割を上げている
② お店をやっている場合、2割の常連がお店の8割の売り上げに貢献している
など、様々な分野で少数派が大勢の結果や報酬をもたらす、「2:8のパレートの法則」が応用されているといわれています。
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■ 2:8の法則を実際に使ってみましょう!
実際にこの法則をどんなことで活用していけるのか、ご紹介していきます。
① 何か問題が起きた時、「問題解決」への道筋を立てやすくなる
仕事でも人間関係でも、生きていれば何らかのトラブルが起きてしまう時があります。
そんな時は誰でも焦ってしまいますが、焦るほど問題解決までの道から遠ざかってしまいます。
ここは冷静に2:8の法則を思い出してみましょう。トラブルの原因を見直した時、2割部分を直すことで8割の問題が解決されていきます。
一度に問題解決させようと全体を見てしまいがちですが、何から手を付けて良いのかわからなくなって・・と、負のループにはまってしまいます。
落ち着いて2割の問題を掘り下げて解決していくという癖をつけると、問題解決への道筋を立てやすくなります。
② 仕事を効率化に活用する
仕事を完璧にこなそうとすると時間がかかりすぎたり、ストレスが溜まってしまう原因になります。
全体の80%に力を注いで20%は力を抜いてみるという方法を使うことで、効率よく仕事を回していくことに役立てることが出来ます。
③ 人間関係の見直しに
誰とでも100%全力で付き合うのはとても疲れてしまいますよね。
自分を支えてくれている人を見直してみると、全体の約2割の人だということに気がつくことが出来ます。
誰にでも同じように接することは良いことですが、その中でも特に大切にする人を見極めることもにも2:8の法則を活用してみましょう!
④ 恋愛にも応用しよう!
理想の相手だと思って付き合ったら何だか違う・・こんな風に思っていたのに・・など、恋の相手に完璧を求めると終わりが早くきてしまったり自分自身も何だか疲れてしまいます。
2:8の法則出番です!良いところの20%に目を向けてみましょう。
相手と自分の良いところ20%に目を向けることでマイナスポイントをカバーすることが出来たり、二人の間に起こる良い部分に目が向けられるようになっていきます。
■ おわりに
パレートの法則はどんなことにも応用が利く法則です。
この法則を活用することで、大切なことを見極めることが出来るようになります。
人生は思う程長くありません。限られた時間の中で自分にとって大切なことを見極めながら有意義な時間を過ごしていきませんか?
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