火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その3

火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その3

火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その3
「火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その2」では、火星がしし座から天秤座にある場合の好みのタイプの男性について見ていきました。

火星とは情熱の星です。ホロスコープを使っての相性占いには太陽と月、金星と火星を用いますが、太陽と月が結婚相性、金星がフィーリングを含んだ愛情を意味します。ですから、この3つの星だけだと、相性自体は良くても情熱に結びつかない場合があります。友達としては申し分ないのに異性として惹かれないパターンがありますが、それは火星が介入していない可能性が高いのです。
ですから、男女がお互いを異性として意識するには火星の影響が必要となります。特に女性にとっては相手のことを異性として魅力的に思えるかどうかは非常に重要な問題でしょう。

例えば、男性の金星と女性の火星が同じ星座であったり、相性の良いエレメントである場合は、性的な相性が良く、身体の相性は抜群でしょう。心と心を通わせ合う以前に、先に体の関係から入ってしまったり、お互いに一目ぼれで、あっという間に男女の関係になってしまう可能性が高いと言えます。性格の相性は太陽と月を見なければわかりませんが、金星と火星の相性がいい場合は、とにかく異性として魅力的に感じます。
また、女性の太陽と男性の火星が同じ星座であったり、相性の良いエレメントである場合は、男性が女性に対して性的な感情を抱きやすい関係です。火星は元々攻撃性を持つ星であり、古くは凶星とされてきた星ですから、他の星との関係性が良くない場合、男性の性的欲求が暴力となって表に出る場合もありますので、注意が必要となります。特に、男性の火星と男性自身の金星や月、男性の火星と女性の金星や月が90度のスクエアや180度のオポジションの関係性にある場合は気を付けた方が良いでしょう。逆にそうでない場合は、男性が女性をセクシーに感じるということですから、発展しやすい関係性です。
更に、女性の月が男性の火星が同じ星座であったり、相性の良いエレメントである場合は、男性が女性の感情や女性的な部分に介入してくる配置となり、女性は男性に翻弄されがちになります。火星だけでなく、愛情を表す金星や、生き方を表す太陽などとも良い配置になることが、愛し愛される関係性になるために必要なことだと言えます。

■火星の位置で見る好みの男性像~さそり座からやぎ座~

■火星の位置で見る好みの男性像~さそり座からやぎ座~
火星の入っている星座による好みの男性像について、今回はさそり座からやぎ座について見ていきましょう。

火星がさそり座の好みのタイプ

さそり座の支配性は冥王星で、冥王星は「徹底的」「綿密」「極端」といった性質を持つ星です。火星がさそり座にある女性は、徹底した信念を持つ男性です。自分が正しいと信じたことには執念深いと言えるほどの情熱を燃やして取り組む人に魅力を感じます。一見温厚に見えても、怒らせると怖いタイプです。実直なタイプが好きで、軽薄な男性を嫌います。火星がさそり座にある女性は、徹底した情熱を傾けなければその愛に意味はないと考えるのです。
そのため、火星がさそり座にある女性は、自分の元を離れる相手には容赦しません。相手に徹底的にのめりこむ性格であり、またどんなに一見柔和に見えても心の奥底では支配的な性格を持っているのです。

火星がいて座の好みのタイプ

いて座に火星がある女性は、チャレンジ精神が旺盛で、冒険心に富んだ男性を好みます。活動的で行動的で、スポーツマンタイプの男性です。自分の気持ちに正直で、愛情表現もまっすぐ。いて座も牡羊座やしし座と同じ火の星座ですが、牡羊座がやる気にあふれた若手実業家、しし座が情熱ある王様だとすれば、いて座はさわやかな営業マン。女性にとって尊敬できるような、スケールの大きな夢を持ち、自分の中に確固とした哲学も持っているタイプです。行動はやや大雑把で慎重さに欠け、軽率さから敵をつくることもありますが、持ち前の明るさでカバ押していくような人が好きでしょう。
また、旅行好きで、フットワークが軽く、時には海外にも行くような男性だと、より魅力的に感じるでしょう。

火星がやぎ座の好みのタイプ

やぎ座は土星を支配星に持つ星です。土星は権威、義務、実直さを示す星であり、そんな土星の支配下にあるやぎ座に火星がある女性は、仕事のできる男性が好みです。そしてそのことをきちんと周囲に認められている男性が好きなので、自然と社会的地位の高い、高収入の男性を好む傾向になります。
集団意識の発達した、まじめで野心のある、人生経験が豊かなかなり年上の男性に惹かれやすい傾向がありますので、他の惑星との関係性が悪い場合は不倫に陥る可能性もありますが、そうでなければ元々の性質が堅実で慎重であり、自分の意思をコントロールすることに喜びを覚える性格なため、自分にとって不利益になる関係性は好みません。相手が自分の人生にとってプラスになると思う相手だからこそ、やぎ座火星の女性は好きになるのです。

次回は、水瓶座以降について見ていきましょう。