人見知りを誰よりも可愛く「自分の強み」にするヒント

人見知りを誰よりも可愛く「自分の強み」にするヒント

人見知りを誰よりも可愛く「自分の強み」にするヒント

「人見知りは、はやくなおしておいたほうがいいよ」
小さい頃から何度もこう注意されるも、なかなか人見知りが治らないという方もいるかもしれません。
けれど、よく考えてみると人見知りって本当に「いけないこと」なのでしょうか。物事にはなんでもよい面とそうではない面の2つがあります。ですから人見知りな性格で困っているという人の場合は、目の前の人や事柄に対して不安や心配を抱きやすかったり、恥ずかしくなってしまったりしてしまう傾向があります。その反面、人見知りをしてしまう人は几帳面な性格で、いつでも仕事を丁寧にこなす傾向もあります。

そう、人見知りという性格を逆手に取ることができれば、思いがけず役に立てることがあるんです。そこで今回は、コンプレックスだと感じる人も多い人見知りを誰よりも可愛く「自分の強み」にするヒントをシェアします。

 

「コミュ力が高い人」に見せる方法

ここではまず、人見知りな性格の人が相手との距離を縮めるヒントについてシェアします。たとえば商談や会議、転職試験などの面接の際。自分と相手のお互いとも人見知りだった場合には、会話が思うように弾まなくて焦ってしまうことがあるかもしれません。

そのような時にはまず、「スモールトーク(小さな雑談)」でその場の空気を温めてみましょう。たとえあなた自身が世間話をすることが苦手であったとしても、ちょっとしたスモールトークによって「あなたのことに関心があります」というプラスのメッセージを相手に送ることができます。肝心のスモールトークのテーマですが、一般的には相手の身につけているファッションアイテムなどを「そのネクタイ、素敵ですね。」「新しい靴ですか? かっこいいですね」などと、サラッと褒めることがおすすめです。

もしくは、ハズレがないのは今日の天気について。「今日も蒸し暑くて、嫌になっちゃいますね」「はやく毎晩暑くて寝苦しいんですよ〜」などと、世代や性別にかかわらず同じ話題を共有することができるはずです。

ただし、人見知りのあなたがせっかく勇気を出したとしても時には「スモールトークが外れてしまうことがある」ということもわきまえておきましょう。もしかすると、相手の反応がイマイチだったということがあるかもしれません。もしくは、あなたのほうが相手の話題に乗りきれないという場合もあるかもしれません。

もし、相手のトークテーマについての知識がまったくないのであれば、「教えてください」と話を広げることで、場の雰囲気が和やかになるはずですよ。

 

「ほどよい緊張感」を持つとうまくいく

人見知りな性格の人に必ずつきまとうと言っても過言でないのが緊張感ではないでしょうか。けれど、その緊張感をうまく味方につけることができると、仕事の精度だけではなく、クオリティーまで高められるようになります。

けれども、あまりにも緊張感だけが大きくなってしまうと、心の中が不安で押しつぶされてしまうので注意が必要です。けれども、「本当にこれで大丈夫なのかな」と、あれこれ考えすぎてしまうと作業効率は必然的に低下してしまいます。ですから、時には「ここまで準備をする必要はない」と、割りきった考え方も必要になります。

特にビジネスシーンにおいては、「100点満点の成果物」を出すことが必須かもしれません。けれど、どれだけ頑張ったとしてもミスをするときはあります。だったら、初めから「100点満点の成果物を出さなくちゃいけない」と必要以上に負荷をかけるのではなく、「このくらいでもいいよね」という8割主義を目指してみてはどうでしょうか。

「ほどよい緊張感」を持つとうまくいく

「人見知りな私にしかない強み」を見つける

最後に、「人見知りな性格だからこそ」といえるような強みについてシェアします。

仕事やプライベートにかかわらず、人間関係においてコミュニケーション能力はとてもプライオリティーの高い能力のひとつです。けれど、明るく人懐っこい性格だからといって、全員から好かれるというわけではありません。人によっては、明るく人懐っこい性格は「チャラい」という印象を受けることがあるからです。もしくは、コミュニケーション能力が高くて周囲から慕われていたとしても、あらゆることに対して手を抜いているようであれば信頼を得ることはむずかしいでしょう。

 

そう、人間関係においてはある程度の繊細さも必要になってくるはずです。ですからこの世界に住んでいるすべての人が話し上手や世渡り上手である必要なんてありません。そして、人見知りな性格の人は、そのような世渡り上手な彼らに嫉妬する必要もありません。「人見知り」だというと、なんだかものすごくネガティブな意味合いを持ったものに聞こえてしまいますが、(仮にあなたが人見知りだったとしても)悲観することはありません。

「たしかに私は人見知りかもしれない。けれど、こういう性格だからこそ、慎重に物事を進められることができる」などと、ポジティブに捉えることもできるのではないでしょうか。