ツァイガルニク効果とは?ツァイガルニク効果を使った恋愛テクニック

ツァイガルニク効果とは?ツァイガルニク効果を使った恋愛テクニック

ツァイガルニク効果を知っていますか?心理学の「ツァイガルニク効果」を使えば、好きな相手に強い印象を残して恋愛がうまくいくかもしれませんよ。好きな人が出来たら、誰もが恋愛成就させたいと願うものですよね。今回はそんなツァイガルニク効果とは何なのか、ツァイガルニク効果を使った恋愛テクニックについてご紹介していきます。

ツァイガルニク効果とは?

ツァイガルニク効果とは?
ドイツの心理学者、クルト・レヴィン博士が提唱したツァイガルニク効果。これは、【人は達成できた出来事よりも途中で終わってしまった未完のものに対し強い記憶や印象を持つ】ということです。
例えば、テレビでもツァイガルニク効果は使われています。
「続きはCMの後で!」という場面をよく目にしますが、これがツァイガルニク効果を使った心理テクニックです。未完にさせることで「続きが気になる」という人の心理を擽り、チャンネルを変えさせないようにする効果があります。
若くして亡くなってしまった有名人が人の記憶に強く残ったり、世界遺産のサグラダファミリアも、未完成だからこそ人々は魅了されるのです。これらもツァイガルニク効果のひとつといえます。
人間は未完成のモノへ惹かれる性質をもっているのです。
このツァイガルニク効果を恋愛に応用させることで、効果的に恋を成就させる方法をご紹介していきます。

ツァイガルニク効果を使った恋愛テクニック

続いてはツァイガルニク効果を使った恋愛テクニックを紹介します。未完成のモノへ惹かれる性質を利用することで、気になる相手を落とすことができるかもしれませんよ。ぜひチェックしてくださいね。

すべてをさらけ出さない

すべてをさらけ出さない
好きな人には自分のすべてを知ってもらいたいと思うものですが、あえてすべてをさらけ出さないことが大切です。
早めに相手のことをすべて知ってしまうと、それだけで相手に対する興味がなくなってしまいますよね。もっと知りたいと思わせ続けることで、相手の関心をずっと自分に向けさせることができるのです。
付き合う前は特に自分のことをぺらぺらと話さず、ミステリアスさを演出させましょう。さらに付き合うことが出来てもミステリアスな部分を持つことで、相手の興味を自分へ向け続けることが出来ますよ。

デートしても早めに切り上げる

デートしても早めに切り上げる
付き合う前のデート。好きな人とは出来るだけ長い時間一緒にいたいものですが、早めに切り上げることで「もっと一緒にいたかった」と相手に思ってもらうことが出来ます。
「あそこにも一緒に行きたかったのに」「ここのご飯を食べてもらいたかったのに」とデートを「未完成」のままで終わりにすることで、次につなげることができるのです。
ずっと一緒にいたいという気持ちがあっても、あえてデートは早めに切り上げてみるのもツァイガルニク効果をつかった恋愛テクニックなのです。

LINEやメールは時間を少し置いてから返信する

LINEやメールは時間を少し置いてから返信する
大好きな人からのLINEやメールは早めに返信したいところですが、ここでツァイガルニク効果を有効的にするためには、返事は少し遅らせましょう。とくにLINEの既読スルーはタイミングを間違わなければ、ツァイガルニク効果を存分に活用できます。既読されたのに返信が来ない=未完の状態 という心理が相手の気持ちの中で働き、あなたの返事を心待ちするようになります。

過去の恋愛が忘れられないのはツァイガルニク効果によるもの?

過去の恋愛が忘れられないのはツァイガルニク効果によるもの?
元カレが忘れられない、昔好きだった人がどうしても忘れられないという気持ちも、このツァイガルニク効果が心理的に働いているといえます。
特に振られたという恋愛に関して、ツァイガルニク効果は大きく働きます。
あの人とこのまま付き合っていたらこうなっていたかもしれない、など過去の幻想に囚われてしまい、
今大切にしなければいけないことへ目を向けることが出来なくなったりしてしまう可能性があります。
相手の関心を引くことに関してツァイガルニク効果はメリットをもたらしますが、自分がかかってしまうと正しい選択を見誤ってしまうリスクがあるのです。
過去へ戻ることは出来ません。
ツァイガルニク効果をあらかじめ知っておけば、自分を見つめなおし囚われていること気がつくことができます。そして今すべきことへ目を向けて陥ってしまった罠から抜け出し、正しい選択をすることが出来るようになっていきます。

ツァイガルニク効果は仕事にも適用できる!

ツァイガルニク効果は仕事にも適用できる!

ツァイガルニク効果は恋愛テクニックだけでなく仕事にも適応することができます。

休憩はキリがいいタイミング?中途半端なタイミング?

例えば仕事や勉強の途中で休憩することがありますよね。そのときに「ここまで終わらせたら休憩しよう」「キリがいいところでやめよう」と考える人が多いのではないでしょうか?
実はキリのいいタイミングで終わらせるよりも中途半端なところで終わらせたほうが、ツァイガルニク効果が働くため、再開したときに興味や関心が持続して取り組めるのです。

ツァイガルニク効果でストレスが溜まることも

確かに中途半端なところで作業を終えて休憩すると、再開したときに興味を持って取り掛かれる分作業効率が上がるかもしれません。しかし、ツァイガルニク効果はストレスが溜まる原因になることも。
テレビで「答えはCMのあと!」が続くとイライラしますよね。「答えを知りたいけど…なんかムカつく」という状態が繰り返されるとストレスが溜まります。
仕事でもきちんと終わってないところで「また明日やろう」と思うと、家に帰ってからもずっと中途半端に終えた仕事が気になってしまい、きちんと休めなくなってしまいます。
ツァイガルニク効果を使って仕事の作業効率を上げることができるかもしれませんが、時と場合によって使い分けることが大切なのかもしれませんね。

おわりに

ツァイガルニク効果についてご紹介しました。
人は達成できなかったことに思いを馳せ、まだ間に合うかも…獲得したい!という心理が働かせます。
それらを恋愛に応用することで恋愛を成就させたり、自分を見つめなおして過去の恋から抜け出し、新しい未来を歩くことが可能となります。
ツァイガルニク効果を上手につかって、楽しい恋をしませんか?
あなたの毎日がしあわせなものでありますように☆彡