誰かに愛されること、自分の存在が必要とされていると感じられることは、とても嬉しいことです。……けれど、つねにパートナーがいるという安心感やステータスを「幸せ」と勘違いしていまっていることはありませんか?
「振られるのが怖いから」「寂しがりやだから、とりあえず好きだと思ってくれる人といる」など、自分の好きなことや考えなどを犠牲にしているような関係ならば、ひとりになって自分の好きなことをとことん追求した方が、かえって幸せになれるかもしれません。
そこで今回は、自分の好きなことに没頭すると運命が現れる理由についてシェアします。
1:自分らしさをとり戻すことができる
「本当はそこまで好きじゃないけれど、彼が好きっていうからあのバンドの曲を聴いている」など、彼好みな女性になろうと一生懸命努力を重ねている女性がいます。本当は、もっと女の子らしいフェミニンなスタイルが好きだけれど、彼好みな女性でいたいから、カジュアルな服装ばかりしているという女性もいます。
けれど、はじめは彼に気に入ってもらおうという簡単な理由で始めたことだとしても、自分を偽っていることと変わりないはず。
次第に、パートナー色に染まりきってしまうと、「自分らしさ」が完全にかき消されてしまうことだってあるかもしれません。
ひとりになって、自分自身の長所だけではなく、短所もそのまま受け入れてあげる。そして、自分自身を偽ることをやめる。そのような期間を経ることで、自然と「偽りのないありのままの私を受け入れてくれる人」に惹かれていくようになるはずです。
2:本当に好きなものを大切にできる
パートナーと2人きりで過ごす時間と自分の好きなこと自由にすることは、なかなか両立させるのが難しいもの。中には、「そんなことない!私はうまくやっている!」という人もいるかもしれませんが、実際のところはシングルでいる方が自分の好きなことに集中できるものではないかと思います。
私の場合なら、ひとりで美術館に行って「美しいもの」を鑑賞することが好きです。こればかりは、パートナーとデートで行くよりも、ひとりで作品を一つひとつ丁寧に眺めたいと思っています。
ひとりの時間を定期的に持つようにすると、自分の「本当に好きなこと」が見えてきます。そうすると次第に、「私は誰といればそれを手放さずにいられるか」を考えるようになっていきます。そのような期間を経ることで、「本当に好きなこと」をシェアできる相手と出会えるかもしれません。
3:本当の「幸せ」に気がつくことができる
住むところがあって、好きなものが食べられて、年に1度は海外旅行に出かけられることを「幸せ」と思う人がいるかも知れません。けれど、それは幸福感というよりも安定感というものではないでしょうか。
人は誰だって安心感や安定感を大切にしたいと考えてしまうもの。正社員としてオフィスワークから離れることができない人が多いのもまた、この理由があるのかもしれません。
このように、恋人がいる状態こそが幸せだと思い込んでいる人もいるかもしれません。けれども、ひとりで過ごす時間を経ることで「幸福感を感じられるから」一緒にいるのか、それとも「ひとりは不安だから」一緒にいるのかがわかるようになるのです。
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