【ダイエット】成功しない原因は睡眠不足にあった! 睡眠時間とホルモンの関係

【ダイエット】成功しない原因は睡眠不足にあった! 睡眠時間とホルモンの関係

運動をしていても、食事制限をしていても、なぜか痩せない!とお悩みの方、その原因は睡眠不足にあるかもしれません。
夜、どのくらい睡眠を取っていますか? 日によって睡眠時間の長さが違うということはありませんか?
睡眠不足はダイエットの大敵です。今回は、ダイエットと睡眠不足の関係についてお伝えしていきたいと思います。

 

1 ダイエットしているのに痩せない!

1 ダイエットしているのに痩せない!運動や食事制限、置き換え…ダイエットにもいろいろありますが、頑張っているのになかなかやせないということ、ありますよね。
ダイエットを成功させるには、実はきちんと睡眠を取ることが大切なのです。

睡眠時間が短いと痩せにくい体になってしまい、どんなにダイエットを頑張っても痩せないどころか逆に太ってしまう可能性があります。
心当たりがある!という方、今すぐ生活習慣を改善する必要がありそうですよ。


アメリカの名門コロンビア大学が約1万8000人対象に調べた研究では、平均睡眠時間が7時間のグループを基準にして、6時間だと23%、5時間だと50%、そして4時間以下だと73%も肥満になる確率が高くなる、という結果が出ました。つまり、(4~7時間の睡眠時間においては)睡眠時間が短ければ短いほど、肥満になるということになります。
引用 4時間と7時間睡眠、どっちが太る? -日経ウーマンオンライン

2 ダイエットのカギを握るのはホルモン

2 ダイエットのカギを握るのはホルモンでは、なぜ睡眠時間が短いと肥満になりやすいのでしょうか。

夜遅くまで起きていると、夕食後にもかかわらずお腹がすいてしまい食べてしまうから、という理由もありますが、それだけではありません。寝る前に食べるのを(または夜食を)我慢したとしても、ホルモンのせいで太りやすく痩せにくい体になってしまうのです。

人の体にはいろんなホルモンが分泌されて、バランスを取り合っています。ところが、睡眠不足に陥ると、これらのホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスの乱れが美容の大敵なのはご存じの方も多いと思いますが、ダイエットが成功しない理由もまた、ホルモンバランスが大きく関係しているのです。

 

3 ダイエットに関わるホルモン

・食欲を抑えるホルモン【レプチン】

レプチンは脂肪細胞から出るホルモンで、食欲を調整する働きをします。このレプチン、お腹がいっぱいになると脳の視床下部に満腹であることを知らせ、食欲を抑制するように働きかけるのです。

ところが、睡眠時間が短いとレプチンの分泌量が減ってしまいます。つまり、睡眠が足りている人に対して、睡眠不足の人はレプチンの血中濃度が少ないのです。レプチンが減ってしまうと食欲の抑制が効かなくなり、痩せるどころか太りやすい体になってしまいます。

・食欲を増進させる【グレリン】

グレリンは、胃から分泌されるホルモンです。お腹が減ってエネルギーが必要になると、脳の視床下部にある食欲中枢に空腹であることを知らせる役割をします。

睡眠不足になると、グレリンの血中濃度が高くなってしまいます。すると、グレリンの作用により食欲が増進してしまい、お腹がすいている訳でもないのに、食べたいという欲求が高まってしまいます。

・ 基礎代謝と関係の深い【成長ホルモン】

基礎代謝が高いと痩せやすく、低いと痩せにくいというのはご存じの方も多いでしょう。この基礎代謝の量を左右するのが成長ホルモンです。
成長ホルモンは、成長期をピークにだんだん減ってしまうものなのですが、これを維持するためにも睡眠の質が大切になってくるのです。

成長ホルモンの分泌は、深い睡眠と大きく関わっています。人は一晩の内に、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)を交互に繰り返しているのですが、成長ホルモンはこのうち最初のノンレム睡眠時に最も多く分泌されます。成長ホルモンが分泌されないと基礎代謝が減少するため痩せにくくなってしまうのです。

・ 睡眠中もエネルギーを代謝する【コルチゾール】

人の体は寝ている間にも活動しています。つまり、睡眠中にもエネルギーが必要だということになります。ところが、眠っている間は食事からエネルギーを補給することができません。

そこで、体内に蓄えられたブドウ糖や脂肪をエネルギーに変える必要が出てくるのです。この働きをしてくれるホルモンがコルチゾールです。睡眠時間が足りないとコルチゾールの分泌が減ってしまい、その結果体内の脂肪が消費されなくなるために太りやすくなるのです。

成長ホルモンがノンレム睡眠中に分泌されるのに対し、コルチゾールはレム睡眠中に分泌され、特に明け方から起床後の30~60分間に多く分泌されます。

4 良質な睡眠で痩せやすい体を作りましょう

4 良質な睡眠で痩せやすい体を作りましょう睡眠不足だと食欲が増進してしまう…一見関係が無さそうですが、夜間の睡眠は日中の食欲にも関係しています。しっかりと眠ることで必要なホルモンを分泌させ、食べ過ぎを防ぎ太りにくく痩せやすい体を作りましょう。

良質な睡眠は、ダイエットには欠かせません。ダイエットをしているのに痩せないという方は、ぜひ睡眠を見直してみてくださいね。