愛の力で磨かれた?! 4月の誕生石ダイヤモンドの物語

愛の力で磨かれた?! 4月の誕生石ダイヤモンドの物語

◆4月の誕生石はダイヤモンド

◆4月の誕生石はダイヤモンド4月の誕生石はダイヤモンドです。誰もが魅了される世界一美しい宝石であり、どの物質よりも硬い物質としても有名です。
石言葉は永遠の愛、清浄無垢、純愛であることから、エンゲージリングに使われる石としても定番です。
ダイヤモンドに現在のような美しいカットが施されるようになったのは、15世紀にさかのぼります。それまでは原石の状態で水晶などに近い歪な姿をしていました。硬い物資のため加工することが不可能と思われていたのです。

それでも角度によっては清らかな光を放つダイヤモンドは純粋さを表す神聖な宝石とされていました。

 

◆世界一硬い石を恋人のために磨いた職人

◆世界一硬い石を恋人のために磨いた職人加工することが不可能とされていたダイヤモンドですが、1475年にベルギー人の若いダイヤモンド職人ルドウィグ・ヴァン・ベルケムはその研磨に挑戦することになりました。
「ダイヤモンドが磨けたら、娘を嫁にやる」そんな約束を、雇い主としたのがきっかけといわれています。
なんともロマンチックな話ですが、それは簡単なことではありせんでした。本来物質はより硬いものでないとキズをつけることもできません。それ以上に硬いもがないダイヤモンドは仮にダイヤモンド同士を擦り合わせても研磨は出来ないのです。
しかしベルケムは、試行錯誤の末、ダイヤモンドの結晶は方向によって硬さに違いがあるということを発見しました。
ダイヤモンドをつかって軟らかい方向から研磨すれば、世界一硬い物質も研磨することができたのです。

ベルケムはみごと主人の娘と結婚し、一流の宝石師としても活躍したといわれています。

 

◆ダイヤモンドのランクを決める4C

◆ダイヤモンドのランクを決める4Cべルケムによる研磨法の発見から、様々なカットの方法が考案されました。より効率的に光を取り込み美しく輝く方法が研究され、現在のような人々を魅了する芸術へと昇華していったのですね。

ダイヤモンドはCut(カット:研磨の仕方)、Color(カラー:色)、Carat(カラット:大きさ)、Clarity(クラリティ:透明度)の4Cで評価されます。

この4Cを兼ね備えたものほど、高価で良いダイヤモンドとされています。