見直してみたい固形石鹸の魅力!ふんわり優しい香りにサッパリとした洗い上がり(ページ2)

見直してみたい固形石鹸の魅力!ふんわり優しい香りにサッパリとした洗い上がり

【石鹸の香り】という言葉から何を連想しますか? 湯上がりのほのかな香り、男性の好きな女性の香り、昔懐かしい香り、清楚な香り…など、フレグランスとはまた違った魅力を持っているのが石鹸の香りではないでしょうか。

今ではハンドソープ・ボディソープが主流になりましたが、少し前々は固形石鹸を使う家庭も多かったのです。
すっかり影の存在になってしまった感じのある固形石鹸ですが、改めて見直してみると良いところもたくさんあるんですよ。今回は、そんな固形石鹸の魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

石鹸・ボディソープはバスタイムの必需品

石鹸・ボディソープはバスタイムの必需品
お風呂で石鹸の類いは使わない、という少数派の方を除くと、今も昔も石鹸・ボディソープはバスタイムの必需品ですよね。

【子どもの頃から家で使っていたのが固形石鹸だったから今でも使っている】という方もいれば、【家にあったのは固形石鹸だったけどいろいろな香りを楽しめるボディソープが好きなのでボディソープ派】、という方もいらっしゃるでしょう。

固形石鹸にもボディソープにもそれぞれの魅力があるので、どちらを使うかは習慣や好みで別れているようですね。

 

ギフトの代名詞だった固形石鹸

ギフトの代名詞だった固形石鹸
昔は石鹸といえば固形でした。石鹸はギフトとしての人気も高く、日常的に洗面所やバスルームで最も良く使われていたものです。それがボディソープの時代になるにつれ、固形石鹸の需要は少なくなってしまいました。

今では店頭で目につくのはボディソープばかり。固形石鹸は、隅の方に追いやられてしまっています。
昔使っていたあの石鹸は…と探してみると既に製造終了というものもあり、石鹸愛好者の方にとってはさみしい限りではないでしょうか。

固形石鹸、一度使うと意外とハマってしまいます

固形石鹸、一度使うと意外とハマってしまいます
そんな固形石鹸ですが、すっかり廃れてしまったという訳ではありません。昔からある【花王ホワイト】や牛のマークが目印の【牛乳石鹸】、植物生まれの【植物物語】、桃の葉エキス配合の【ナイーブ】、モイスチャークリームが1/4も配合されている【ダヴ】など、まだまだ健在の商品もあるんですよ。

他にもラッシュやボディショップ、ロクシタンなどオシャレで高価な固形石鹸も人気がありますが、そちらについてはまたの機会に譲るとして、今回は昔ながらの白い家庭用の石鹸に注目していきたいと思います。

固形石鹸の魅力

固形石鹸の魅力

・ふんわりとした泡立ち

きめ細かな優しい泡立ちと、昔ながらの素朴で清潔感のある香りが特徴。しっかりとした泡を作るには、手のひらやネットでよく泡立てる必要があります。ボディソープを使い慣れた方だと、手間がかかるため面倒に思われるかもしれません。でもしっかりと泡立てれば、ボディソープに負けないくらいもっちりとした感触を楽しめますよ。

・安価で長持ち

固形石鹸のほとんどは安価で長持ちです。ソープディッシュ1つあれば済むので、場所を取らないのも良いところ。でも、ソープディッシュに水が溜まったままだと早く溶けてしまうので、使い終わったら水を切っておくようにしましょう。

・石鹸素地の割合が多い

成分表示の見方ですが、最初に表示されている物ほど多く含まれており、後になるほどその成分は少なくなります。例えば、成分表示でいちばん最初に【石鹸素地】と表示されていれば、その製品は石鹸素地、つまり石鹸が多く使われているということになります。固形石鹸は、ほぼ石鹸素地がいちばん上に表示されています。
中には脂肪酸ナトリウムと表示されているものもありますが、これ石鹸素地の原料ですから同じと考えて良いでしょう。

固形石鹸は、植物油脂や動物油脂の脂肪酸と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させて『脂肪酸ナトリウム(脂肪酸Na)』が出来、水酸化カリウム(苛性カリ)を入れると『脂肪酸カリウム(脂肪酸K)』が出来ます。脂肪酸Kは、水溶性の高いジェル状ですが、水を加えて液体にすることができます。この出来上がった脂肪酸Naや脂肪酸Kのことを『石鹸素地』 と呼びます。これが『せっけん』です。

引用 無添加石鹸専門屋 本物の無添加石鹸とは

・添加物が少ない

固形石鹸の大きな魅力は添加物が少ないこと。
石鹸素地・水分・グリセリンと表示されている物は、純石鹸に分類されます。(グリセリンは石けんの製造過程で自然に発生する成分です)
これ以外にステアリン酸やエタノール、香料などの他の成分を加えた物は化粧石鹸に分類されます。

固形石鹸に比べると、ボディソープの成分表示のほとんどは、まず水が最初です。他にもラウレス硫酸○○やラウリル硫酸○○など石鹸以外の成分も多く含まれています。ボディソープに含まれる成分には、実にいろいろな種類がありますが、知らずに使っているこれらの成分は肌への刺激が強すぎる、環境に良くないなどのマイナス面もあることは確かです。

 

顔も洗える固形石鹸

顔も洗える固形石鹸

固形石鹸は体を洗うだけではありません。石鹸素地100%の純石鹸や、スクワランなどの保湿成分が配合された化粧石鹸は洗顔にも使う事ができます。成分にこだわりたい方や肌の弱い方、アトピーの方にはおすすめです。

固形石鹸は洗顔フォームに比べると、洗い上がりがキュッときしむ感じがします。洗顔フォームのしっとり感に慣れてしまうと、つっぱる感じがするので潤いまで取り去ってしまったかのように思えますが、これは肌の汚れが落ちている証拠です。洗顔後は、普段通りのスキンケアをしましょう。

まとめ

固形石けんの魅力をお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 一度使ってみると、以外な魅力にハマってしまうという方もたくさんいるんですよ。
体に優しい固形石けん、ぜひ試してみてくださいね。