【肌のかゆみ・粉ふき・乾燥】その肌トラブルの原因、花粉かもしれません!

【肌のかゆみ・粉ふき・乾燥】その肌トラブルの原因、花粉かもしれません!

冬から春にかけての肌トラブルでお悩みの皆さん、どんな症状がありますか? かゆみ、粉ふき、乾燥など、原因不明のトラブルはありませんか? 実はその原因は、花粉にあるかも知れないのです。
今回は、花粉が元で起こる肌のトラブルについてお話していきましょう。

お肌のかゆみやかさつきは乾燥だけが原因ではありません

ただでさえ乾燥しがちな冬。お肌も乾燥してパサついたりしていませんか? 肌トラブルの原因はいくつもありますが、その中の1つに花粉症皮膚炎というものがあります。

お肌のかゆみやかさつきは乾燥だけが原因ではありません

花粉症皮膚炎という言葉、あまり聞き慣れないという方も多いかもしれませんね。どんな症状かというと、肌荒れやかゆみ・赤みなどが主な症状になります。スギ花粉が飛び始める2月頃から症状が出始めて、花粉の時期が終わる頃になると皮膚の症状も落ち着いてくようです。

この花粉症皮膚炎は、花粉症を患っていない方にも出る症状なので、花粉症じゃないから花粉症皮膚炎になるはずはないと思ったらそれは大間違いなんです。

花粉症皮膚炎は、花粉によって肌が赤くなったり、かゆくなったりする“炎症”の症状が出てしまうことを言います。鼻や目のかゆみが出ず、花粉症という自覚がない人でも、花粉が原因で肌が荒れることがあります。

引用  皮膚科医に聞く! 「花粉症皮膚炎」の症状と対策法

今は花粉症を発症していなくても、冬から春にかけて皮膚トラブルが起こるという方は花粉症皮膚炎の可能性があります。

 

花粉症皮膚炎はどうしてなるの?

なぜ花粉症ではない方も花粉症皮膚炎に罹ってしまうのでしょうか。

スギ花粉皮膚炎は赤ちゃんを除いて、幼児から高齢者まで、様々な年齢の方におこりますが、20代から50代の方に多く、性別では圧倒的に女性の方に多くおこります。ちょうどスギ花粉が飛ぶ時期は、空気が乾燥していることと、女性の場合はめもとの化粧や化粧落としでまぶたの皮膚のバリアーがさらにこわれてしまっていることがきっかけになっているようです。

引用 スギ花粉皮膚炎 -2月になるとまぶたがカサカサしませんか-

体は服で覆われているけれど、顔は普段から露出していますよね。顔は体の中で一番外気に触れる部分なので、無防備に冷たい風や花粉に晒されてしまっているのです。特に、まぶたや口の周りなど皮膚の薄い部分は影響を受けやすいため、カサカサになり赤くなったりかゆくなったりしてしまうのです。
また、花粉症ではないのに花粉症皮膚炎のような症状がある方は、アレルギー素因を持っているため、今後花粉症になる可能性が非常に高いと言えます。

花粉症皮膚炎はどうしてなるの?

特に女性がなりやすいという花粉症皮膚炎。
メイクや洗顔など、男性に比べると顔が摩擦を受ける頻度は女性の方が高いため、肌も傷つきやすい状態にあると言えます。
メイク落としシートなどは、肌が強い摩擦を受けてしまうため、乾燥する季節になっても使い続けていると、さらに肌を傷めてしまいます。出先などで、どうしても手軽にメイクを落としたいという状況でない限り、使うのは避けた方が良いでしょう。

花粉症皮膚炎かもしれないと思ったらどんな対策をとれば良い?

花粉をあまりつけないようにすることが大切です。マスクをつける、帽子を深く被る、眼鏡をかけるなど、顔を外気に晒さないようにしましょう。
また、花粉は空気の流れと共に舞い上がる性質があります。家に帰って玄関でコートを脱いでも、コートに付着していた花粉が舞い上がり顔や手についてしまいます。花粉のついたコートや上着は玄関に入る前に外で払い落としておきましょう。

花粉を落とさないまま家に入ってしまうと、家の中が花粉だらけになってしまいます。自分だけが注意してもあまり意味がないので、家族にも花粉を家に持ち込まないようにしてもらいたいものですね。

ポイントは洗顔と保湿です

ポイントは洗顔と保湿です
洗顔のしすぎは肌の乾燥をさらに悪化させてしまいます。夜にしっかりメイクを落とし洗顔をしたら、朝の洗顔はぬるま湯で洗い流すだけで大丈夫です。肌が乾燥しているのに、朝も洗顔料でしっかり洗ってしまうと肌に負担がかかってしまいます。

顔を洗った後は、しっかりと保湿するようにしましょう。かさつきが気になる部分は特に念入りに。
幸い、花粉症皮膚炎の症状が重症化することはあまりないようです。
花粉をなるべくつけないように注意し、肌の保湿をしっかりとしていればだんだん良くなっていくでしょう。

あまりにもかゆみやかさつきが強い場合は皮膚科を受診しましょう

もし、かゆみが強く、肌がボロボロになってしまっている方は、皮膚科を受診して適切なお薬を処方してもらうと良いでしょう。
場合によってはステロイドを塗ることもあると思いますが、ステロイドは処方されたとおりに使用すれば怖がる必要はありません。勝手に途中でやめてしまうと悪化してしまうこともあるため、医師の指示に従って使用するようにしてくださいね。